ありがとうございます
Thank You for the Miracle
2007年・MBC

脚本/イ・ギョンヒ (「ごめん、愛してる」など)

http://arigato39.jp/index.html


第7話 プルン島の長い夜


ピルドゥの蘇生に失敗するギソ。その場に居合わせたテクドン
は、わざと死なせたのだろうと悲しみの余り発狂し、ギソを
人殺し呼ばわりして警察に突き出す。遠くで見ていたヨンシン
も茫然としてその場にしゃがみ込んでしまう。
警察が現場を取り囲み、ギソに事実関係を確認する。
遅れてやってきた町医者のオ・ジョンスとソランは、ナイフ
は救命措置のために使ったものだと語るが、ギソは自ら殺した
事を認めて連れて行かれることに。実際に見ていたヨンシンは
何も言えなかった自分に怒りを感じる。
ソクヒョンも遅れてやってきて事の顛末を遠巻きに見ていた。
急いで会長の下に連絡を入れると、会長はギソは自分の本当の
息子である事を告白。しかし未だに息子が医師としての活動を
していたことに失望し、自分のまいた種は自分で刈らせると
して静観する構え。しかし母は父親・ジュノに連絡を入れる。
ジョンスは何とか無実を証明するために奔走する。かかりつけ
の医師に医療記録の公開を求めるがダメだった。ヨンシンも
また無実を訴えるために警察に行き、当時見ていたことを証言。
しかしピルドゥ本人が殺人として届け出を出している事を知り
彼女はピルドゥに取り下げを求めにいく。するとそこには
ソクヒョンが先にピルドゥの家を訪れ、告訴を取り下げる様
語っていた。

今回はギソの事件を発端に、ギソの父親が起こした過去の医療
に於ける事件が描かれる話しだった。
何故ギソが医療に真剣に向き合わずに、グレたような
行動を取っているのか。何故両親が離婚しているのかなど、
全てのことが明らかになる。

父親は延命措置を行わず、遺族から訴えられていた。
その時看取った患者は父親の友人の女性と言うことで、また
複雑なものが存在するが、その結果世間から後ろ指を指されて
殺人者の烙印を押され、娘まで失ったのだという。

それと今回はボムの病状が村人達に知れ渡ってしまう話しだ
った。実はもうみんな知っている者かと思って対処している
のかと思っていたのだが、知らなかったのですね。
エイズに関する村人たちの偏見は凄まじく、結局追い出される
ハメになる。日本ではここまで酷いものになるかどうかは疑問
だが、確かに距離を置かれることは間違いない。

一生懸命ギソが戻ってくるまでに遅刻せずに登校しようとする
ボムの純粋な心を傷つけ可愛そうな展開を用意した。

ミン・ギソ : チャン・ヒョク (医師)
イ・ヨンシン : コン・ヒョジン (苦労人・母。みかん農家)
イ・ボム : ソ・シネ (ヨンシンの娘。HIV患者)
チェ・ソクヒョン : シン・ソンロク (ヨンシンの友)
イ・ビョングク : シン・グ(ヨンシンの祖父。Mr.リー)
イ・ヨンウ : ユ・ミノ (ヨンシンの弟)
チャ・ジミン : チェ・ガンヒ (医師。ギソの恋人。亡くなる)
ミン・ジュノ : キル・ヨンウ (ギソの父)
カン・ヘジョン : ホン・ヨジン (ギソの母)
ソ・ウニ : キム・ソンウン (ソクヒョンの婚約者)
カン・グクチャ : カン・ブジャ (ソクヒョンの母)
チェ・ヨンジュ : ヤン・ヒョヌ (グクチャの孫)
オ・ジョンス : リュ・スンス (町の医師)
パク・ソラン : チョ・ミリョン (町の看護師)
パク・テクドン : キム・ハギュン (ヨンシンに好意)
ソン・ドゥソプ : キム・ギバン (チャンジャの息子)
ソン・チャンジャ : チョン・ウォンジュ (旅館経営)

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