アイリス (韓国KBS 2009年10月14日から12月17日) 演出：キム・ギュテ、ヤン・ユノ 脚本：キム・ヒョンジュン、チョ・ギュウォン、キム・ジェウン http://www.tbs.co.jp/iris2010/

第13話 暴走するアイリス!ヒョンジュンとソンファを消せ!
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ヒョンジョンは目の前でアイリスと敵対している研究者のジョ
ンフンがサンとサウによって殺害されるのを目にする。
ジョンフンが最後にヒョンジュンの為にその現場のリアルタイ
ム動画を送信してきたのである。
サンはヒョンジュンの事を、今は必要があって生かしているだけ
だという。亡くなる間際に、ジョンフンは創世記9章6節を引用
してサンのしている事を非難する。
ヒョンジュンたちは急いでジョンフンの隠れ家に行くも、既に
サウたちの姿はなかった。
しかしヒョンジュンは、机の上にある聖書を手にし、先程博士
が言っていた9章6節のページを調べる。するとそこにはIDカード
と鍵が入っていた。IDにはエアハルトと書かれていた。

ソンファは動画でサンと一緒にいた人物は誰なのか尋ねる。
確かスンヒと一緒に神父の墓に来ていた人だという。ヒョンジ
ュンは彼女に全てを語る。親友であり兄弟同然の仲だった事。
しかしハンガリーで銃を突きつけられた事が今でも脳裏に焼き
付いているという。ヒョンジュンはその行為が本意ではなかっ
たハズだとし、互いに組織の命令には逆らえないという。

サンとサウは食事の席で語り合う。サンは長年の頭痛の種が
一気に解消されたと喜ぶ中、ヒョンジュンの始末をどうするのか
と尋ねるサウ。自分が始末したい事を告げるが、組織に任せて
おくよう告げる。

一方ミジョンの元に電話が鳴ると、彼女は早退する。
電話はビックからのものだった。来ちゃダメだと言ったでしょう
と告げるミジョン。二人は道ばたでキスする。

サンの元にサンヒョンがやってくる。博士のアジトでの16名の
死亡事故が発覚したことで調査し、サンヒョンは対テロチーム
が調査を行うと言うが、サンは国内部に任せるよう告げる。
サンヒョンの元にヒョンギュが訪れ、遺体の検死結果が出た
という。遺体はかつてサウに骨格比較を頼まれた時に92%が一致
した人物だという。サンヒョンは内通者の存在を疑っていく。

その頃チョリョンはギフン委員に呼び出される。
ギフンは彼に考えに賛同しないようならば北に戻すという。
自分もチョリョンと同様に共和国の復活を夢に見ていたが、
現政権では逆に疲弊している現実を告げ、これは反逆ではなく
改革であることを強調する。お前は共和国のためならばいかなる
事でも遂行する男だろうと説得され、チョリョンはギフンの命令
を聞くことにする。

内通者を疑うサンヒョンは、サンが内通者の調査としてサウ
の事を調べると言っていたのを思い出し、内務調査のミンギュ
に依頼を受けたか尋ねる。しかしそんな指示は受けていないと
のこと。

チョリョンは信頼の於ける部下に、ギフン委員ソウルでテロを
起こして北南戦争を起こそうとしている事実を告げる。工作員
のドチョルも委員の命令しか利かなくなっている事を告げ、
必ず核爆発させる際にはソウルを抜け出す行動を見せるだろう
との事で、ヨンの動向を監視しろと命令する。そしてソンファ
と接触するという。
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★ついにNSS内通者を知る者が現れる

サンヒョンがついにサウとサンの怪しい行動を掴んだ事で
一安心の展開。でも前途多難だけどね。
スンヒにもその事実を伝えたことで、ヒョンジュンがテロリスト
に加担している理由にも、上手く理由付けされる展開となった。

★ビックと接触するミジョン

ビックは本当に彼女に好意を持っているのか。
それとも単に利用するために彼女に近づいているのか。
その辺が良く解らない内は、なんとも言えないモノがあるけど
興味深い流れではあるね。

★ヒョンジュンは意外な所に繋がっていく

ジョンフンがアイリスに対抗すべく組織していた人物とは、
なんと大統領だった。大統領とヒョンジュンが接触したことで
上手く軌道修正が図られ、矛盾した行動が転換された。
この辺は絶妙な感じがするな。

★アイリスを出し抜こうとする展開

ようやくヒョンジュンたちがイニシアチブを持つような展開
が描かれたことで、ドラマとしてもこれまでの展開の中でも
一番興味深い流れになった。
一つのミスが即死に繋がる状況の中、スパイ活動、二重スパイ
の様な構図が面白く浮かび上がってきたと思う。

★テロリストのターゲットはヘチ広場?

光化門広場に今回カメラの焦点が当たった。
そこには李舜臣の像、そしてハングルを作った世宗大王の像
が有る。地下に有るのがヘチ広場だった。

★チョリョンも戦争を止めたい人物

ギフンの言うことを表面的には従うけれど、当然ながら人民を
危険に晒す様な事はしないはずだ。
ヒョンジュンらと目的は同じであるという事で、協力していく
姿があったりするのかな。

最後に彼を捉えたのがヒョンジュンである辺りも面白かったね。

★スンヒはヒョンジュンの行方を追う

護送される際に、ソンファの話していた内容を元に割り出して
いく。ちょっと・・・というかかなり強引な場所の特定の仕方
ではあるけど、まぁその辺は軽くスルーか。


キム・ヒョンジュン …… イ・ビョンホン (NSS国家安全局)
チェ・スンヒ …… キム・テヒ (NSS国家安全局)
チン・サウ …… チョン・ジュノ (NSS国家安全局)

ペク・サン …… キム・ヨンチョル (NSS国家安全局・副局長)
パク・サンヒョン …… ユン・ジェムン (NSS国家安全局・室長)
オ・ヒョンギュ …… ユン・ジュサン (科学捜査室・室長)
ヤン・ミジョン …… ジュニ (NSS国家安全局・ハッカー)
ファン・テソン …… キム・デジン (NSS国家安全局)
ヤン・ジョンイン …… キム・ヘジン (NSS、スンヒの友人)
オ・ソンシク …… キル・グムソン (NSS国家安全局)
ファン・ミンギュ …… ペク・シン (NSS国家安全局・眼鏡天パー)

パク・チョリョン …… キム・スンウ (北朝鮮護衛部)
キム・ソンファ …… キム・ソヨン (北朝鮮護衛部)
ビック …… チェ・スンヒョンT.O.P (敵)
パク・ジュングォン …… パク・スヒョン (北朝鮮護衛部)
ヨン・ギフン …… チェ・ジョンファン (北朝鮮・労働党委員)

チョ・ミョンホ …… イ・ジョンギル (大統領)
ホン・スジン …… ミョン・ジヨン (官邸広報企画官)
チョン・ヒョンジュン …… チョン・ハニョン (秘書室長・眼鏡)
クォン・オヒョン …… チョン・ジョンジュン (政務首席・白髪)
ユ・ガンオ …… パク・ヨンギ (外交安保首席)

カン・ドチョル …… チャン・ドンシク (北朝鮮工作員)
ペク・ギョンファ …… イ・オンジョン (北朝鮮工作員)
オ・グァンス …… ヨ・ホミン (北朝鮮工作員)
キム・ヒョンソク …… キム・ミンチャン (北朝鮮工作員)
テヨン …… イ・サビ
ヨンボム …… ???

キム・ジュングク …… ??? (ヒョンジュンの父?)
ユン・ミヒョン …… ??? (ヒョンジュンの母?)

評価：★★★★★★★☆☆☆ (7.0)