ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~

演出/イ・ジェギュ

http://www.tv-tokyo.co.jp/beethoven_virus/


第7話 真の天才


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団員はオーディションに参加するも酷い点数を付けられ不合格。
しかし研究団員として市響に潜り込む。合格した筈のゴヌも
団員達と行動を共にすることになる。
ガブヨンからベートーベンの第9だけを練習しようと提案を
受ける。全ての楽曲に手を出したらとてもプロには敵わないが
市民が聞きたいクラシックの1位であるこの曲だけを練習すれば
もしかすると弾く機会はあるかもしれないとの事。
ルミはゴヌが研究団員として来たことに失望する。折角上の
舞台で才能を伸ばせるチャンスなのに、こっちにくれば常に
一番の座を得られて自尊心が守れるのかという。成功したい
という欲は無いのかを問われ、あなたの行動は優しさではなく
馬鹿であると告げる。
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今回はゴヌの才能を巡り今まで認めたく無かったマエさえも
それを認める話だった。

しかし以前にもゴヌが複数の音楽を聞き分けられる腕がある事
を見せていたのに、今更驚くのも変な話。しかもマエが弾いた
和音なんて、私でも聞き分けられる程度の優しいものだった。

今までマエとミョンハンに対する二人の立場が同級生でライバル
程度にしか分からなかったが、今回は随分二人の音楽的なアプロ
ーチの違いと実力の一端が分かったと思う。
ミョンハンの方が実は努力家でマエに追い越されまいとして
涼しい顔をしながら努力していたんだね。

ゴヌの才能を知って互いに擦り付け合いの様な状況になる。
マエには人脈もコネも無いばかりか、その才能を伸ばす術が彼には
分からないのではないか。今まで音楽を他人に教えた経験も無い
だろうし、教えるような人間ではない。
ミョンハンの方がその点、社会性・協調性・順応性も持ち合わせ
て、ゴヌの才能を伸ばすための道しるべになれると思ったのだ
ろう。ここでミョンハンに預けられて海外に渡ったらドラマと
して成立しなくなるので行かないとは思っていたけどね。

マエはルミとじゃれ合いの様なやりとりが続く。
10円の風船ガムを手渡したり、口パクでルミの事をからかったり。
キミは私のことが好きなんだろうとか言っていたけど、実はマエ
が好きなんじゃないのとか思ったりもする。
ルミとゴヌがキスしようとする所をタイミングよく犬と通りかか
ったりしてね。

結局マエがルミに対して厳しい言葉を投げかける理由は、何だった
のか?
現実が見えていない彼女に対する憤りなのか?わざわざ傷つける事も
無いだろうし、いちいち絶望感を経験させる必要なんて無い
だろうし。

韓国ドラマお得意の水に飛び込むシーン。
お約束だと思いながらも、そのお約束に対して拍手。

カン・マエ (キム・ミョンミン) (40) マエストロ
トゥ・ルミ (イ・ジア) (26) バイオリン/市役所
カン・ゴヌ (チャン・グンソク) (24) トランペット/警察官
キム・ガブヨン (イ・スンジェ) (65) オーボエ/元プロ
ペ・ヨンギ (パク・チョルミン) (37) トロンボーン/キャバレー
ハ・イドン (ヒョン・ジュニ) (17) フルート/高校一年生
チョン・ヒヨン (ソン・ソクスク) チェロ/大家
パク・ヒョクォン (チョン・ソギョン) コントラバス/市役所先輩
市長 (イ・ハヌイ)
ホン・ジュンギ () クラリネット

チョン・ミョンハン () マエの大学時代のライバル

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