結婚できない男 (2009年、韓国KBS) 日本リメイク作品 演出：キム・ジョンギュ（「アイ・アム・セム」） 脚本：ヨ・ジナ（「９回裏２アウト」） http://www.kbsworld.ne.jp/drama/detail.php?cno=255 http://www.bs11.jp/drama/1233/

第16話 結婚しない男≒結婚できない男
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ジェヒはムンジョンを自宅に招待する。
ムンジョンは画伯のリフォームの件で、私が頼んだから仕事を
引き受けてくれたのか?と尋ねるが、ジェヒは別の話題を語り
始める。ムンジョンは部屋を見ると新しい椅子が用意されてい
るのを知り、私を招待する為に新しい椅子を購入してくれた
のか?と尋ねるがやっぱりジェヒは料理の話で誤魔化す。
料理が出来るまでの間ムンジョンは彼の部屋を色々と見て回る
と、ジェヒはその事が気になり料理が手に付かない。音楽を
かけようとするが、料理するときには自分は音楽は掛けない
としてそれを制する。ムンジョンは苛立ち、私が部屋を回るだ
けで嫌なのか?と尋ねる。その間にも肉を焦がしてしまい、
完璧主義のジェヒは肉を捨てるという。ムンジョンは食べれる
とするが、ジェヒはどれだけ気を遣って用意したのかと憤怒
する。ムンジョンもまた居心地が悪いと告げ、ジェヒに対して
最終宣告を与える。私を追い出すのか、それとも私の存在を
受け入れて二人の生活に慣れるのかどっちかにしてくれと
いう。ジェヒはムンジョンにキスをし、彼女を受け入れるサイン
を送る。

一晩を二人は同じベッド過ごした翌朝、ムンジョンは目覚める
とジェヒの姿がなかった。電話すると現在朝食用のパンを買いに
来ているという。それを聞いて安心するムンジョン。
彼女は彼が帰宅するまでに部屋を見て回り、一冊のアルバムに
目が留まる。写真を見るとジェヒの姿が映っては居るが、一人
切りの写真が多かった。子供の頃からいつも一人だったという
ジェヒの言葉を思い出す。それと同時にジェヒは今まで一人でも
寂しいとは思わなかったが、ムンジョンと出会い寂しいとは
どんなものなのか分かった気がすると発言していた。

ジェヒは帰宅し朝食を作る。ムンジョンには一切手出しをさせ
ないジェヒ。とても美味しい朝食。ムンジョンはそんな中、
ジェヒに対して寝室から有る物を盗んだと語る。何を盗んだ
のか、分からなければ私がもらうと告げる。
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ムンジョンの事を受け入れて自宅に招いたジェヒ。
多少ジェヒの潔癖さに息苦しさを覚えるも、二人はルールを
作り少しずつ互いの意見をすり合わせていく。そしてジェヒは
ついに二人の新居の構想をムンジョンに語って聞かせる。
しかしその構想の中には有る物が含まれていない事に二人は
仲違いしてしまうのだった。

いよいよ最終話。
このドラマが放送中に計画停電が予定されていたのでどうなる
事かと思って予めTSUTAYAにDVDが有るか確認しておいたのだけど
どうやら計画停電は中止だったのでBSの方で見ることが出来た。

最終話に残されていた二人の懸案材料は、子供を作るのかどうか
の計画があるかどうかだった。
子供を作ることに自信が無いとするジェヒ。
ここまで潔癖性な男性の生活のリズムを崩すのは何よりも子供
の存在だろうし、そう言う意味では納得できる対峙点。
ただムンジョンも逃げるというのはやや大人げないし、病院まで
辞めてしまう辺りは、ちょっと大胆すぎる行動かも。

ジェヒが少しずつ歩み寄っている事は明らかなので、そういう
意味ではもう少し見守ってあげるべき所ではないかという気が
する。

仕事の件に関しては結局グダグダなまま終わってしまった
部分が有るけど、ヒョンギュに一定の仕事を与えて彼の実力
を認める辺りは良くできていた部分。

ユジンを巡り、周りの人間との軋轢なんかも随分と解消したし
ムンジョンとユジンが二人で本音を語り合いながら飲み合う
シーンを描いたことでそれが上手く伝わってきた。

日本版も面白かったけど、韓国版もなかなかの出来。
なんと言っても「宮廷女官チャングムの誓い」であれほど
格好良いミン・ジョンホ役を演じたのに、そんなイメージが
全く無くなっていたところが凄い。別のイメージが出来て役者
としては幅広くなったのかも知れないけどね。

そしてなんと言ってもオム・ジョンファさんが良かった。
日本版の夏川結衣さんもかなり好評だったけど、それに負けず
劣らず完璧にこの役をこなしていたと思う。
オム・テウンがジョンファさんの実の弟というのだから驚き
だね。