アイリス
(韓国KBS 2009年10月14日から12月17日)

演出:キム・ギュテ、ヤン・ユノ
脚本:キム・ヒョンジュン、チョ・ギュウォン、キム・ジェウン

http://www.tbs.co.jp/iris2010/


第2話 秋田へ-雪に誓った永遠の愛

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演説の際にミョンホ大統領を間一髪助けたNSSのヒョンジュン
とサウは青瓦台に呼び出される。待合室で待つ中、ヒョンジュン
は壁にある絵を見て何かに気がつく。過去に自分はここに来た
事があるのではないか?ふと、両親が亡くなったときの事を
思いだし、ここに来ていることを実感する。
官邸の広報企画官・ホン・スジンが二人を呼びに来て、いよいよ
大統領のミョンホと秘書室長のチョン・ヒョンジュンと逢うこと
になる。大統領は助けてくれた事に感謝し、二人は国家情報院
の所属なのか?と尋ねるが、自分たちは国家安全局(NSS)の人間
だという。しかしNSSの存在を大統領は知らず、ヒョンジュン
が説明することになる。
1976年に創設。当時安保を担っていた中央情報部と国軍機務司
令部にはCIAに雇われた二重スパイが紛れ込んでいた為に設立
された事。
パク・チョンヒ元大統領は核開発を計画しており、その為に
アメリカの目が届かない組織が必要だったという。国家安保を
極秘に行うためにロシアの衛星を一基借りて、アメリカも
日本も把握していない組織を作っていたという。

ヒョンジュンはスンヒと待ち合わせて居酒屋へ。
ヒョンジュンが大統領で逢う時に相当ビビッていたとサウに
聞いてからかうスンヒ。明日暇ならば何処かに行こうとスンヒ
を誘う。

翌日ヒョンジュンが連れていったのは、自分が育って施設だった。
7歳から中学生の時までここに居たというヒョンジュン。その
前のことを知るために神父に逢う。神父はヒョンジュンに逢うと
彼をミカエルと呼ぶ。ヒョンジュンは神父にどうして私がここ
に来たのか、両親はどんな人なのか尋ねる。まるで記憶喪失
の様に思い出せないのだというヒョンジュン。神父は当時市の
職員が連れてきたので記録類は何も残っていない事を告げる。
しかし神父はヒョンジュンが来て過去を探っていたことを、
NSSの副局長・ペン・サンに報告する。

ペク・サンは大統領に呼び出しを受け、今でもNSSは必要な組織
なのか尋ねる。我々は大統領の命令ならばどんな危険な任務で
も遂行するという。大統領はNSSが当時核開発を主導していた
事を知り、技術はどれ程だったのか尋ねる。ペクはアメリカに
潔白を証明する為に核技術は破棄され解体したことを告げる。
しかし大統領は核製造技術は残っているはずであり、今は何処
に有るのかと尋ねると、ペクは管轄外だとして知らないことを
告げる。

一方、ヒョンジュンとサウとスンヒは今回の件で特別休暇が
与えられる事になる。サウは三人で行こうとするも、実家から
電話が鳴り、スンヒはヒョンジュンに二人で日本に旅行に行こう
と誘う。

その頃、中国の上海では北朝鮮から脱北したイルジュンが
厳重な警備の元で保護されていた。しかしビックによって居場所
がばれ、シャオワンが殺害され、護衛の者達も次々と殺害されて
いく。いよいよイルジュンも追いつめられる。ビックはイルジ
ュンが死ぬ間際にアイリス・リストの存在を問うが、持って
いないと分かると容赦なく射殺する。ビックは残すところ、
スンリョンだけだと呟く。

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大統領と核兵器

NSSは国家安全局と称して核開発していたとする事実がやや腑に
落ちない所。政府の目の届かない所で核開発していたのならば
相当な問題な行動ではないか。
大統領は今でもその研究が残っているのではないかとするけれど
今の韓国ならばそんな研究を活用しなくても核開発は十分に
可能なのではないか?
最近原子力発電所が中東に売れて、韓国が大騒ぎになっていた
からね。

核開発に関わっていたヒョンジュンの両親。

なんか殺されるときにそんな事を口にしていたような気がする。
研究員か何かなのか?それとも北朝鮮の核開発関連者だったり
して。
当初ヒョンジュンの父もNSSの職員なのかなと思っていたけど
それにしては青瓦台に過去に行った事がある辺りの設定が良く
解らない所だ。

2話でいきなり休暇!!

仕事を始めたばかりなのに、もう特別休暇とは、ちょっと展開が
早すぎないかという気がする。
サウがハンガリーで任務に就く中で、ビョン&テヒがラブラブな
デートを重ねている辺りがなんとも言えない。
ハンバリーの地で、サウがヒョンジュンの背後から迫り休暇中の
出来事を白状させるシーンが面白かった。


秋田にようこそ

日本の雪景色をまた綺麗に描いてくれた感じ。
秋田には行ったことがないのだけど、行くならばやっぱり冬
だろうね。
美山加恋ちゃんがいよいよ登場。
ビョン様見て格好良いと呟く彼女だけど、ドラマの設定上有名
人って訳ではないのだから、その行動もやや不自然か。

でも着物を着た人物を韓国ドラマで登場させる辺りは、韓国も
随分寛容になったと思う。日本のアニメなどが韓国に輸出される
際には着物を着るシーンなどはカットされるか、モザイクが
掛かる事がよくあるからね。日本の着物は韓国の子供に悪影響
を与えるものらしい。

酒場よねしろ

イ・ビョンフォンとテヒが一緒に立ち寄った居酒屋。
写真を貼っていたけど、現地に行けばまだその写真が貼ってあ
ったりするのかな。
ソンヒはヒョンジュンがプレゼントを買ってきてくれたと勘違い
するシーンが有る。時期的にはちょうどホワイトデーだったのか。
それにしては雪がよく降っていた気もする。
口渡しで飴を渡すシーンなどは、一話目の強引なキスを初めとす
るビョン氏のスタンドプレイに惚れる所なんだろうけど、
ちょっと視聴者にアピールしすぎのシーンでやや萎える。
キスの理由を君の可愛い口が悪態をつくから塞いだんだそうな。


北朝鮮の脱北者が亡命

今回2人の人物が出てきたね。この人物もまた核関係の責任者ら
しい。ネタとしてはタイムリーなものなのかな。
しかし何故にハンガリーが舞台なんだという気がするし、
日本に行ったりハンガリーに行ったりと相当金がかかっていそ
うな感じ。
カーチェイスシーンもなかなか格好良かった。
韓国ドラマの興味深い所は、見たこともない韓国車が沢山
見られることだ。今回ハンガリーの地でKIAの車に乗っていたし。

ビッグの正体は?

この人も北朝鮮護衛部のソンファとかチョリョンの仲間なのか
な。上海で脱北者を殺害するときの映像はなかなかショッキング
で上手く撮られていた。とても冷徹そうな人だね。

アイリス・リストとは??

アイリスってそもそもどういう意味なんだろうか。
まぁその辺は追々分かっていくかな。
亡命を求めていた男性から十字架のネックレスが託されたって
事でここにリストが隠されて居るんだろうね。


キム・ヒョンジュン …… イ・ビョンホン (NSS国家安全局)
チェ・スンヒ …… キム・テヒ (NSS国家安全局)
チン・サウ …… チョン・ジュノ (NSS国家安全局)

ペク・サン …… キム・ヨンチョル (NSS国家安全局・副局長)
パク・サンヒョン …… ユン・ジェムン (NSS国家安全局・室長)
オ・ヒョンギュ …… ユン・ジュサン (科学捜査室・室長)
ヤン・ミジョン …… ジュニ (NSS国家安全局・ハッカー)
ファン・テソン …… キム・デジン (NSS国家安全局)
ヤン・ジョンイン …… キム・ヘジン
オ・ソンシク …… キル・グムソン (NSS国家安全局)
ファン・ミンギュ …… ??? (NSS国家安全局・眼鏡天パー)

パク・チョリョン …… キム・スンウ (北朝鮮護衛部)
キム・ソンファ …… キム・ソヨン (北朝鮮護衛部)
ビック …… チェ・スンヒョンT.O.P (敵)

チョ・ミョンホ …… イ・ジョンギル (大統領)
ホン・スジン …… ミョン・ジヨン (官邸広報企画官)
チョン・ヒョンジュン …… チョン・ハニョン (秘書室長・眼鏡)
クォン・オヒョン …… チョン・ジョンジュン (政務首席・白髪)
ユ・ガンオ …… パク・ヨンギ (外交安保首席)

ヒョンジュンの父 …… ユン・ヒウォン (回想シーンにて)
ヒョンジュンの母 …… キム・ジュア
ゆき …… 美山加恋 (秋田の温泉宿の娘)
ラファエル神父 …… ウ・サンジョン
イルジュン …… ???
シャオワン …… ???
ホン・スンリョン …… ??? (北朝鮮労働党131指導局委員)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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