カインとアベル
(Cain & Abel)
監督/キム・ヒョンシク


第20話 愛と憎しみの果て

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ソヌが倒れる。手術の執刀を頼まれるチョインだがそれを断り
屋上に居た。ヨンジはチョインに電話するが誰にも逢いたくない
という。ヨンジは院長のジョンミンから託された手紙が有ると
して届けようとする。
そんな中ヘジュはチョインを探していた。ソヌはチョインでは
無いと手術は受けないと言っているという。ヘジュは夫に助け
を求める。その姿を見たヨンジはチョインが屋上にいることを
話す。
ヘジュはチョインの元に行き跪く。悪いのは全て私であり、
二人の仲を引き裂いてしまったという。何でも言うことを聞く
し、これまでの罪を世間に公表して刑務所にでもいくという。
ソヌはオペをしても死ぬ事を告げるが、それでも一日でも長く
見守りたいという母。しかしチョインはソヌに死ねと伝えて
くれと突き放す。

チョインはヨンジに逢う。たった一人の兄を見殺しにする俺を
酷い奴だと思うか?と尋ねるが、彼女は手術をしないでここに
居る方が余程辛いことだと告げる。先生は脱北者だった私を
無料で手術してくれた事を語り、まずはお兄さんとの関係を
置いておいて、一人の患者だとは思えないかと尋ねる。しかし
チョインは今回だけは俺の思うとおりにさせて欲しいと頼む。
ヨンジは父親の手紙をチョインに渡す。

チョインはオペすることに。ヨンジにもその事実をメールで
告げると彼女は喜んで院長にも報告する。
チョインはソヌを目の前にしてたっぷりと悔やみながら死ぬのを
見てやるという。

チョイン宛てに書かれた父からの手紙は、当時チョインの両親
だったイ・ジンソンとチェヨンが病院に運ばれてきた事が書か
れていた。その日は週末で混み合っており、インターンが父親
の心肺蘇生を行ったこと。しかし亡くなり、母は妊娠33週目の
チョインを残して亡くなったこと。あまりに無力だと思い知った
ジョンミンはせめてもの償いのために救命センターを設立する
事だと思ったという。センター設立が何故チョインにとって
運命なのかが分かったかという。お前が情けを掛けてやって
欲しいと書かれていた。しかしチョインはその手紙を読んでも
初めて父親の思いに背くかも知れないと呟く。
しかし手術は減圧と腫瘍摘出をもって終了する。ソヌのオペ法
とは違い、正常な組織の付着する腫瘍は取り除かなかったチョ
イン。しかし運動機能が作動せず、ソヌは口を聞けない状態だ
った。
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チョインは説得を受け手術をする。

視聴者の全員が手術するのだろうと思ってみていたであろう
話の顛末。流石にここで断る人も居ないだろうし、やっぱり
話の流れはどちらかが妥協してでも許さなければならない様だ。
弟が兄のことを許すというのが、ちょっと違和感があるけどね。

母・ヘジュも改心する

まぁあれだけ毒を吐いていたのに、自分が不利になると途端に
ひれ伏して許しを請う。これまでどれだけ酷いことをしてきた
のか、もう忘れてしまっているようだ。
一応ソヌを看取った後に罰を受けるとのことだが、信用できない
所があるな。

チョインの両親とジョンミンの関係

両親が亡くなったときのことが語られるわけだが、既にチョイン
の両親はヘジュが車のブレーキをいじって殺したことが明らかに
なっているわけだし、大したインパクトも無い流れだった。
結局父親からチョインに許してあげてくれとする事で話を終息
させた感じ。チョインは初めて父の頼みに背くかも知れないと
言っていたけど、背くはずはないことは明らかで、見かけ倒しの
展開だった感じもする。

ヨンジは清州にいく

色々と整理しに行くとするが、チョインの暗い顔を見たくない
というのが一番の目的なのかも。好きな人が一番辛いときに
何処かへ言ってしまうなんて言語道断じゃないか?って感じも
するんだが、まぁ良いか。

父はソヌに謝罪

愛していると言ってやれば良かったとして、謝罪。
ソヌの事を脳外科に移動させたのは、自分以上の医師になれると
思ったからだという。全く自分勝手な人たちばかりだ。

ソヌは自分がどうなるかを知ってチョインを執刀させる

ソヌは手術する結果、手足の自由が利かなくなる可能性が
高いことを当然知っていた。チョインは牢獄だと表現していた
が、生き地獄であり、チョインにしたことを自分でも体感する
かのように自らその状態に持ち込んだようだ。
ただ別にチョインが腫瘍を誘発させた訳じゃないので、彼自身
が復讐したという実感は一切得られないかも知れない。


イ・チョイン …… ソ・ジソプ (次男)
イ・ソヌ …… シン・ヒョンジュン (長男)
オ・ヨンジ …… ハン・ジミン (チョインを中国で案内)
キム・ソヨン …… チェ・ジョンアン (歌手、チョインと恋仲)
ナ・ヘジュ …… キム・ヘスク (母親、ポソン病院・副院長)
イ・ジョンミン …… チャン・ヨン (父親、ポソン病院・院長)
キム・ヒョンジュ …… ハ・ユミ (救急科)
キム・ジングン …… クオン・ヘヒョ (麻酔科)

イ・ジョンミン …… ハン・ダミン (女性・新聞記者)
チョ・ピョンテク …… アン・ネサン (神経外科)
ナム・ヨンテ …… ユ・ジュヒ (2年目のレジデント)
パク・スラク …… ユン・ギウォン (脳神経外科フェロー)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長)

オ・ガンチョル …… パク・ソンウン (ヨンジの兄、脱北者)
チェ・チス …… ペク・スンヒョン (脱北者、憎たらしい)
チェ・ボックン …… チョ・ウォニ (中国貿易商人、悪人)
マノ …… オク・スンイル (ボックンと共に行動する部下)
ソ・ジノ…… チェ・ジェファン (脱北者、ヨンジの友達)
オ・イングン …… キム・ハギュン (病院理事、メディハウス社長)
パン・テマン …… キム・ミョングク (診療部長、イングン仲間)


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