ある素敵な日
(韓国・MBCで2006年5月31日から)

演出:シン・ヒョンチャン
脚本:ソン・ウネ

http://www.fujitv.co.jp/hanryu/onefineday/index.html


第9話 兄妹でなくても…
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ハヌルは風邪を引いた状態で潜水したために、水槽の中で気を
失い危うく亡くなりそうになる。なんとか一命を取り留め、
自宅で静養しているハヌルの元にチーフのドンハが謝罪に訪れ
る。顔だけでも見せてくれないか?というドンハに対して、それ
を断るゴンは心配も謝罪も一人でやっていろという。それを聞
いていたマルチャはソンチャンは彼の責任ではないと庇う。

ソンチャンはギョンテクやヒョジュにハヌルの事を報告する。
何でそんな危険な仕事を選んだのか?という。
ソンチャンはギョンテクに対して、昔、ゴンの家は金持ち
だったのだろう?と尋ね、それが何故いきなり養護施設に入れら
れたのかと問うが、詳しくは知らないという。

ハヌルはゴンに謝罪する。昨日怒ったことや心配をかけた事。
しかしゴンは何が悪いのか分かっていないとし、好きなだけ
俺に当たっても良いし、心配を掛けても良いが、体だけは粗末
にするなという。そしてちゃんと反省しろという。
ハヌルは何故私のことを探してくれたのか?と尋ねる。自分の
生活だって大変だったでしょうにと告げると、妹ならば当然
の事だという。もしも妹でなかったらどうか?と尋ねると、
それでも探しただろうという。ロープウェイにも怖くて乗れず
夜になれば母が恋しいと泣いていた子がどれだけ大きく美人に
成長したのか心に引っかかっていたという。こんな良い子を
忘れないという。逆にゴンはお前は兄で無ければ忘れていたのか
と問うと、それ以前に絶対に兄であって欲しいと思うという。
私のことを忘れず、本当の名前で呼んでくれる人、一番幸せ
だった時を過ごしたのは兄ちゃんだけであり、そんな兄と赤の
他人だとしたら、私はこの世に独りぼっちになるという。
そんなのは考えただけでも怖くなるとの事。

ハヌルは回復するとヒョジュの家に行く。
そして彼女はヒョジュに家に戻ろうと説得する。兄ちゃんと
長いこと一緒にいたのに気持ちが分からないか?と告げ、ヒョジュ
が出て行って以来ずっと元気がない事を告げる。そして兄ちゃん
を苦しめるのが嫌なんでしょう?と問うと、私はゴンのお荷物
になってばかりで、自分からは彼に何もしてあげられないという。
ハヌルは愛したり、心配したり、傍にいたりする事だとし、
兄ちゃんにとってハヌルは大切な人である事を語る。
しかしハヌルはそれを理解しつつも一緒には泳げないことを嘆く。

ハヌルはチーフの元に行くと、ドンハは具合が悪ければそういう
べきだとし、仕事をしている上で怖いのは傲慢さや思い上がり
だという。死ぬのは勝手だが、職場のみんなに迷惑をかけるな
と告げ、さっさと出て行けと激怒する。しかし彼女が出て行こう
とすると、ハヌルの事を後ろから抱きしめる。無事で良かった
と告げる。

ヒョジュはゴンの自宅に様子を見に行くが中にはなかなか入る
事が出来ずにいた。

ハヌルはドンハに対して、家族とは何かを尋ねる。血を分けた
のが家族なのか、思い出を共有したのが家族なのか。家族か
友達なのかそれとも何でもない他人なのか。するとドンハは
両方ではないか?という。この世の中血の繋がりだけが家族の
形ではない事、喜び悲しみを長い間共有した人も該当するという。
期間が短い人ならばどうか?と問うと、縁があったというだけ
ではないかと言われる。

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ハヌルはゴンとは血の繋がりのない事を聞いてしまう

その為、ゴンに対して自分が妹でなかったら迎えに来たか?
という質問をし始める。
ハヌルはこの世で独りぼっちである事に酷く恐れている感じ
だけど、その事実は知ってしまったわけだし、今後彼女は
どう気持ちを切り替えていくのか。

ヒョジュを説得するハヌル

ゴンと久しぶりに激しい喧嘩をしてヒョジュ。
そんなヒョジュの発狂状態のせいで、ハヌルは全ての事実を
知ってしまう事になった。しかしハヌルはヒョジュに戻って
来て欲しい事を告げ、ゴンと仲直りさせるよう工作していく。

家族とは何かを知りたがるハヌル

チーフに対しても家族とは何かを問い始めた。
しかし血統主義の強い韓国が、血の繋がりが全てではないと
する辺りに信憑性が全く感じられない所が有るな。
ドラマではこう言って主張するけれど、現実とのギャップは
かなり大きいな。

ハヌルは兄を引き離そうとする

ヒョジュに兄を譲ろうというものなのか。
鮫の歯も返したし、オーストラリアに帰れば?と告げる。
まさかそんなことを言われるなんて思っていなかったであろう
ゴンにとってはショックかもしれないが、改めて昔のような
離ればなれで良いのかを問いただす。

チーフの元にヒョジュ

アルバイトでもさせてくれというのかと思ったけど、ハヌル
はゴンが大切にしている妹であり、ゴンは自分にとって命より
大事な人だから、そんな人の妹を傷付けることは許さないと
して忠告する。しかし二人は利害が一致するのだから協力し
合えば良いのにね。

一緒に海の中に入るゴンとヒョジュ

もちろん水族館の中でその気分を味わうというもの。
ヒョジュにとってみればうれしかっただろうね。
バーサーク状態の彼女は憎たらしかったけど、ゴンに一途に
なっている所は可愛らしい。

登記所に調べに行く

元ゴンの両親の土地の権利・所有者がどうなっているのか調べ
る。するとヘウォンのものになっており、だからこそ彼女を
引き取った事が明らかになる。
ただ法律的に見れば、簡単に取り戻せそうな気もするんだけど。

テウォンの自殺

ハヌルが彼を元気づけなければならない皮肉。
ゴンから死んでもかまわないと言われることで、逆に庇いたく
なってしまうところが微妙な心理状態を描いている。
のど元を過ぎてしまったハヌルは、彼にされた酷い仕打ちを
忘れてしまったのか?それとも自分が母親を奪ったとする責任
を未だに感じているのか?

ゴンとソンチャンがテソングループの重役だと知る

まぁ確かに最初は金を奪い取ろうとしていたけど、妹を捜して
いる気持ちはそれとは別にあったはず。
それにしても今までの接し方とか見て、本当に金目当てで迎え
に来たと感じるものが有るのだろうか?

ハヌルの強引な主張

すぐに迎えに来ると言ったのに来なかったゴンが悪いとの事。
私だけを捨てていったゴンが全て悪いのだという彼女。
小学生くらいの時のゴンに何が出来たのか、出来なかったのか
この人は考えられないのだろうか?


ソ・ゴン - コン・ユ (主人公)
ク・ヒョジュ - イ・ヨニ (心臓の病気)
ソンチャン - カン・ソンジン (ヒョジュの兄)
ギョンテク - イ・ギョル (ヒョジュの父)

ソ・ハヌル / パク・ヘウォン - ソン・ユリ (ゴンの妹)
カン・ドンハ - ナムグン・ミン (水族館)
テウォン - ユ・ハジュン (ハヌルの義理の兄)
チングォン - チョン・ドンファン (ハヌルの義父)
スヒョン - ソヌ・ウンスク (ハヌルの義母)
ソンギョン - イ・オンジョン (ドンハの部下、水族館)
マルチャ - (ハヌルの友達、水族館)


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