ヒーロー
HERO

演出 キム・ギョンヒ/イ・ドンユン
脚本 パク・ジスク

http://www.oricon.co.jp/hero/


第10話 人をも殺す、卑劣な記事!
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子供ハンギョルを殺害した容疑によりイルトゥは警察から事情
聴取されるが、新たにドンギという男がハンギョル殺しを自供
してきた事で釈放されることになる。
釈放されるイルトゥに対してマスコミを大勢押し寄せマイクを
向ける。
イルトゥはハンギョルの存在を知らなかった事を告げ、当然
逢ったこともないという。事前に知っていれば何とか出来た
かもしれないとして、悔やまれることを告げる。またスジョン
との関係を問われ、内縁の妻だったのは本当なのか?と問われる
とそれを否定し、一晩の過ちである事を告げる。

カンサン警察の強引な捜査による一連の件に関して、イルトゥ
は不問にする事を告げる。選挙に影響するのではないか?という
問いかけには、我が子さえ守れないものが国を守ることは出来
無いとして、選挙出馬をしないような雰囲気を滲ませる。
チンオン殺害の件はどうなのか?と問われるが、全くのでっち上
げだが、全てを水に流し、訴えるような事はしないと告げる。
それを聞いていたドヒョクは激怒し、コイツはオレの両親を
殺し、子供も殺したことを訴える。例え直接手を下したもので
はないかも知れないが、人に殺させたことを告げ、子供の母親
も強引に精神病院に閉じこめた事を告げる。
イルトゥはそのまま守衛に守られ車に搭乗し、その場から去って
いく。

イルトゥの娘・ホギョンは部屋に帰るも、気落ちする。そんな
彼女のことをヘソンが元気づけ、今は父親の傍にいるべきだ
と語る。浮気していた事に関して、パパだけは別の男と違うと
思っていたとホギョンは落ち込む。

そんな中、二人の元にジェインがやってくる。ジェインを見た
ホギョンは父を逮捕した人物だと知り、父は無実であることを
訴える。ヘソンは彼女を外へと連れだし話をする事になる。
二股掛けていたのがバレるのが恐くて外に出したのかと突っか
かるジェイン。事実がねじ曲げられた事に関して、悔しい旨を
語る彼女。どうせテセ日報で嘘を吹聴され、人々はその言葉を
信じてしまうのだろうと告げる。ヘソンはドヒョクがでっち上
げているかもしれない事を告げるが、彼女はドヒョクはそんな
事をする人物ではないと訴える。貴方やイルトゥがオ・ドンギ
に声を掛けて殺させたのだろうと告げると、ヘソンは自分の前途
をはばむとただじゃおかない事を口にする。

ヨンドクは感情的に対処していたドヒョクを見て、お前にばかり
頼りすぎていた事を告げる。ヤクザ上がりが迷惑をかけるかも
しれないとして、静観していたが、この世は元ヤクザが作る
新聞以上にヤクザな新聞で溢れている事を告げる。
全てをドヒョクに任せる事は負担が大きいとして、ドヒョクには
前だけを見て行動するよう告げる。ヨンドクは、自分はチルソン
たちが二度と襲わないようにすることを約束する。
ヨンドクはドヒョクのお陰で娘との関係を修復できたことに
感謝を示す。

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イルトゥの数々の嫌疑が無効に・・・

何故無効になってしまうのか、全く理解が出来無いが、長い物に
まかれてしまう所は、日本以上に韓国社会の問題なのかも知れ
ない。

韓国の人たちは朝鮮日報とか中央日報とか、あまり記事の信憑性
に関して信じていない様なことを耳にしたことがあるが、ここ
ではテセ日報は絶対的な存在として描かれてしまっている。

第2ラウンド

イルトゥがしてきた数々の悪事なんて簡単に発覚しそうな感じ
もする。

上述する事にも繋がるが、マスコミは一切取材せず、大手新聞社
の言葉だけを信じようとしている現実がある。
普通言論の中でそんな焦臭い噂が出れば、各社裏付けとして
色々と調べると思うのだけどね。全くそれをしようとしない事
への違和感があるな。

世論を意図的に誘導し、個人中傷を行う

イルトゥ側にとってマダムの存在は実に頭が痛いもの。

マダム潰しのために、テセ日報が芸能三流紙ばりの記事をデッチ
上げて、インターネット上ではサクラを使ってマダムの中傷を
繰り返させる。現実の韓国のインターネットでも個人中傷の
問題は、芸能人でも自殺者が出ている事で明らか。悲しいけど
一人の人物を陥れるのは簡単なことなんだなと。

裏付け捜査を粛々と行う。

マダムを入院させる様病院に頼んだ人物を特定すると、ドンギ
である事が分かる。

ハンギョルの事をイルトゥが知らなかったという事への反駁と
しては、ハンギョルが描いた絵が証明している。絵の中には
父と母の名前が書かれているしね。

人は命令されただけで罪もない人を殺せるのか?

ヨンドクによると、それを行った人は、家族を脅されているの
か、金を受け取ったのか、それとも両方なのかという事らしい。

結果的に金を受け取っているし、実家の母も見張りが付いている
事から、金と家族を脅されている感じだね。

ヘソンの暴走

何らかの大儀が有るのかも知れないが、ヘソンのしている事は
まさにイルトゥのしている事と同じ。
キツネ目の男という事で、本当にヘソンの行動が実に嫌らしく
見える。
後々イルトゥのした事を暴露するための意図が有ったと分かって
も、正直ヘソンのしている事は決して許されるものではなよね。

捜査中止を検察に言われる

検察にはそんな力があるのか?
警察同士の連携も全く無く、カンサン警察だけが非難されて
いる辺りが、少々胡散臭い流れ。


チン・ドヒョク …… イ・ジュンギ (週刊誌記者)
チュ・ジェイン …… ユン・ソイ (竜川警察・強行犯2係・係長)
チョ・ヨンドク …… ペク・ユンシク (双斧組)
カン・ヘソン …… オム・ギジュン (テセ日報記者)

チン・ドヒ …… チャン・ヨンナム (ドヒョクの姉)
チン・ソル …… キム・ヒャンギ (ドヒの娘)
チン・ジョン …… オム・ジソン (ドヒの息子)
チェ・イルトゥ …… チェ・ジョンウ (テセ日報の会長)
チェ・ホギョン …… シン・ジュア (イルトゥの娘)
ミョンヒ …… イ・ヘスク (ジェインの母、コーヒー店)
チョ・ユリ …… ユン・スンア (ヨンドクの娘)

パク・スジョン(マダム) …… チェ・スリン (クラブ)
ナ・ギョンマン …… イ・ハンウィ (強行犯2係・警査)
オ・ジュンイル …… キム・イク (強行犯2係)
チャン・フンギ …… チェ・ボモ (強行犯2係)
カン・ソヒ …… ハン・スジン (強行犯2係)
チャ・マンス …… チョン・ソギョン (ドヒョクと同僚記者)
ナ・ガヨン …… チョン・スヨン (記者、女性)
パク・ジュニョン …… チ・チャンウク (記者・イケメン)
コ・ウンシク …… チンソン (記者、長髪)
ポン・サンチョル …… チョ・ギョンフン (双斧バイク便)
コン・チルソン …… チュ・ジンモ (ヘソンの部下。殴られ出血)


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