ドラゴン桜 (勉強の神) 演出：ユ・ヒョンギ 脚本：ユン・ギョンア 原作：三田紀房（「ドラゴン桜」 講談社刊)

第13話 裏切りと友情
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プリプの母は客の男と駆け落ちする。その男の妻がプリプの居
る店に乗り込んできて、母親を出せと店中の物を引っかき回し
プリプに殴りかかる。チャンドゥはプリプを庇い自分が殴られる。
そこにソクホがやってきて、すぐに現場写真を撮影する。
貴方のしている行為は、住居侵入と器物破損罪で訴えることも
出来るという。
ソクホが話し合うと、二度とここには来ないよう釘を刺す。
ソクホはプリプに動揺せず、今まで通り勉強することを訴える。
チャンドゥは店の片付けをするとプリプは感謝を示す。
プリプも一緒に掃除していると、そこに母が記していた日記帳が
出てくる。それを見てプリプは涙する。

翌日チャンドゥは登校の際、プリプが登校するか心配していた。
しかしプリプは明るく振る舞い心配を掛けないようにする。

新学期が始まる。
授業前にソクホは生徒達に語りかける。お前達は今滑走路にいる
飛行機で、今こそ飛び立つべき時にいるという。今回の9月の
模試では実力を発揮しろとし、力強く飛び立つのだという。
スジョンは生徒以上に盛り上がり、みんな呆気にとられる。

チャンドゥはプリプが朝食を食べてこないであろう事を見越して
彼女のためにランチを作る。特性のオニギリ。チャンドゥが
プリプに食べさせてあげるのを後輩のイェジが見ていた。
イェジはプリプがトイレに居るときを見計らい彼女に近付くと
貴方とチャンドゥがお似合いとでも思っているのか?と問う。
上流階級には金持ちか高学歴かの二種類あるとし、チャンドゥ
は例え勉強が出来なくても金が有るという。貴方には何がある
のか?と問う。チャンドゥは例え受験に失敗しても留学の選択も
有るが、貴方は失敗すれば自宅がスナックだし浪人する余裕も
無いでしょうと告げる。その会話を聞いていたヒョンジョンが
掛けよると、あんたの性根は腐っているとし、今度プリプに
辛く当たれば痛い目を合わせると告げる。

ヒョンジョンはプリプに対して改めて親友として再任命すると
告げ、やっぱり親友が居ないとつまらないと語る。

スジョンは課外授業と称して、生徒達を外に連れ出す。
連れて行ったのは人の行き来が激しいファーストフードの店。
スジョンはここで6月に受けた模試をもう一度解いて、弱点を
確認しようという。更に試験当日にはどんな環境でも集中力を
発揮しなければならないので、騒がしい所で集中力を養う
訓練だという。
そんな試験の結果、ボングが一番誤答率が少なかった。
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プリプの母は店を辞めて男と逃げてしまう。新学期がもうすぐ
迫る中、プリプは最悪の環境に追い込まれていく。
仲間達は彼女を支えようとするが・・・

是が非でも合格したいと思わせるような環境作りをしているの
だろうけど、母親まで居なくなった事で生活の基盤はどうするの
か?とか、受験して合格したとしても学費はどうするのか?とか
色々と心配する様な状況が作られている。

母親がまた自分勝手な主張で、娘のためには自分が身をひいた
方が良いのではないかと日記に書くも、男と出て行くのだから
何の説得力もない。

まさに悪役とばかりに登場する後輩イェジの存在。
そんなに頭が良くて金持ちならば、何でこんな学校に来ている
のかと言わんばかりのキャラクターで、どんな学校であれ
優等生っぷりを誇示しようとしている辺り、どの階級でも
優位性をもって自分の存在感を振りかざしたい人っていうのは
出てくるもんだなと思う。

特に勉強法に関しては出尽くしたところもあって、目新しい
勉強法は無かった感じ。ドラゴン桜らしいところは、集中力を
高めると称して外で受験対策の勉強をしたことくらいか。

ヒョンジョンが可愛らしくもプリプの為に昔の不良だった頃の
啖呵を切ったセリフ回しが見られたし、再び親友関係を宣言
出来たし、一応軌道修正が図らせて、模試のために体制を
整えたように思える。

一番頑張っているボングは直前までは勉強が出来たのに、やっ
ぱり勉強が出来ずにいる。プレッシャーに弱いのか、プリプ
を見捨てて勉強した為に逆に集中力を下げたのか。
ちょっと可愛そうな道を歩んでいる感じだね。