カインとアベル
(Cain & Abel)
監督/キム・ヒョンシク


第16話 暴かれた陰謀

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チョインは脳医学センターの症例検討会を招集する。
脊索腫によって手術を受けたチョインの父・ジョンミンの事を
例に挙げ、腫瘍の全摘後に意識障害を起こした事を訴える。
その執刀医はソヌであるとの事。しかしソヌは自発呼吸が出来る
様になった事を忘れるなと告げる。
チョインは術前のCTスキャン検査では腫瘍が5.2cmだったのに
術後の報告では5.8cmになっているのは何故かと問う。ソヌは
CTでは正確なサイズは分からず、この症例の場合全摘が原則な
為にこうなったことを告げる。チョインは妥当だとされる手術
でありしかも脳幹を傷つけていないにもかかわらず何故意識障害
が起こるのかを問うと、ソヌは院長をこの場へと連れてくる。
チョインは父親はこの様な場に連れてきたことに激怒し、晒し
者にするなんて人として最低だと告げる。ソヌはジョンミンは
意識障害も運動障害も回復している事を訴え、患者に指を動か
させて、意思の疎通が出来ることを証明する。
これが本当ならばオペは大成功だとして、医師達はソヌに絶大
な信頼を寄せようとしていた。チョインはジョンミンに対して
兄さんの言い分を認めて引き下がるべきなのかと問うと、突然
ジョンミンは手を痙攣させる。他の医師達はこれは単純痙攣で
有り運動障害の回復とはいえないと告げる。
それを受けてチョインは病理科で術後の腫瘍の検査を行った際
に正常な組織まで手術によって取り除かれている証拠を突きつけ
この事実は電子カルテには記載されていないこと。更に味覚を
失ったとされる患者のチェ・ユラの劇的な手術がきっかけで
脳医学センター設立の追い風になった事実に対して、この患者は
予め清州ポソン病院で検査を受けていた患者で、偶然ソヌの乗っ
た飛行機に乗り合わせたのではなく、意図的に演出したもの
だと訴える。患者にこんな危険なことをさせて違法なやり方で
設立した脳医学センターを継続すべきなのかと訴えかけるの
だった。

パンはユラの件まで持ち出してくるとは想定外だったとソヌに
告げる。母・ヘジュも考えが甘かったとして反省する。しかし
土地の譲渡に関しては無効だとする法的書類を提出している
事を告げる。これで理事達を引き戻そうと語る。ソヌはチョイン
を消さなければ僕が消えることになると訴える。

そんな三人が対策会議している外でチョインは待っていた。
部屋から出てきたソヌはチョインに対して、あれで勝ったと思
ったら大間違いだと告げるも、チョインはソヌに対して、あれで
終わったと思うならば大間違いだと言い返す。

脳医学センターではケースカンファレンスが不調に終わった結果
異変が起こり始めていた。今日予約した患者が全てキャンセル
され、ソックンはジョンズ・ホプキンス大学からセンターに来る
ことになっていた、ジョナサン・キム教授やクォン教授は来る
予定を取り消したいと言ってきたのである。センターの方針に
賛同しかねるとの理由だった。

チョインはヨンジのベンチでランチを食べる。ヨンジはチョイン
に病院で何かあったのか尋ねる。検診センターではチョインと
ソヌが争っていることを噂しているという。チョインはヨンジに
対して何かあったら耳を塞いでと語る。
チョインはずっとヨンジの顔を凝視すると、ヨンジは何故そんな
に顔を見るのか尋ねる。もし忘れても思い出せるようにとチョイン
はつぶやき、君に恋をしたのかもとからかう。ヨンジはチョイン
の記憶が戻っているのではないかと疑う。

続いて病院では臨時理事会が開かれる。
長老洞の土地譲渡の件に関して、チョインはあれは僕が院長と
譲渡契約を交わしたと告げる。しかし母・ヘジュは妻の私に
無断で譲渡したものだとして、無効の手続きをしたという。
しかしチョインは自分がこうして生きている以上僕のものである
事に変わりはないこと。それは相続ではなくあくまで正式契約
だと告げ、法務部長に指示を仰ぐと確かにその通りだとお墨付き
を貰う。この土地には院長の意思の通り、救命センターを設立
する事を告げる。
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脳医学センター設立は中止に出来るのか。

チョインが復帰したことで随分脳医学センターの側の主張が
苦しくなってきた。でもこのセンターって既に設立して運営
されているって事なのか?
ソヌが余命僅かな事を知ればより立場が悪くなりそうだな。

徐々にソヌの立場が弱くなっていく。

今回はなんとソヨンが全ての事実を知ってしまった。
全てはチョインの部屋に書かれていたホワイトボードを見て
しまったこと。上手く彼女が訪れるときに貼ってあった紙が
落ちてくるのね。
"ソヌざまぁみろ"って感じでしょうか。

ジョンミンの演技

ケースカンファレンスの際に、チョインがピンチだと知って、
演技を見せたジョンミン。ただ意図的な痙攣であれだけ手が
動かせれば相当回復して居るんじゃないか?
それと脳波の検査でどのくらい運動障害が回復しているか分かる
と思う。

ヨンジはチョインの記憶が戻っている事を知る。

この辺、隠している意味が無くなったので告白することになった。
真っ先に彼女に話すべき事だよね。
チョインがディナーをモードある雰囲気に演出したところで全て
を話す。僕はガンホとして出会ったときのヨンジが好きなのか
チョインとして出会ったときのヨンジが好きなのか考えていた
という。どちらのヨンジも変わらないとの事。

チョインのヨンジへの不意打ちキス

相手の言葉を塞ぐようにしてのキス。そして手を繋ぎながら
食事。ここでもやっぱりジャガ水餃子。クセになる味、まるで
ヨンジさんだとの事。


イ・チョイン …… ソ・ジソプ (次男)
イ・ソヌ …… シン・ヒョンジュン (長男)
オ・ヨンジ …… ハン・ジミン (チョインを中国で案内)
キム・ソヨン …… チェ・ジョンアン (歌手、チョインと恋仲)
ナ・ヘジュ …… キム・ヘスク (母親、ポソン病院・副院長)
イ・ジョンミン …… チャン・ヨン (父親、ポソン病院・院長)
キム・ヒョンジュ …… ハ・ユミ (救急科)
キム・ジングン …… クオン・ヘヒョ (麻酔科)

イ・ジョンミン …… ハン・ダミン (女性・新聞記者)
チョ・ピョンテク …… アン・ネサン (神経外科)
ナム・ヨンテ …… ユ・ジュヒ (2年目のレジデント)
パク・スラク …… ユン・ギウォン (脳神経外科フェロー)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長)

オ・ガンチョル …… パク・ソンウン (ヨンジの兄、脱北者)
チェ・チス …… ペク・スンヒョン (脱北者、憎たらしい)
チェ・ボックン …… チョ・ウォニ (中国貿易商人、悪人)
マノ …… オク・スンイル (ボックンと共に行動する部下)
ソ・ジノ…… チェ・ジェファン (脱北者、ヨンジの友達)
オ・イングン …… キム・ハギュン (病院理事、メディハウス社長)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長、イングン仲間)


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