アイリス
(韓国KBS 2009年10月14日から12月17日)

演出:キム・ギュテ、ヤン・ユノ
脚本:キム・ヒョンジュン、チョ・ギュウォン、キム・ジェウン

http://www.tbs.co.jp/iris2010/


第1話 今夜、世界が涙する空前スケールのスパイドラマ決定版!敵は、
国か友か愛する人か?アジアの最新最高傑作韓国最高視聴率39%

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ハンガリーに於いて、NSS国家安全局のキム・ヒョンジュンは
副局長のペク・サンから単独任務を告げられ、北朝鮮人民委員
長のユン・ソンチョル殺害を指示される。
北朝鮮護衛部のソンファやパク・チョリョンが見張る中、ソン
チョルはハンガリーの要人と接見。その時を狙ってヒョンジュン
は彼を狙撃する。しかし脱出する際に脇腹を打たれ、負傷した
体で何とか逃げる。任務の成功を伝え救助を求めるが、規則を
守れとして単独での脱出を求められる。隠れ家にいるところを
チョリョンら北朝鮮護衛部に見つかり・・・

1年前、ヒョンジュンは特殊訓練に通いながらも大学で受講して
いた。そこで政治学の授業中、チェ・スンヒの姿が目に留まる。
互いにケネディ暗殺や湾岸戦争に於ける討論を重ねる中、
ヒョンジュンは一目で気に入り彼女をお茶に誘う。酒ならば
つきあっても良いとするスンヒと、"爆弾酒"で乾杯する。
ヒョンジュンは彼女にアピールするために、自分には生まれ持
った才能があるとして、見た物を記憶しておける形状記憶的
能力を見せる。しかし"爆弾酒"を飲み交わしているウチに、
ヒョンジュンは酔いつぶれ、気がついたときには彼女の姿がな
かった。

一方ヒョンジュンとは特殊訓練で無二の仲間であるチン・サウ。
互いに戦闘能力に長け、ヒョンジュンとはライバル関係にあった。
ヒョンジュンが最近語っていた美女が目の前から消えて落ち込
んで居ることを知ったサウは、深夜施設を抜けだし飲みに行こう
と誘う。

クラブで飲み交わし、イム・ミスクと友達をナンパするが、
トイレでぶつかった男性が仲間を引き連れやってきたことを
知って二人は逃げる。ヒョンジュンは上手く逃げることが出来た
が、サウは周りを囲まれてしまうが、"自称殺人兵器"のサウ
はなんとか切り抜ける。
しかし翌日深夜に抜けだしたことを知られ懲罰を受ける。

そんな中、或る夜。上官に連れられる。タダならぬ雰囲気を
感じるヒョンジュン。施設に行くと説明もなく着替えさせられ
る。するとサウの悲鳴が辺りに鳴り響く。ヒョンジュンも手足
を縛られるとTTXを投与され呼吸困難の状況に陥る。更に
ペントタールを投与され精神錯乱するかに思えたが、ヒョンジ
ュンは手足を縛っていた拘束具を力で外し、監視していた兵士
や医師達を倒してサウを助けに行く。しかし拳銃を持った
ソンシクによって掴まってしまう。

しかし事情を聞くと祖国の平和を守る組織・NSSの入団資格を
試す通過儀礼の一つだったという。見事二人は合格した事を
告げ、国家は君たちを選抜した事を告げ、十分な資質がある
と判断したが、拒否することも出来るという。よく考えてNSS
で働くかどうか決めて欲しいと言われる。

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韓国ドラマらしからぬスタイリッシュな映像

韓国ドラマというと、どの時代でも共通するテーマ性を主軸に
置いているためか、全体の構成としては古くさいネタで有ったり
カメラワークに於いても落ち着いた表現である分、古くささ
を感じる事があるけど、これは今までのドラマとはちょっと
違う毛色。
ただ恋愛描写、男女の三角関係は似たようなもので、結局
展開が進んでいく毎に"いつもの韓国ドラマの構図"になって
いくんだろうけどね。

知っている顔が沢山。

北朝鮮側の人間には、「ホテリアー」のハン・テジュン役
チェ・ジウと共演した「新貴公子」のヨンナム役のキム・スンウ。

ハッカー役の女性に「ベートーベン・ウイルス」でイドゥン役
を演じたジュニ。
科学捜査官の居眠りおじさんは、「アクシデントカップル」の
ユン局長、「太陽の女」チャン会長。

キム・テヒは米倉涼子に似てない?

角度によって目元が米倉涼子にしか見えない時がある。
今は日韓共通する化粧感が有るのでその関係かも知れない。

上に書いたジュニさんは正直、蒼井そらさんにしか見えない。
最近ツイッターで日中友好した記事が掲載されたけどね。
そういえば最近日本の芸能人の方は結構中国語の翻訳ソフト
を使ってメッセージを書く人が居るな。

韓国ドラマらしいバディシステムの卓越さ

韓国ドラマというと"三銃士"として男性2人、女性1人の構図
で展開されることが多いけれど、この男性2人の関係性が
良い感じの関係として描かれるために、三角関係が面白く
盛り上がるんだよね。ただ正直、サウは如何にも命を落とす為に
居るって気がするんだが・・・

ヒョンジュンの特殊能力

見た物を一瞬で記憶してしまう人物が登場するというのは
時々ドラマで見掛ける。
砕けたシーンでその能力を示す所が面白い表現の仕方だ。

"爆弾酒"の文化

韓国では問題になっている部分も有るのにこういうドラマで
取り上げてしまう所が凄い。なんでもチャンポンしてしまう
韓国らしいところではある。
産経新聞ソウル支局長・黒田勝弘に「ぐちゃぐちゃになった
正体不明のものを、暴飲暴食する」と皮肉られてしまうではな
いか。

なんとヤマモトタカシ役に白竜さん

元々在日の二世の方だけど、Vシネマではよく見掛ける方だよね。
在日の方でも韓国語が話せない方が多いけど、白竜さんはまだ
二世の方なので韓国語が話せるのかな。

これ以外にも美山加恋ちゃんとか、笛木優子さんがクレジット
されているね。

イマイマ説明部分なところも多いドラマ

日本の放送枠の関係なのか、元々舌足らずな韓国ドラマの特徴
なのか、ヒョンジュンが何故軍隊にいながら学校に通うのか
意味不明だ。


韓国に衛星システムが有るのか?

韓国は気象衛星システムを最近打ち上げたけれど、それまでは
日本の気象衛星から情報を受け取って国内の天気を予測して
いた。韓国では天気予報が当たらないという事が悩みの種で
よく新聞にも取り上げられていたのだけど、NSSは高感度の
衛星を持っているな。



キム・ヒョンジュン …… イ・ビョンホン (NSS国家安全局)
チェ・スンヒ …… キム・テヒ (NSS国家安全局)
チン・サウ …… チョン・ジュノ (NSS国家安全局)

ペク・サン …… キム・ヨンチョル (NSS国家安全局・副局長)
パク・サンヒョン …… ユン・ジェムン (NSS国家安全局・室長)
オ・ヒョンギュ …… ユン・ジュサン (科学捜査室・室長)
ヤン・ミジョン …… ジュニ (NSS国家安全局・ハッカー)
ファン・テソン …… キム・デジン (NSS国家安全局)
ヤン・ジョンイン …… キム・ヘジン
オ・ソンシク …… キル・グムソン (NSS国家安全局)

パク・チョリョン …… キム・スンウ (北朝鮮護衛部)
キム・ソンファ …… キム・ソヨン (北朝鮮護衛部)
ビック …… チェ・スンヒョンT.O.P (敵)

チョ・ミョンホ …… イ・ジョンギル (大統領候補)
チョン大尉 …… チョ・ハンチョル (特殊部隊教官)
ヤマモト・タカシ …… 白竜 (日本人テロリスト)
シン・ユソプ …… チェ・ジョンニョル (大学教授)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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