華麗なる遺産 (2009年SBS) 演出：チン・ヒョク http://tv.sbs.co.kr/usan/ http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/isan/

第15話 ファンのとった意外な行動…複雑な4人の恋愛模様
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ジュンセの家で食事を作ったウンソンは彼から、これからは兄
としてではなく男としてみてくれと言われる。ウンソンには
好きなことをして日常の幸せを感じながら生きて欲しい事を告げ
チンソン食品の経営はお前のしたいこととは違う事を訴える。
人を憎んで自分の生き方を変えるのは愚かなことだという。
しかしウンソンは遺産を引き継ぐことはそれだけでなく、お婆
さんの期待に応えたい事も一因であることを告げる。
自分はこれまでジュンセに甘えすぎており、気持ちにも気がつ
かないフリをしていた事を告げる。ジュンセとの関係に於いて
ウヌが行方不明の中自分だけが楽しむわけにはいかない事を告
げる。
ジュンセはそういう返事が来ることを予期していた。隣にいな
がらウヌを見つけウンソンが振り向くことを待っているという。

ヨンナンはスクチャに対してウンソンを追い出してくれと頼む。
遺産の件は別にしてジョンの事まであの子が来てから傷つけて
行ったこと。彼女が来なければ縁談は結ばれていたはずだという。
金どころかジュンセまで取られてジョンのプライドはズダズダ
である事を訴える。
ジョンに会いに行くスクチャ。ジョンはウンソンには遺産以外
に取り柄はないのに、何故ジュンセは彼女と結ばれるのかと
嘆く。

スクチャはこんな事になろうとはと、ソンチョルに愚痴をこぼ
して居るときにウンソンが帰宅する。ウンソンは事情も知らず
日曜日からの2号店30周年記念イベントについてスクチャに報告
するが、スクチャは冷たい態度を取りウンソンを遠ざける。

ウンソンが帰宅したのを知りヨンナンは彼女に人としての良心
は無いのかと責め立てる。ジョンもやってきてウンソンに
ジュンセとはタダの知り合いだと言っていたのに、何故私の
ものばかり取るのかと責め立てる。ファンが来て二人がウンソン
を責め立てるのを止める。アイツを責めて何になるのか。責め
るならばジュンセを責めろと告げ、振った男のことなど忘れろ
とジョンと説得する。

一方帰宅したジュンセの家には父・パク理事が待っていた。
私の会社に入らないと言ったのはウンソンのせいなのかと息子
を責め立てる。現在ソヌ家も大騒ぎになっているハズだと聞く
ジュンセはウンソンの事を心配する。

翌日ウンソンはスクチャに朝の挨拶をするも完全無視される。

出社すると今日は月に一度の"一言カードの日"であるという。
同僚に対する意見を匿名のカードに書いて渡すという物。

一方ウンソンとファンは外回りの宣伝活動の為、ビラ貼りを
行う。ファンはウンソンとジュンセの関係を問い詰めるが、
ウンソンはまだジュンセとは付き合っていない事を告げる。
ファンはウンソンを見て軽い女だとか、ウヌが行方不明なのに
自分だけ恋愛に現を抜かしていると責め立てるが、私がこの状況
で笑う事はそんなにいけないことなのかと反論する。この状況
でメソメソすれば暗いとか見窄らしいと言われるために明るく
振る舞っているのだと告げる。

ジュンセは仕事を休んでいるジョンに会いに行く。退職金を
渡しに来たのだというジュンセに対して、私をこんな風にした
のはジュンセだという。私が貴方のことを好きだと気がついて
いたハズのにと告げるジョンに対して、オレに甘えているだけ
で、オレにとってジョンは妹でありこれからもそれは変わらない
事を告げる。その上ウンソンとは何でもないこと。オレが一方的
に彼女のことを好きなのだと告げる。ウンソンはオレのことを男
扱いしていないという。ジョンはジュンセはウンソンの何処か
好きなのかと問うと、逢えて言うならば考え方、心、内面だと
告げる。

ヨンナンはソンヒに電話する。やっぱりスクチャは家族の情が
有り、孫のジョンがウンソンにジュンセを取られたことで彼女
に冷たくなった事を告げる。

外回りが終わった後、2号店では社員達にメッセージカードが
配られる。ファンは楽しみにして同僚からのメッセージを見ると
"社長の孫だから偉そう"だとか批難のメッセージばかり。
"お客様を大切にして"、"性格は悪いがろくでなしではない"など
色々と書かれていた。

仕事が終わった後、バス亭で待つウンソンの前にジュンセから
電話。しかしウンソンは今忙しいから逢うことは出来無い事を
告げる。すると電話しながらジュンセは車で彼女の元にやって
くる。オレを避けようとしたなとジュンセはウンソンを非難する
が、落ち込む私を見たら貴方が負い目を感じるでしょうと告げる。
ジュンセはジョンにオレの片思いであることを話したので、
追い掛けられているだけだと言えば良いと告げる。するとウン
ソンはこんな状況でなければ私が貴方を追い回していたと気づ
かいを見せる。
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★スンミたちが絡まないとイマイチ盛り上がりに欠ける。

今回はジュンセとウンソンを巡る二人の話なので、スンミとか
ソンヒはかなりに蚊帳の外状態だった。ドラマとして面白いのは
やっぱりスンミたちの悪意がウンソンを苦しめている事実と
その悪事が発覚していく過程なので、ちょっと展開としては
物足りなさを感じる。
ジョンには恨みはないので、是非ウンソンにはファンと結びつ
いて頂き、スンミをヤキモキさせて欲しい所だ。

★スクチャに無視されるウンソン。

このお婆ちゃんもある意味エゴの塊だな。
自分がまいた種のような事なのに、それをウンソンに責任を
転嫁して無視するという暴挙。まぁ元々ウンソンはこの家に
来る以前からジュンセと関わりを持っていたけどね。
一応なんだかんだ言っても優先すべきは血の繋がりなのね。

★家族に責められウンソンは心を痛める

ウンソンは家から出て行きたいと考えるわけだけど、これまで
の韓国ドラマを見ていると、家族からの追及がそんなに酷い
感じがしてこないのは気のせいでしょうか?
どうせ寝泊まりしているだけだし、ソヌの家の住民はこれまでの
韓国ドラマの嫌な金持ち像と比べて、随分手緩いし頭も少々
弱そうな人たちばかりだ。

★接近するウンソンとファン。

嫌い合っている関係から随分と近づいてきているシーンが度々
描かれる。まぁ今のところファンが一方的にウンソンに好き好き
光線を出しているだけだけどね。
気のない素振りをしつつ近づく男性を次々と虜にしていくウン
ソン。純粋さは誰もが感じる所だけど、何処かそんな役柄に
腹立ってくる部分も有るなぁ。
ビラ貼りの時にウンソンがファンに超接近してナチュラルに
相手の恋心を誘発。
またしても登場する自転車の相乗りシーンで密着する二人の
身体。
ジョンも今回ジュンセに肩を叩かれただけで幸せオーラを発し
始めるところは、韓国人は何処まで恋愛関係に純粋なんだと
小一時間問い詰めたくなるな。

★付岩洞に住むヘリ

付岩洞と書いてプアンドウと読むようだ。
「コーヒープリンス1号店」の舞台になった所みたいだね。

★ジョンはウンソンのマネをする?

ジュンセはウンソンの内面を好きだと知り、彼女のマネをして
行動する。朝の挨拶する姿は決して憎めない姿があったかな。
ジョンの吹き返している声優さんの声がとても可愛らしい。

★ファンはウンソンに気を使い始める。

仕事続きのウンソンが一休みとばかりにベンチで爆睡。
よくぞこんな所で眠れる物だと思うけれど、それを見たファン
が眠りやすいように色々と動き出す。ちょっと出来過ぎた態度
で逆に違和感を感じたな。

★ファン vs ジュンセ

打ち上げの時、ファンとジュンセがケンカになる。
ファンがウンソンを眺める視線にジュンセも気がついた様だ。
ファンはここぞとばかりに普段気に触っていたジュンセの性格
を責める。善人ぶっている先輩が目障りだってどんな因縁の
付け方なんだかね。

★孫のファンの頑張りにスクチャもご満悦

手を握って労を労いたいとするがここで甘やかしたらダメになる
というスクチャ。なんかドラマ「積み木くずし」の両親が更生
していく娘に対して思う気持ちみたいだな。

★父・ピョンジュンはウンソンと連絡を取りたい。

スンミとソンヒの悪意有る親子によってどんどん不利な状況に
追い込まれていく。ソンヒは羅州(ナジュ)で果樹園でもやって
静かに暮らしたらどうかというが、何の知識もないものを
突然農家にしようとするなと。
因みに羅州とは全羅南道羅で日本の古墳などが沢山出土する
場所。韓国ではタブー視されているけどね。


コ家
コ・ウンソン …… ハン・ヒョジュ (フードコンサルタント)
ユ・スンミ …… ムン・チェウォン (義理の妹、ソンヒの娘)
コ・ウヌ …… ヨン・ジュンソク (ウンソンの弟)
ペン・ソンヒ …… キム・ミスク (継母)
コ・ピョンジュン …… チョン・インテク (父・ソンウ建設)

ソヌ家
ソヌ・ファン …… イ・スンギ (息子)
ソヌ・ジョン …… ハン・イェウォン (妹)
オ・ヨンナン …… ユ・ジイン (母)
チャン・スクチャ …… パン・ヒョジョン (祖母・チンソン食品)
ピョ・ソンチョル …… イ・スンヒョン (執事)

イ・ヘリ …… ミン・ヨンウォン (ウンソンの友人)
チョン・イニョン …… ソン・ヨウン (ウンソンの高校時代の友)
イ・ヒョンジン …… キム・ジェスン (ジュンセの後輩)
パク・ジュンセ …… ペ・スビン (レストラン経営)
チン・ヨンソク …… チョン・ソグォン (ファン友、バー経営)
パク・テス …… チェ・ジョンウ (ジュンセの父・弁護士)
イ・ジュニョン …… ペク・スンヒョン (本店の店長、32歳)
--- …… ムン・ヨンミ (本店主任、勤続8年)
--- …… イ・サンフン (ソウル工場の工場長)

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)