カインとアベル (Cain & Abel) 監督／キム・ヒョンシク

第18話 報われない愛
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ソヌはチョインに最後のチャンスを与えるという。手を引けば
誰も傷つけないという。しかし拒否するチョイン。

定例理事会が開かれる。議題と採決は建設予定地の用途につい
てだった。話し合いが行われる中、チョインの携帯にチスから
メールが入る。そこにはヨンジの写真が写っていた。次の瞬間
チスから電話が鳴り、ヨンジは預かるという。用件は直接逢って
からだという。それを知ったチョインはソヌに話しかける。
ソヌはチョインにもう諦めることだと告げるが、絶対に諦めない
というチョイン。センター建設と引き替えにヨンジを諦めるのか?
と問う。絶対にどちらも諦めないとするが、その時警察がやって
来て、チョインの事をチェ・ボックス殺害容疑で逮捕するという。

チョインはソヌに警察で全てを打ち明けると告げる。しかしソヌ
は唯一その主張を証明できるボックンはお前が殺したのだろう
として、ヨンジは俺の手に有ることを忘れるなと告げる。
チョインはトイレに立ち寄る許可を貰い、そこでトイレに置いて
有るガーゼを飲み込んで窒息を装う。気道閉塞ですぐに処置室
へと運ばれてくる。チョインはヒョンジュに対してメッセージ
を送る。自分は潔白だから抜け出したい事を告げる。現在ヨンジ
の身が危険であることを告げる。
ヒョンジュはジングンと共謀し、手術室に運ぶふりをしてチョ
インを脱出させる。その際警察官のポケットから取り上げられた
携帯電話を盗み出す。

その頃理事会では採決が行われようとしていた。
ヒョンジュは投票の場に赴き、オ理事やパン診療部長に、チョ
インがよろしくと伝えていた事を告げる。投票の結果、6対4で
救命センター設立に決定する。

一方病院を抜けだしたチョインはヨンジに電話する。ヨンジは
チスが自分の事を尾行していた事を知り逃げるが掴まってしまう。
ヨンジはチスに脅されて電話に出るが、チョインに対してここ
には来ないでと叫ぶ。チスはヨンジを殴り飛ばし、チョインに
対して今から言う場所に来るよう命じる。

ヘジュは仲間の理事達を呼び出し、誰が裏切ったのかと問い詰
める。チョインが居ない状況ならば採決で負けるハズはない
という。するとオ理事は自分が反対票を入れた事を告げ、
理由はソヌに聞けば分かるという。ソヌは私を殺そうとして
殺し屋を差し向けた事を告げる。さらにパン診療部長も、清州
に左遷された時に、本社に戻してくれたのはチョインだったと
して裏切った理由を告白する。

チョインは約束の場所に来るとチスともみ合いになりメスを
首元に突きつけられる。チョインは携帯電話を通話状態にしな
がらチスに話しかける。お前がチェ・ボックンを殺したのかと
問うと案の定彼がメスで頸動脈を切って殺害した事を告げる。
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★チョイン対ソヌの対決の最終章!!

いよいよ建設予定地の件でどちらを建設するのかが採決が取ら
れる事になる。チョインが譲渡された土地なのに、何故本人を
抜きにして採決が行われるのかと。

★チョインの方が持ち札は多い。

この対決、既にソヌ側にはあまりイニシアチブが取れる要素が
存在しない。最後の切り札はチスを使ってヨンジを拉致し、
チョインを殺害&採決に参加させないという強引なもの。
この段階でチョインが死ねば明らかにソヌが殺した事が発覚する
のに、ごり押ししてしまう所が凄いな。

★まさかの警察が登場。

ボックンの件がようやくここに来て明らかになるとは思わなか
った。科学捜査の結果というのならば、何故通話記録が多数
残っているソヌを疑わないのか。

★携帯電話を使って上手く潔白を証明するチョイン

チスが自白する形を誘導するチョイン。
最後にチョインがソヌに問い詰めるときも、携帯電話とかボイス
レコーダーに取っておけば全てが公になりそうだけどね。
流石にそこまで気が回らないらしい。

チスは大きな事を言う割りに弱い、弱すぎる(+_+

★チョインとソヌ、それぞれに欠けているもの

チョインは母親からの愛情が足りない。
ソヌは父親からの愛情が足りない。
韓国ドラマでは血の濃さが何より優先されるのに、この父親は
血の繋がらないチョインの事を優先して育てていたのね。
こういっては何だが子育てに於いて子供を差別するならば最初
から育てようとするなと小一時間。韓国ドラマ全般に言える
事である。

★最後に急患

ソヌだった。普通身内が運ばれてきたのならば、電話を貰った
時点で急患はソヌだと言うはずだ。ドラマらしく回りくどい
表現になった。

イ・チョイン …… ソ・ジソプ (次男)
イ・ソヌ …… シン・ヒョンジュン (長男)
オ・ヨンジ …… ハン・ジミン (チョインを中国で案内)
キム・ソヨン …… チェ・ジョンアン (歌手、チョインと恋仲)
ナ・ヘジュ …… キム・ヘスク (母親、ポソン病院・副院長)
イ・ジョンミン …… チャン・ヨン (父親、ポソン病院・院長)
キム・ヒョンジュ …… ハ・ユミ (救急科)
キム・ジングン …… クオン・ヘヒョ (麻酔科)

イ・ジョンミン …… ハン・ダミン (女性・新聞記者)
チョ・ピョンテク …… アン・ネサン (神経外科)
ナム・ヨンテ …… ユ・ジュヒ (2年目のレジデント)
パク・スラク …… ユン・ギウォン (脳神経外科フェロー)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長)

オ・ガンチョル …… パク・ソンウン (ヨンジの兄、脱北者)
チェ・チス …… ペク・スンヒョン (脱北者、憎たらしい)
チェ・ボックン …… チョ・ウォニ (中国貿易商人、悪人)
マノ …… オク・スンイル (ボックンと共に行動する部下)
ソ・ジノ…… チェ・ジェファン (脱北者、ヨンジの友達)
オ・イングン …… キム・ハギュン (病院理事、メディハウス社長)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長、イングン仲間)

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)