2005年3月31日から始まったドラマ。
2005年12月29日をもって全40話が完結しました。

韓国では1996年〜1997年に放送され韓国ドラマ史上最高である
視聴率65.8%を記録したドラマであるとか。

オリジナルは66話。著作権の関係と日本の放送枠の関係で全40話
に短縮されたそうですが、よく26話も端折って大胆な放送予定を
組めたなという感じがする。普通こんな無謀なカットで放送しよう
とは思わないでしょうに、余程NHKが気に入ったドラマなのかな?

とにかくドラマは40話と長いのでつまらなければ何時でも途中で
見るのを辞めようと思っていたのですが、結局完走する結果となった。

確かに物語の半分くらいはもの凄く退屈な展開だった。
学生時代の関係はあまり進展するものもなく、その後初恋の行方
は結局同じ事の繰り返しの描写。回を重ねても殆ど展開が変わった
感じがしてこないのですよね〜

しかし長期的に考えた場合、これらの積み重ねの描写が主人公ら
の関係性を強固なものとしてつなぎ止め、揺らぎ無い信頼感を
形成していくにも繋がっていたのですね。
とにかく既成事実が必要な事を韓国ドラマは全て一つずつ描いて
いくのだからとても時間のかかる作業だ。


このドラマの良さは明確なテーマを提示し、それらが庶民
の実生活とリンクして、頑張る人たちへの応援歌のような響きに
聞こえるところにも有ると思う。

どんな困難でも家族や親友が手を取り合っていけば越えられない
山はない事、努力次第ではどんな事でも達成できること、
貧富の差とは関係なく愛とは自由な思想の一つである事、悪人
だった人が最期に自分のした行為に対して改心するところを見せる
など、これらがビンビン伝わってきた。

義理人情に厚い人間関係を上手くドラマの中で表現できたことが、
このドラマの成功の一つなのは確かだと思う。韓国ドラマはこの辺
の描写が半端なく良い事が多いですね。

またドラマの中では刻々と変化していく家計の状況に伴い、
立場が逆転していく様子が面白かった。

初めて出会ったときはとても近づけるような人ではなかった人物に
対して、同じ世代の人間では取り繕うことが出来ないことでも、
次の世代になればどんな状況になるのか分からない。
まかり間違えば上司と部下という立場が逆転することだってあり
得る。
それを上手い感じにドラマの中では復讐心と絡めて演出したところ
も面白かったな。


余談ですが...
しかしこのドラマ、ソクジン兄さんが学生役をするのは相当無理が
有ったと思う。
この辺は韓国特有のケンチャナヨ精神って奴でしょうかΣ(´□｀;)
でもこの人、本当に人思いの優しい役でしたね。

イ・スンヨンは、2004年"日本軍慰安婦"ヌード集を発売しようと
とんでも無いことを企み、現在でも芸能界から半分乾されかけて
いる人。現在は復帰したのかな?
この人の声を吹き替えしたのが女優として活躍している須藤理彩
さんでしたが、電車男なんかで彼女の演技を見ても、イ・スンヨン
の顔ばかり思い浮かんで仕方がありませんでした(´−｀;)

途中、イ・スンヨンが家庭教師役をする場面が有ったけど、
その時指導受ける子供役は多分ソン・ヘギョだと思う。

ペ・ヨンジュン.....ソン・チャヌ(弟)
イ・スンヨン.......イ・ヒョギョン(兄と両思い)
チェ・スジョン.....ソン・チャニョク(兄)
チェ・ジウ.........カン・ソッキ(弟を好き)
ソン・チェファン...ソン・チャノク(姉)
パク・サンウォン...カン・ソクジン(ソッキの兄)
ペ・ドファン.......オ・ドンパル(友人)
イ・ヘヨン.........パク・シンジャ(兄を好き)
キム・インムン.....ソン・ドッペ(父)
チョ・ギョンファン.イ・ジェハ(ヒョギョンの父)

評価：★★★★☆