カインとアベル
(Cain & Abel)
監督/キム・ヒョンシク


第13話 悲しい報復

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チョインはソヌとソヨンがキスしている場面に出会してしまい
放心状態で立ち去る。ソヨンは追い掛けてくるがソヌによって
止められる。
7ヶ月で産まれたオレを育ててくれたが、今は心臓が無くなった
みたいだというチョイン。
チョインは自分の部屋に戻るとこれまで6ヶ月の出来事を時系列
に書き並べて考えてみる。

一方殺し屋ボックンとマノは中国に帰国する前にオ・イングン
理事に電話する。オ理事はチョインの始末をせずに帰国する
殺し屋達に激怒するが、支払われた金の分はしっかり仕事を
したとするボックンたち。
そんなオ理事の下にチョインはやってくる。チョインはお土産
があるとしてオ理事に自分の遺骨だされた遺灰と容器を持って
くる。この遺骨を受け取ったのは貴方なのに、何故直接確認
しなかったのかと問い、何故家族ではなく遺骨はオ理事に届け
られたのかと疑う。遺骨を送ってきたのが恐らく犯人であろう
事。脳医学センター設立の発表の後に、オ理事の会社の株価が
10倍に跳ね上がっている事実を指摘するチョイン。その内、
その遺骨の箱は使うことになるので取っておけと忠告し、部屋
から出て行く。
それを受けてオ理事はすぐにボックンに電話し、10倍し払うの
で依頼を改めて受けて欲しいと頼む。

パン診療部長の元に行くチョインは彼にヒョンジュの異動撤回
書にサインさせる。文書偽造、そしてヒョンジュの異動するこ
とになる薬品の持ち出しの偽造の件を問い詰め、更には脳医学
センター設立に関する撤回の提起を行うという。

パンやオ理事は、ソヌやヘジュの元に行きチョインの動きを
報告する。別人の遺骨を受け取った件についてはオ理事が一人
で責任を負い自力で処理するよう命じるソヌ。

チョインはソヌの元へと足を運ぶ。チョインは自分の遺影を
手にしてソヌの前に現れる。チョインは一連の事件をオ理事の
企みなのかとソヌに相談する。ソヌは検査の時、無事に戻って
来られただけで良いと言っていたではないかとチョインに告げる
がよく考えていたら無性に腹が立ったという。むやみな事を
荒立てるなとしてこの一件は過ぎ去った事だというソヌに対して
チョインは疑惑の目を向ける。兄さんまでそんな事を言うのか
というチョインは、この一件は本来兄さんが率先して調べる
べき立場ではないのか?と不満を漏らし、調べようとしない兄は
犯人と同じだという。遺骨についてDNA鑑定もしなかった事を
指摘し、兄さんもオレが死んで欲しかったのではないかと告げる
と、オレがそんな事を思うはずがないと憤怒する。遺体は顔が
判明できない程ボロボロだったこと、遺骨と一緒に指輪が有った
事、中国各地を探し回っていた事実を挙げて、よくも平気で
そんな事を言えるなと激怒する。チョインは言い過ぎた事を
謝罪するが、自分でもどうして良いのか分からないと混乱した
素振りを見せる。犯人を見つけたら自分がやられたように銃を
突きつけ引き金を引きたくなると告げる。
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いよいよチョインの反撃は開始されるか。

チョインは何故自分を狙っている者が、オ理事、パン診療部長
だと思ったのだろうか。救命センター設立に反対派だったの
だっけか。

最低なソヨン

なんか心が優しそうな人の振る舞いを見せ続けていたのだけど
結局チョインを傷つけた。自分には信念が有るような感じ言い
っぷりだったし、ソヨンとチョインには二人で一人という運命
の赤い絆みたいなものを感じていた様な口ぶりだったけど、
結局ソヌの方へと足を向ける。
ドラマの展開上、チョインがヨンジと結ばれる為には都合が良い
けど、なんか解せない人だね。

パン診療部長の工作

なんで彼が文書偽造したのがチョインにばれたのか?というのは
言わない約束なのか。でもヒョンジュの件は確かにチョインが
クスリを持ち出していたし、規則には違反していたようにも
思えるしね。

もっと知的な展開になるかと思った。

チョインが遺灰の箱を持って行ったり、容疑者たちに圧力を掛
けると、必ずその人たちは殺し屋だったり、ソヌの元に電話す
るシーンに繋がる。私はチョインが裏で繋がっている人たちの
関係図を調べるために、遺灰の箱に盗聴器を仕掛けていたり、
挑発した後に相手がどんな行動をするのか試し見ているのかと
思っていた。
しかしそうする姿もなく、単に顔色を伺っていただけという
事なのだろうか。

展開は殺し屋ボックン頼みか

殺し屋に依頼すれば、自分たちの汚点を知られる事で、後に
脅される材料にも成り得るのに、何の信頼も出来無い相手に
頼ってしまう所がちょっと頭が悪い。

チスがやってきた!

顔を見るだけで腹立つけど、この人のしゃべりぷりがまた人を
逆なでさせる。
チョインは手術を装って殺害するのか。それとも手術を引き合い
に出して、知っている事を全て告白させるのかだね。

ソヌが殺し屋に指示していた証拠。

電話で"指示通り頼む"と告げるところで、チョインが疑って
しまう。まぁ疑うのは分かるけど、この言葉だけで動き出すのは
危険かな。もう少し確かな証拠がないと復讐に尽力を傾ける
のは難しいかな。

父・ジョンミンは意思疎通が図れる。

話しかけるときちんと頭が受け止め答える事が出来るようだ。
これまでヘジュやソヌの悪意の全てを知っている重要な証人
だから心強いものがある。でもそれを知りつつも、自分から
喋れないというのは相当ストレスが溜まるだろうね。


イ・チョイン …… ソ・ジソプ (次男)
イ・ソヌ …… シン・ヒョンジュン (長男)
オ・ヨンジ …… ハン・ジミン (チョインを中国で案内)
キム・ソヨン …… チェ・ジョンアン (歌手、チョインと恋仲)
ナ・ヘジュ …… キム・ヘスク (母親、ポソン病院・副院長)
イ・ジョンミン …… チャン・ヨン (父親、ポソン病院・院長)
キム・ヒョンジュ …… ハ・ユミ (救急科)
キム・ジングン …… クオン・ヘヒョ (麻酔科)

イ・ジョンミン …… ハン・ダミン (女性・新聞記者)
チョ・ピョンテク …… アン・ネサン (神経外科)
ナム・ヨンテ …… ユ・ジュヒ (2年目のレジデント)
パク・スラク …… ユン・ギウォン (脳神経外科フェロー)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長)

オ・ガンチョル …… パク・ソンウン (ヨンジの兄、脱北者)
チェ・チス …… ペク・スンヒョン (脱北者、憎たらしい)
チェ・ボックン …… チョ・ウォニ (中国貿易商人、悪人)
マノ …… オク・スンイル (ボックンと共に行動する部下)
ソ・ジノ…… チェ・ジェファン (脱北者、ヨンジの友達)


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