カインとアベル
(Cain & Abel)
監督/キム・ヒョンシク


第17話 罪と罰

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ソヨンはチョインに手紙を持って行く際に、彼のオフィスに
書かれていたこれまでの陰謀について書かれた表示板を見てし
まう。ソヌはソヨンが声を震わせながら病院を後にするのを
見てチョインに掴みかかる。一体ソヨンに何を聞かせたのかと。
するとチョインはソヨンに直接聞けと告げ、二度とソヨンに
近づかぬよう警告する。脳医学センターを潰して二度とメスを
握れなくするという。ソヌは急いでチョインのオフィスに行く
と彼女がチョインに手紙を持ってくる過程で表示板を見たこと
を知る。
ヘジュはチョインの姿を見ると、突然彼を殴りつける。
実の弟のように庇って貰いながら酷い仕打ちをしたことを責める。
兄のことを人前で侮辱して足を引っ張ったことを責め、ソヌの事
を兄と呼ぶ資格はないと告げる。絶対に救命センターを設立させ
ないことを告げる。チョインは母親を慕っていたこと。母が
兄さんを扱うように自分も息子だと呼ばれたかった事を告げる。
ヨンジはその二人の会話を聞いていて悲しむ。

ヘジュは夫・ジョンミンの元へ。ヘジュは夫に何故チョイン
ばかりを庇うのかと告げ、何もかも貴方のせいだと責める。
貴方が倒れたときに助けなければ良かった事を告げる。
チョインの両親を殺したのも貴方のせいだと告げる。その会話
をチョインが聞いてしまう。

ソヨンが帰宅するとソヌが家の前で待っていた。ソヨンは彼に
近くに来ないでと拒絶感を表明する。本当にソヌがしたことな
のかと問うと、僕はチョインを捨てたという事を語る。チョイン
が居る限り君を取り戻すことは出来無いと告げ、殺人者になって
も地獄に落ちようとも残りの時間を君と過ごしたことを告げる。
中国の刑務所でチョインを見捨てた際には一生許される事の
無い罪を背負ったことを覚悟したと告げる。するとソヨンは
死ぬまで言わないで欲しかったと語る。全ては君と生きる為だ
と告げると、愛しているのならばそんな事はしないで欲しかった
と語る。

チスはチョインの事を監視していた。

チョインはヒョンジュの元に行き、父親が無くなった1979年の
当時のカルテを持って尋ねる。実の両親は何故死んだのか?
交通事故だった事。病院を設立してから7年目のことであり、
凄く呆気ない事故だったという。もう30年前のことなので詳しい
原因は知らないという。チョインは警察に行き事故原因の調査
報告書の開示を求める。1979年11月15日江原道で起こった交通
事故はオイル漏れによるブレーキ事故だった事を知る。
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いよいよ全てが明らかになる。

チョインを殺害しようとしたのは、ヘジュでありソヌで有った
事。ヘジュはソヌがそんな事をするとは思っていなかったのね。
何処まで親バカなんだか。

ソヌの勝手な言い分が笑える。

ソヌによるとソヨンを巻き込まない事は暗黙の了解だったらしい。
一体どれだけ都合の良い主張何だか。
そしてチョインはヘジュにソヌがしてきたことを告げると、チョ
インに対して"正気か"と語る訳だけど、一体誰が正気で誰が
狂っているのか、ソヌには分かっていないらしい。ここまで大
ボケなキャラクターは見たことがない。

30年前にチョインの両親が殺害された事実。

車のブレーキオイルをヘジュが抜き取り事故を起こさせた事。
既にこの時点からヘジュは殺人の罪を背負っていたことになる。
その割りにチョインを殺害しようとした理事に対して、驚いた
表情を見せていたな。

ヘジュとソヌは典型的な韓国人

この二人がチョインの事を責める資格は有るのか。
ヘジュが冒頭でチョインを殴る所なんてまさにその典型。
自分は殺害しようとしていたのに、少しソヌが人前で恥をかか
されだけで真っ赤な顔で怒る。
ソヌなんてまさにその典型だったな。

ヨンジの故郷は咸鏡道(ハムギョンド)

チョインが一種のプロポーズをしたシーンは、北朝鮮が見える
場所だった。ヨンジの両親に逢いたいというチョイン。心が
温かくて優しい人だというヨンジ。

明日、全てが終わる。

チョインは全てが終わった後にヨンジに対して家族になろうと
告げる。一体どうすると終わりという事になるのだろうか。
救命センターが回転し始めて初めて終わりではないのか?

戦いにならないソヌとチョイン

ソヌの命は余命少ない。ドラマ中では長くて2年だと言うが、
あれだけ痙攣が頻発していたらそう長くはないよな。
正直こんなソヌが脳医学センター設立を訴えても説得力がない。
チョインが行った手術である"脊索腫"の手術をソヌもやって
脳外科の権威を取り戻すという事だけど、それだけで失墜した
脳医学センターの信用は戻るのか?

イ・チョイン …… ソ・ジソプ (次男)
イ・ソヌ …… シン・ヒョンジュン (長男)
オ・ヨンジ …… ハン・ジミン (チョインを中国で案内)
キム・ソヨン …… チェ・ジョンアン (歌手、チョインと恋仲)
ナ・ヘジュ …… キム・ヘスク (母親、ポソン病院・副院長)
イ・ジョンミン …… チャン・ヨン (父親、ポソン病院・院長)
キム・ヒョンジュ …… ハ・ユミ (救急科)
キム・ジングン …… クオン・ヘヒョ (麻酔科)

イ・ジョンミン …… ハン・ダミン (女性・新聞記者)
チョ・ピョンテク …… アン・ネサン (神経外科)
ナム・ヨンテ …… ユ・ジュヒ (2年目のレジデント)
パク・スラク …… ユン・ギウォン (脳神経外科フェロー)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長)

オ・ガンチョル …… パク・ソンウン (ヨンジの兄、脱北者)
チェ・チス …… ペク・スンヒョン (脱北者、憎たらしい)
チェ・ボックン …… チョ・ウォニ (中国貿易商人、悪人)
マノ …… オク・スンイル (ボックンと共に行動する部下)
ソ・ジノ…… チェ・ジェファン (脱北者、ヨンジの友達)
オ・イングン …… キム・ハギュン (病院理事、メディハウス社長)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長、イングン仲間)


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