秋の童話 オータム・イン・マイ・ハート

監督/ユン・ソクホ
脚本/オ・スヨン

出演/ソン・スンホン(兄)、ウォンビン(ホテルのドラ息子)
ソン・ヘギョ(義妹)、ハン・ナナ(スンホンの婚約者)、ハン・チェヨン(妹)
ムン・グニョン(幼少の義妹)、チェ・ウヒョク(幼少の兄)
イ・エジョン(幼少の妹)、チョン・ドンファン(父)、ソヌ・ウンスク(母)
キム・ヘスク(もう一人の母)

ようやく見終わりましたΣ(´□`;)

韓国では平均30%越え、最高視聴率42%を記録。
冬のソナタの監督・ユン・ソクホが製作したドラマ。

韓国のドラマ。全部同じ人が作っているの?って感じで、全く独自性が
見られない脚本。嫌と言うほど回想シーンの連続で時間稼ぎしまくり、
二人だけのシーンではスローモーション多用しすぎで、なかなか展開が
先に進まない。

また意地悪な女性が出てきたよ。また好きな人に命を捧げられる人が
出てきたよ。また逢う度に涙している人が出ているよ。また仕事しない
人たちばかりだよ。また金持ちと貧乏人が出ているよ。また海辺で
囁き有っているよ。現実性無視しているよ。

文句ばかりが出てしまうけれど、それでも毎回見てしまう。
これが韓国ドラマの魅力。
しかもこのドラマは"ド"が付くほど韓国ドラマらしい典型的な韓国ドラ
マだった。

唯一オリジナル的な要素としては、本当の親子として育てられた親と娘、
兄と妹が違うと分かったときに憚るジレンマと常にその壁に阻まれる
悲しい境遇の違いなのかな。

韓国のドラマは、2人だけの空間を演出するのがとても上手い。
男女のコミュニケーションの取り方なんかも絶妙に演出されている。
この辺の事情は社会的な倫理観とかTVの規制によって、純粋さを求める
ように上手く機能しているように思う。


切ない思い出や心理状況を現すときに流れるのが、映画好きな人には
お馴染みの音楽"禁じられた遊び"。もう嫌と言うほど流れてきます(;・∀・)
またショパンの"別れの曲"なんかも流れてきた時には、"101回目の
プロポース"を思い出しました。

完成度が冬ソナよりも高いと聞いていたのだが、実際にはそうでも
なかった感じがする。

ドラマ自体は面白かったものの韓国ドラマに耐性が付きすぎたのか、
流石に「冬のソナタ」を見たときのような猛烈な感動は生まれなかったし、
また冬ソナに比べると、キャストの魅力が落ちる。

ソン・ヘギョを奪い合うライバルのウォンビン。
ファンにとっては思い焦がれる人のために自分の性格さえも変えて、
全てを捧げる感じが良いのかも知れないが、どうしてもホテルオーナー
のドラ息子という感じが否めず、全く仕事をしない割に金や権力を
フル行使し、都合良く好きな女性を常に近くに置いておくといった感じ
にしか見えない所が寂しい。

冬ソナのライバル、パク・ヨンハ役の造形に比べるとどうしても即席の
愛情という感じにしか見えなかった。恋愛は期間ではないと思いますが(^o^;

しかしウンソ役のソン・ヘギョはとても瑞々しくて良かった。


そういえば、母親役で出ていたキム・ヘスクさん。子供達が幼少の頃の
パンチの効いた髪型が凄かったΣ(゚□゚)
「ダウンダウンのガキの使いやあらへんで」のおばちゃんを彷彿とさせますね!!


評価:★★★☆☆

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