ありがとうございます
Thank You for the Miracle
2007年・MBC

脚本/イ・ギョンヒ (「ごめん、愛してる」など)

http://arigato39.jp/index.html


第11話 偏見との闘い


ギソにソウルに戻って欲しいと告げるヨンシン。
ここにいても傷つくだけであり、親切にされても何のお返しも
することが出来ないという彼女。
ここではバイ菌を移すゴキブリの様な扱いを受ける。
会って話しのも嫌がられ、同じ村にいることも許さない。
貴方は患者が近くにいることが恐くないのかと問うと、知識も
知らない馬鹿と一緒にするなと反論する。
エイズになった事は悪いことではない。みんな同じ人間だと
告げると、ヨンシンは哀れんでいるのか?と問う。私は女では
無くボムの母親であり、人間でもない。そこらに生えている
木や岩や机みたいなものなので、哀れむ必要もなければ同情
も不要、好きになるのもダメでキスもしないで欲しいと告げる。
石だから感情が無いと語った。ヨンシンは帰り道に近所のおばあ
さんが作業しているのを見て手伝うことにする。一歩先に帰る
ギソは、ソウルから戻ってきたソクヒョンと出会す。そして
ソウルで問われた質問、"お前にとってボムとは何なのか"の
質問に答えるという。ボムは私の娘であり、私は父親だと告げる
のだった。そんな彼にギソは罵倒する。犬だって自分が産んだ
子供は捨てないというと、ソクヒョンは怒りを露わにしながらも
何もすることが出来なかった。

今回はひたすらボムやヨンシンが偏見によって村人から罵倒
される話しだった。今まで家族ぐるみで仲良くしてきたのに
対して、ここまで酷く扱うことが出来るものなのかという
態度の急変にただ驚くばかり。

韓国のエイズに対する偏見がこのドラマにどの程度反映されて
いるのか気になるところ。
とにかくエイズ患者が居ると分かると、宿泊客は逃げ出すし
地元の食材まで売れなくなるという始末。

医師が子供達にエイズについて説明するという涙ぐましい場面
も存在するが、問題なのはやっぱり子供ではなく親の態度だと
思う。

ウニがようやくソクヒョンの好きな人はヨンシンである事実を
日記を見る事で発覚。ベイビーグッズの全てはウニのお腹の中の
子供ではなく、ボムの為に購入していたことも発覚してしまう。
ウニから別れを切り出したことで、今後はヨンシンにアタック
する事も可能だが、ギソと衝突することは必至。
それよりもギソは亡き恋人に頼まれてこの家族を見守っている
が、その事を抜きにして、現在どの程度までヨンシンの事が
好きになっているのか気になるところか。

それにしても二段ハンバーガーを見て嬉しそうにするボムが
イジらしいですね。友達にプレゼントすると言って学校に
持って行っていたけど、悪魔扱いされてしまうところがまた
悲しい。

ミン・ギソ : チャン・ヒョク (医師)
イ・ヨンシン : コン・ヒョジン (苦労人・母。みかん農家)
イ・ボム : ソ・シネ (ヨンシンの娘。HIV患者)
チェ・ソクヒョン : シン・ソンロク (ヨンシンの友)
イ・ビョングク : シン・グ(ヨンシンの祖父。Mr.リー)
イ・ヨンウ : ユ・ミノ (ヨンシンの弟)
チャ・ジミン : チェ・ガンヒ (医師。ギソの恋人。亡くなる)
ミン・ジュノ : キル・ヨンウ (ギソの父)
カン・ヘジョン : ホン・ヨジン (ギソの母)
ソ・ウニ : キム・ソンウン (ソクヒョンの婚約者)
カン・グクチャ : カン・ブジャ (ソクヒョンの母)
チェ・ヨンジュ : ヤン・ヒョヌ (グクチャの孫)
オ・ジョンス : リュ・スンス (町の医師)
パク・ソラン : チョ・ミリョン (町の看護師)
パク・テクドン : キム・ハギュン (ヨンシンに好意)
ソン・ドゥソプ : キム・ギバン (チャンジャの息子)
ソン・チャンジャ : チョン・ウォンジュ (旅館経営)

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