華麗なる遺産
(2009年SBS)
演出:チン・ヒョク

http://tv.sbs.co.kr/usan/
http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/isan/


第20話 社長倒れる!!どうなる遺産の行方

--------------------------------------------------------
クルーズ船の契約が取れたために祝杯を上げる為にヨンソクの
店に来ていた2号店のスタッフたち。ファンはウンソンにウヌと
引き合わせようとするが、そんな時に突然スクチャが倒れたとの
連絡が入り病院に向かう。
みんなが病院に集まるがファンと一緒に来たウンソンを見て、
家族一同は非難しここから出て行けと追い立てる。仕方なく
ウンソンは病院から出て涙する。
スクチャは硬膜下血腫であり、医師によると血腫は取り除いた
との事。しかし脳の萎縮が見られることから恐らく初期のアル
ツハイマーだと言われる。ソンチョルはその事実を知っていた。
ファンはそれを知ってソンチョルを責めるが、全ては社長から
口止めされていたことだと告げる。それでもソンチョルを責める
ファンに対して、お前達が社長に無関心だからだと告げる。
社長はお前に最後の望みを託していたのだと言われる。
ファンはウンソンに対して、ばあちゃんに何処で出会ったのか
話せと迫る。全てはお前と居たときに出来た頭の傷が原因だと
言われ仕方なく、鍾路(チョンロ)で餃子売りしていた時の事
を話す。ソンチョルは、その場所は社長がソウルに初めて出て
来たときに商売を始めた場所である事を告げ、社長は大事な
決断に迫られるときは必ずその場所を訪れることを告げる。
二人は赤の他人なのにそんな事実を知っていて自分が知らない
事に違和感を覚えるファン。社長が求めていたのは信頼だと
言われる。

その頃テス理事はソンヒにスクチャが倒れたことを電話し、
一命を取り留めたことを告げる。
ソンヒはスンミに対して、ファンの家族が病院にかかりっきり
なのでお粥を持って点数稼ぎに行くよう告げる。
テス理事はチンソンの役員たちを前にして、社長の進退問題に
ついて提言する。

そんな中意識を取り戻したスクチャだったが、手術の合併症に
よって再び意識不明の状態になる。
テス理事はソンヒに逢って今後のことを語り合う。理事はこの
ままだと経営権がウンソンに渡ってしまうことに危機感を覚える
がソンヒは寧ろ都合が良いことを語る。遺言状を書いたときには
既にアルツハイマーが発覚していた事。それを理由に譲渡無効
が訴えられること。更に意識を取り戻しても隊長問題で失脚さ
せる事は可能だという。

ウンソンはジュンセに逢うと、おばあさんが倒れる前に全てを
話すべきだったと悔やむ。ジュンセは未だにウンソンが2号店
で働いている事に違和感を覚え、けじめを付けて新たな一歩を
踏み出せと告げる。ウンソンはジュンセと一緒に病院に行く。
すると相変わらず家族からは罵倒されるウンソン。ジュンセが
口を出すと、ヨンナンらは貴方が関与する話ではないことを
指摘され、塩をまけとして追い出される。ウンソンはここでも
スンミたちがウソをついていたと言っておくべきだったと告げ
る。この一件で私を侮辱しているのはヨンナンやジョンでは
なくスンミとソンヒであること。おばさん達には誤解されたまま
でも良いことを告げる。スクチャは私を信じて可愛がってくれて
志を継がせようとした恩人であることを語る。
今は何も考えずここに居たいとして、ウンソンは病院の外の
ベンチに留まることを決意する。

スンミとファンがスクチャの看病をするが、ファンは今のオレ
には余裕が無いことを告げ、スンミに帰って良いと告げる。

その頃ソンヒはユハン日報に密告し、チンソン食品の社長が
アルツハイマーである事、そして遺産相続の話でゴタゴタして
いることを話してしまう。
更にテス理事は息子・ジュンセにチンソンの株価を支えるため
だとして、証券カードを貸すよう告げる。
そしてテス理事は、遺言状の無効訴訟を起こすことをソヌ家
の住民の前で話す。遺言状を書いたときの精神状態を争点に
すれば十分に勝ち目はあるとのこと。しかしファンはその時
スクチャの精神はしっかりしていた事を訴える。
そんな会話を偶然聞いてしまったウンソンはこんな状態の時に
そんな話をしないで欲しいと訴え、自分は遺産を相続しないこ
と、そしてその話をスクチャにもしたことを訴えるのだった。

--------------------------------------------------------

アルツハイマーの事実が家族に明らかにされる。

この事実によって遺言状が有効か無効かの問題にサラされる
だけでなく、社長の経営者としての座も危うくなる。
全てはソンヒとテス理事のし向けた事だ。

ウンソンは一目だけでもスクチャに逢いたい。

正直病院での顛末はあまり面白くなかった。
ウンソンを毛嫌いする家族と彼女の攻防って事で、激しくやり
合う事になる。

ファンが失語症になった時の交通事故の顛末

以前のエピソードの中で、交通事故はファンが落とした船の
模型が原因で、それを取りに行ったファンを救うために父親が
犠牲になったことが描かれた。
ただその後何故ファンがグレたのか。そしてソルロンタンが
嫌いになったのかが描かれた。
スクチャは自分の事を可愛がり、ファンもその期待に応えようと
するも、スクチャは自分の中に父親の姿を追っていたことを
知りグレてしまった様だ。父親の葬式の際にソルロンタンの臭い
がしたので嫌いになったそうだ。
まぁファンの言い分も分かるのだが、スクチャの息子はファン
の父親で有って、ファンが愛情を求めるのは祖母ではなく両親
だろうというツッコミが成立しそうだ。

ウンソンとファンは今の自分の気持ちをそれぞれの相手に告げる

ウンソンはジュンセに告げ、ファンはスンミに告げる。
特にファンとスンミのやりとりは興味深い物だった。
ファンはウンソンを100%信じるとの事。スンミが告げていた
言葉の矛盾を上手く突いていく。最初にウンソンと出会った時
に何故ウンソンは身の上を語らなかったのか。そしてウンソンが
スンミに対して口止めしている理由についても上手く理由付け
して有った。
視聴者にとって振られるスンミを見て思わず"ガッツポーズ"もの
のシーンかも。

スンミはウンソンを頼る。

なんという厚かましさ。そこまで出来るという所がスンミの中
のファンを愛情を示しているのか。
しかし愛情の為ならば何でも許されると言いたげな韓国のドラマ
は何処か違和感を覚える。

ウンソンは委任状の件で訴訟を検討している。

ソンヒは既に予想していた事のようで、何らかの手が有ることを
述べている。一体どんな手があるのだろうか。
裁判では一年以上かかるとの事だけど、そんなに掛かるような
案件ではないことは確かだ。

少しずつ明らかにされるソンヒの思惑

今回一番期待できる流れとしては、ようやく父親ピョンジュン
がソンヒの発言に疑問を持ち始めたこと。ちょっと遅すぎる気が
するんだけどね。ヘリについてソンヒは移民したことを口にする
が、ヘリは高校生の時に母親を亡くしてピョンジュンが授業料
を払っていること。

ジュンセとピョンジュンの会話

ピョンジュンが娘の件でジュンセに頼み事をしていたけど、
一体何を頼んだのだろうか。目の前に居るのになかなかウンソン
と接触しない辺りがもどかしくも、面白く興味を惹きつけている
演出である。

チンソン食品の経営状態は?

そんなに株価に影響を受ける企業にも思えないけど、次々と
出てくる悪材は何処まで本当の事なのだろうか。テス理事が
色々と操作している部分があるから、現状はとても分かりづらい。

スクチャに退陣を要求する。

これは確かに当然の行動かも。ワンマンな会社だったのか、
後継者が居ない所が辛いね。


コ家
コ・ウンソン …… ハン・ヒョジュ (フードコンサルタント)
ユ・スンミ …… ムン・チェウォン (義理の妹、ソンヒの娘)
コ・ウヌ …… ヨン・ジュンソク (ウンソンの弟)
ペン・ソンヒ …… キム・ミスク (継母)
コ・ピョンジュン …… チョン・インテク (父・ソンウ建設)

ソヌ家
ソヌ・ファン …… イ・スンギ (息子)
ソヌ・ジョン …… ハン・イェウォン (妹)
オ・ヨンナン …… ユ・ジイン (母)
チャン・スクチャ …… パン・ヒョジョン (祖母・チンソン食品)
ピョ・ソンチョル …… イ・スンヒョン (執事)

イ・ヘリ …… ミン・ヨンウォン (ウンソンの友人)
チョン・イニョン …… ソン・ヨウン (ウンソンの高校時代の友)
イ・ヒョンジン …… キム・ジェスン (ジュンセの後輩)
パク・ジュンセ …… ペ・スビン (レストラン経営)
チン・ヨンソク …… チョン・ソグォン (ファン友、バー経営)
パク・テス …… チェ・ジョンウ (ジュンセの父・理事)
イ・ジュニョン …… ペク・スンヒョン (本店の店長、32歳)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system