ヒーロー
HERO

演出 キム・ギョンヒ/イ・ドンユン
脚本 パク・ジスク

http://www.oricon.co.jp/hero/


第14話 遂に掴んだ、動かぬ証拠!
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グァンギの居場所を知ったドヒョクとヨンドクはいち早く彼の
元を訪ね、身の危険が迫っているために警察に自首するよう告
げる。しかしブツが有る限りイルトゥはオレのことを見捨ては
しないと告げ自首を拒む。ブツがなんであれ必ず殺されると
説得するも刑務所には行きたくないという彼。グァンギは部屋
から出て行こうとすると、ジェインら警察に捕まってしまう。
彼の所持品の中からチルソンの遺留品は見つからなかったが、
彼の携帯電話からチルソンへの通話記録と、チルソンの携帯
電話が見つかったという。通話記録からでもイルトゥを逮捕する
事は十分可能だという。しかしそれはあくまで仮のもので、
48時間以内に決定的証拠を見つけなければならないという。

イルトゥの逮捕はヨンドク日報でも取り上げられる。
ジュニョンはテレビ局に潜入し、報道番組"時事365"の担当者
と接触し、情報を提供する。今度の逮捕は知人の殺人教唆で
有ること。

一方警察はイルトゥを逮捕する。
何度も証拠もなく人を逮捕してとイルトゥは憤怒するが、グァ
ンギを知っているか?として彼の心理を揺さぶる。チルソンを
殺した理由は何か?と尋ね、グァンギと通話した記録が有ること
を告げる。しかし白を切るイルトゥに対して、グァンギが何か
凄いものを持っている事を告げる。イルトゥに対してヘソンが
助けると思って安心しているだろうが、彼も捜査線上に入った
人物だと告げる。

グァンギの部屋を捜索するヨンドク。
既にヘソンの雇ったヤクザたちが捜索して部屋は荒れ果てていた。
しかしコインロッカーの鍵が見つかる。普通そういう鍵は身に
つけているハズだとして、これがブツの隠し場所かも知れないと
呟く。

ドヒョクは一人テセ日報に乗り込み、何故テセ日報ではこれらの
事実を報道しないのかと訴える。記者が事実を伝えないから
国民はスキャンダルばかりに興味を持つとし、記事としての
良心に訴えかける。
一方ヘソンの元にはパク議員から電話が鳴り、一体どうなって
いるのかと告げる。テセ日報にまで記事が掲載されていると
指摘され、初めて事実を知る。ヘソンはテセ日報の編成局長を
呼び出し、どういうことか問い詰めると、警察の番記者が事実
確認をした事を告げる。しかし社主に反旗を翻すような記者は
要らないと告げる。そんな中、ホギョンもヘソンの元を訪ねる。
どういうことなのか問い詰めるホギョンに対して、大したこと
ではないとし、時間が来れば釈放されると告げる。
ヘソンは各新聞社に圧力をかけ、イルトゥ逮捕の記事を削除
させる。しかもインターネットポータルサイトにまで圧力を
かけ、イルトゥ関連の記事の削除だけでなく、検索ワードと
しても禁止語にさせるのだった。

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ドラマではちょっと韓国国民を愚かに描きすぎか

幾らなんでもここまで大統領候補が嫌疑を掛けられているにも
関わらず国民が関心をもたないとするには、少々強引なもの
がある。
面白い展開ではあるのだけど、一人の男がここまで権力をもって
居るというのは、少々理解しがたい。
韓国の新聞は確かに偏向的で日本に対する報道には特にその
傾向はあるけどね。
ドヒョクが記者たちに、記者の本文を全うすべきだと発言する
には、是非朝鮮日報や中央日報の記者たちに耳を傾けて欲しい
部分かも。

ヘソン率いるテセ日報の権威とは?

こんな適当な新聞社が国民の支持を得ているとは考えづらい。
少なくとも他の新聞社が黙っていない様な気もするんだけどね。

検索エンジンに禁止語を設定させるなんて、まるで中国みたい
だね。

往十里駅(ワンシムニ)のロッカー

ロッカーの鍵はここのものだった。
ヤクザたちがドヒョクをボコボコにしていたけど、もの凄く
惨い者があったね。しかも人前だというのに遠慮無しに殴り
付ける所が凄かった。それでも鍵を渡さないとするドヒョクの
信念を見せつけるためのものだろうけどね。

ロッカーに入っていたモノ

中にはビデオカメラが入っていた。
そこにはチルソンと料亭で会話するイルトゥの映像。

凄いのはこんなに決定的な証拠があるにもかかわらず、もみ消し
が可能という事実。
検察も警察も手出しが出来無い状況。
ドヒョクはこれが法治国家かとして、目の前で人を殺しても
イルトゥは逮捕されないとする辺り、深刻な国内情勢だと思う。

ペンだけが頼り

まぁそのペンも信じてもらえない訳だけどね。

しかし今の世の中、韓国の手の及ばないインターネットの地域
が有るんだから、そこに動画でも記事でも公開すれば良いのに
ね。
インターネットの影響力が強いとしながらも、その辺は負の力
ばかりにしか加味されていない所がかなりの違和感があるな。

街中でイルトゥの事を訴える

スジョンを始めとしてヨンドクの娘とか色々と手伝いに来る
辺りは感動する流れ。
そこにホギョンも居て事の顛末を見守っている所が、今後の
展開の伏線になりそう。
鬼のような父親も娘にだけは弱いという感じの展開になるのか
な。


チン・ドヒョク …… イ・ジュンギ (週刊誌記者)
チュ・ジェイン …… ユン・ソイ (竜川警察・強行犯2係・係長)
チョ・ヨンドク …… ペク・ユンシク (双斧組)
カン・ヘソン …… オム・ギジュン (テセ日報記者)

チン・ドヒ …… チャン・ヨンナム (ドヒョクの姉)
チン・ソル …… キム・ヒャンギ (ドヒの娘)
チン・ジョン …… オム・ジソン (ドヒの息子)
チェ・イルトゥ …… チェ・ジョンウ (テセ日報の会長)
チェ・ホギョン …… シン・ジュア (イルトゥの娘)
ミョンヒ …… イ・ヘスク (ジェインの母、コーヒー店)
チョ・ユリ …… ユン・スンア (ヨンドクの娘)

パク・スジョン(マダム) …… チェ・スリン (クラブ)
ナ・ギョンマン …… イ・ハンウィ (強行犯2係・警査)
オ・ジュンイル …… キム・イク (強行犯2係)
チャン・フンギ …… チェ・ボモ (強行犯2係)
カン・ソヒ …… ハン・スジン (強行犯2係)
チャ・マンス …… チョン・ソギョン (ドヒョクと同僚記者)
ナ・ガヨン …… チョン・スヨン (記者、女性)
パク・ジュニョン …… チ・チャンウク (記者・イケメン)
コ・ウンシク …… チンソン (記者、長髪)
ポン・サンチョル …… チョ・ギョンフン (双斧バイク便)
コン・チルソン …… チュ・ジンモ (ヘソンの部下。殴られ出血)
パク・グァンギ …… ハン・チャンヒョン (チルソン部下)
チェ・ハンギョル …… ナム・ダルム (マダムの息子)


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