カインとアベル
(Cain & Abel)
監督/キム・ヒョンシク


第11話 辛い告白

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チョインは思い出した電話番号に電話するとソヌが出る。
チョインは自分の名前を告げオレを知りませんか?と尋ねる。
しかし無情にもソヌは知らないと告げて電話を切る。

ヒョンジュは放心状態のチョインに声を掛ける。貴方はチョイ
ンだと告げるとハッと我に返り彼女に耳を傾ける。そこに
同時にヨンジもやってくるのを見ると、チョインは自分は
ガンホだと告げ否定する。しかしヨンジは彼のことをチョイン
先生だと語る。
6ヶ月前に行方不明になった事。現地でガイドしていたのが私
で先生はボランティア活動などで中国を回っていた事を告げる。
それがチョインの失われた記憶であること。本当のことを黙っ
ていてすみませんと謝るヨンジに対して、最初から知っていた
のか?と問い詰める。身内が居ない国で頼れる人は先生しか居な
かった事を告げ、心細かったのを口にする。後から話すことは
幾らでも出来たはずだとするが貴方が好きなのでソバにいたか
ったと告げる。記憶が戻ったに自分の元から去ってしまうと
思ったことを告げる。

ソヌはボックンに電話し、始末を頼んだはずなのに未だにチョ
インが生きている事を問い詰める。中国の砂漠とは違って、
人目もあるしそう簡単にはいかないと語る。チョインは記憶
を取り戻しつつ有るようだと告げると、ボックスは清州のポソン
病院で知り合いと出会したようだと告げる。自分が今から清州
に行き誰にあったのか確認するという。

チョインはヒョンジュから説明を受ける。まだ受け止めきれな
いことは仕方がないこと。ゆっくり思い出せばいいと。しかし
チョインは今は誰の言葉も信じられない事を告げ、中国の砂漠
では自分は撃たれたことを語る。一体誰に指示されたものなの
か。それを確かめるという。ヒョンジュは貴方が生きていると
知って動揺する人物が居るはずであり、ニセの遺骨まで持って
くるようなヤツなので気をつけろと忠告する。

ソヌが清州にやってきてヒョンジュと逢う。
チョインが外のベンチで座っている隣に座るソヌは、ボックン
に電話し指示通りよろしく頼むと、チョイン殺害を告げる。
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いよいよチョインに全ての事実が伝わる。

彼がガンホではなくチョインである事。
チョインへ真実が伝わる流れはヒョンジュと出会ったことが
大きく、結果的にソヌが戦略的に彼女を系列病院に左遷した事
が皮肉にもチョインを助けることになった。
ヨンジも自分の我が儘で事実が告げられなかったとの事だけど
てっきりガンホが親戚でなければ強制送還するような事を言って
いたのを気にしていたのかと思った。

ソヌは最後までチョインを封じようとする

この期に及んでチョインを処分しようとするのはちょっと展開
として強引な気がする。
ボックンたちは、中国と違って人目を気にしていたが、結局
最後は強引に交通事故を起こそうとするのだから、やや違和感
は有るな。この人たち、人生を捨てているのか?

ソヨンとソヌが急接近。

アメリカに居た時にもソヌは彼女に手紙を出そうとしていたこと
や、彼女が大好きなビートルズのオリジナルを集めて贈ろうと
していた事。しかし嫌らしいことに目に見えるところにそんな
手紙の束が置かれているんだよなぁ。これって確信犯なのか?

院長は随分回復している。

これだけ意識もはっきりとしているし、全ての会話は聞こえて
いて、ラストに動き出してきて審判を下すって流れなんだろうね。
わざわざ言わなければ良いのに、院長の前で全てを語っていく
ヘジュやソヌがマヌケなんだよな。

チョインはヨンジが事実を隠していた事を許せない

でも既に許している事は明らかだね。
チョインもヨンジの気持ちを知っているのならば結婚しよう
とでも言ってあげれば良いのだが、そうなると重婚になって
しまうのか。

ヨンジはソヨンに電話する。

ビックリさせようとしてチョインが生きていることを電話口
では言わないのかも知れないが、その辺が実にもどかしい。
でもドラマとしては常套手段か。

ジャガ水餃子は癖になる。

まるでヨンジの様だという。色んな顔をしているヨンジの事を
チョインはしっかりと見て居るんだね。


イ・チョイン …… ソ・ジソプ (次男)
イ・ソヌ …… シン・ヒョンジュン (長男)
オ・ヨンジ …… ハン・ジミン (チョインを中国で案内)
キム・ソヨン …… チェ・ジョンアン (歌手、チョインと恋仲)
ナ・ヘジュ …… キム・ヘスク (母親、ポソン病院・副院長)
イ・ジョンミン …… チャン・ヨン (父親、ポソン病院・院長)
キム・ヒョンジュ …… ハ・ユミ (救急科)
キム・ジングン …… クオン・ヘヒョ (麻酔科)

イ・ジョンミン …… ハン・ダミン (女性・新聞記者)
チョ・ピョンテク …… アン・ネサン (神経外科)
ナム・ヨンテ …… ユ・ジュヒ (2年目のレジデント)
パク・スラク …… ユン・ギウォン (脳神経外科フェロー)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長)

オ・ガンチョル …… パク・ソンウン (ヨンジの兄、脱北者)
チェ・チス …… ペク・スンヒョン (脱北者、憎たらしい)
チェ・ボックン …… チョ・ウォニ (中国貿易商人、悪人)
マノ …… オク・スンイル (ボックンと共に行動する部下)
ソ・ジノ…… チェ・ジェファン (脱北者、ヨンジの友達)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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