クリスマスに雪は降るの？ (韓国SBS 2009年) 脚本：イ・ギョンヒ 演出：　チェ・ムンソク http://www.tv-tokyo.co.jp/xmas_snow/index.html

第4話 ライバル
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婚約披露のパーティーに来なかったテジュンを心配して彼の
部屋のアパートの部屋の前で待っていたジワン。しかし雨に
打たれた事で高熱を出し倒れるのを、ガンジンが気がつき
自宅に連れて行く。
翌日ガンジンの自宅に車の鍵を返しに来たテジュンは、そこに
ジワンが居たことを驚く。ガンジンは病院に連れて行った方が
良いとするが、世話になったとしてジワンを連れて出て行く
テジュン。
ジワンはベッドの上にピン留めを忘れていくのをガンジンは
目にする。

ジワンはテジュンの元に行くと、彼に対して言いたいことは
あれだけなのかと告げる。なんで見ず知らずの男の家に泊まっ
たのに怒らないのか?と告げ、そうでないと私が貴方を怒れない
告げる。式をすっぽかして、電話にも一切出ようとはしない
事。一体何処に行っていたのかと激怒するジワンだが、もっと
別のことを言おうとして練習していたのに言いたいことを忘れた
とし、思い出したらまた言いに来ると告げる。テジュンはジワン
が行くのを止めようとするが、そんな中途半端な気持ちで引き
留め様とするなと告げる。

帰ろうとするジワンはエレベーターでガンジンと逢う。
ガンジンはジワンの両足には、違う靴を履いている事に気がつき
言い争いして慌てて出てきたのか?と問う。ジワンは女性の許可
が無くベッドに連れ込んだのはこれで何人目なのか?と激怒。
しかしガンジンは冷静に連れ込まれて何をされたか気にならな
いのか?と問う。私は貴方の同僚の婚約者なのよと告げるが、
俺はそんなことは全く気にしないと告げる。お前の言うとおり
遊び人だからと皮肉混じりに語る。

ウジョンはテジュンの家に電話する。そろそろ家を出る準備は
出来たのか?と問う。

ジワンは道ばたで一人座っている所に、車でやってきたガンジン
は靴を置いていく。その光景を見て、かつて高校時代にガンジン
が同様のことをしたことを思い出す。

ウジョンは地下室で駐車係の男と揉めていた。車を動かした
せいで傷が付いたという。それを見たガンジンは彼女に大した
事でもないのに騒ぎすぎだと告げ、何不自由なく我が儘に育った
のは理解するが年上に敬意を払ったらどうかという。自分の欲望
を満たすために人の人生を平気で踏みにじり、他人を傷付けても
何とも思わない人とは話したくもないとして、ガンジンは
立ち去る。ウジョンは激怒し、伯父が帰国したらガンジンを
首にしてやると告げる。
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テジュンとジワンの婚約パーティーの時に、テジュンの元彼女
のウジョンが自殺未遂を図ったことを知り、パーティーに行か
ずに一日中看病していた。ジワンはテジュンの事をずっと
待っているが、それを見たガンジンはジワンを複雑な心境で
眺める。

まさにドラマは死ぬ死ぬ詐欺状態。
ウジョンもそうならば、ガンジンの母もまた死ぬ死ぬ言って
相手のことを引き留めようとする。

ウジョンがすべきなのは、父親に対して理解を求める事だと
思うが、それも無理だと結論づけているのだろうか。

未だに財閥と一般人の付き合うことが問題視されている韓国の
ドラマ。
ちょうど今日放送されていた日本のドラマ「華の嵐」でも
華族の朝倉家は、両親の居ない一也との関わり合いを否定して
居るわけだけど、なんとなく比較してみると楽しい。
テジュンなんて会社の跡継ぎにはピッタリの社員だと思うのだ
けど、そんな父親は一体娘の相手に何を求めているのだろうか。

ガンジンとジワン、互いに高校時代に逢っている事を知って
いるのに、他人行儀な一面は不自然に映る。それでも最後に
なってようやく俺を覚えていないのか?と訴えかける展開に
なった。

自分が我が儘だという事を理解していないウジョン。ジェヒョン
がウジョンの同級生だという設定には驚いたけど、彼に聞いて
ようやく理解したのだろうか。
ジワンの元に会いに行く厚かましさにはビックリしたけど、
この人天然なのだろうか。

未だに引きずっているガンジンの母・チュニの気持ちも分かる
けど、今の境遇が惨めであるほどに、固執するものがあるんだ
ろうな。初恋が絶対の存在である韓国の価値観が、ドラマの中
でもどかしく反映されている。今の世の中の乱れきった性より
も初恋にしがみつく姿の方が逆に清く見えたりするのでしょうか
ね。