ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~

演出/イ・ジェギュ

http://www.tv-tokyo.co.jp/beethoven_virus/


第16話 沈黙の戦い


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新しく就任したチェ市長は、就任式で市響が演奏するのを拒ん
だとしてマエの解任決議案を提出してしまう。市長に会いに
いくと就任式で演奏するのが唯一生き残る為の道だと言われ、
くだらない政治に巻き込まれたく無くないマエは自ら辞表を
出すと言って出て行ってしまう。マエが辞めると言うことは
率いていた市響も解散するという事。ヒョックォンはマエの
行動は格好良いと告げるも、自分のことしか考えていない彼に
チクリと皮肉を漏らす。
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相変わらずヤクザみたいな市長がソクラン市を率いている韓国。
有り得ないことに市響の給料まで払わないでいるというのだか
らどんな市長なんだか。
こんな市長を選ぶこと自体市民の意識が低いのか。

そんな市長の前に贈り物を沢山もって来る者の存在が有る所を
見ると賄賂文化の栄えた韓国らしい姿かな。

さて就任式での演奏を拒むマエたち。
演奏を拒否すれば市響のメンバーやルミからは非難されるし、
プライドを曲げて市長にすり寄り、演奏することを約束すれば
今度はマウス・フィルやゴヌから非難される。完全に四面楚歌
な状況ではあるが、正直そんなに意固地になって演奏を拒む
ような問題にも見えず、なんとなく安っぽい葛藤にも見えた。

血税によって結成されているのを市長の私利に利用している
という事なのだろうが、就任式くらいは個人的な問題という
よりも公のものではないのか。

結局マエが執った策とは、舞台に上がるも演奏をしないという
暴挙。TV放送されて居るんだし、市長の横暴というよりも
市響の我が儘にも見えてしまう所が難点だね。

ジョン・ケイジの4分33秒を使ったというのは賢い方法かも。

最後はソクラン市民の日の記念公演。
直前に色んな問題が発覚していく。
ヒヨンは夫の浮気の件で話し合いで時間を忘れ、
ヨンギやイドンもガブヨンが居なくなったことで大慌て。
結局最後は時間ぎりぎりに滑り込むけど、後30分で始まると
言っていた割りには随分時間が経過しているよなぁ。まぁ最後に
してもらったとの事だけど、それにしてはね。

ゴヌは楽団員の事を見捨てずにいる姿があった。
マエもなんだかんだ言って見捨てては居ないような気がするん
だけどね。

カン・マエ (キム・ミョンミン) (40) マエストロ
トゥ・ルミ (イ・ジア) (26) バイオリン/市役所
カン・ゴヌ (チャン・グンソク) (24) トランペット/警察官
キム・ガブヨン (イ・スンジェ) (65) オーボエ/元プロ
ペ・ヨンギ (パク・チョルミン) (37) トロンボーン/キャバレー
ハ・イドン (ヒョン・ジュニ) (17) フルート/高校一年生
チョン・ヒヨン (ソン・ソクスク) チェロ/大家
パク・ヒョクォン (チョン・ソギョン) コントラバス/市役所先輩
コン・チャンベ (イ・ハヌイ) 市長
ホン・ジュンギ () クラリネット

チョン・ミョンハン () マエの大学時代のライバル
ソ・ヘギョン () ソリスト
ファン・ヨンヒ ()

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