恋するハイエナ (2006年) 脚本／イ・ソンウン 演出／チョ・スウォン http://www.koretame.com/hyena/

第10話 別れ、切なさの始まり

部屋を飛び出しチョルスの実家に世話になっているジョンウン
とチョルスの仲むつまじい姿を見たソクジンは、寂しさを感じ
ながらも自分がカミングアウトすれば２人がうまくいくかも
しれないと思いつく。
一方ソクジンとジョンウンの別れの理由が分からないチョルスは、
次第にジョンウンへ気持ちが傾いていくのを感じていた。
そしてジンボムは、スヒョンのことが原因で再びハンナに
責められるも、どうにもならない自分の気持ちに悩む。
また、高校生のミナと清い交際を続けていたジンサンは、
ふとしたことから彼女の奔放な行動の理由を知る。

このドラマ、最初はこれまでの韓国ドラマとは違った印象
も有ったのだけど、展開が進むに従い、やっぱり従来の
韓国ドラマから何ら変わりないことが明らかになっていく。
多少キャラクターが砕けていたりするだけね。
そして相変わらず韓国ドラマに出てくる登場人物は仕事を
しません。

チョルスの場合。
ジョンウンの事が好きだとハッキリと自覚。
しかし親友の彼女で有る点や元々ハッキリしない性格と言う
ことも有って、ズグズグの展開。

ジンボムの場合。
スヒョンに視線を向ける彼はハンナから別れを切り出されて
しまう。母校で特別講義をすることになり、大学時代の
スヒョンとの思い出に浸る。無駄に長い回想シーン。
そんな彼女と偶然大学で出会ってしまう所がまた有り得ない
訳だが、そこで日曜日にハンナと一緒に来て欲しい事を
告げられる。その日はスヒョンの誕生日。
しかしその頃同時にジンボムが作った番組が日本の番組と
類似するとのことで盗作疑惑に巻き込まれる。
結局助けるのはハンナという事だが、彼の父親が局の筆頭株主
という有り得なすぎる設定に辟易する思いにさせられること
間違いない。

ソクジンの場合。
ジョンウンとチョルスが仲良くしている姿を見て、ゲイである
事を告白しようとする。チョルスがジョンウンとの関係に躊躇
しているのは、友人の彼女だという事で踏み出せないと思って
いるからだ。
しかしソクジンのゲイの設定って取って付けたようなモノで、
全く信憑性もリアリティも無い。空港に駆けつけるシーンも
なんで空港に来ることが出来たのかよく分からなかった。

ジンサンの場合。
高校生・ミナと未だ関係が続く。
ミナに誕生日にルイヴィトンのバックをプレゼントしてと
言われるも、金が無くニセモノを買って渡してしまう所
からミナは激怒。でも後々何故ミナが金に執着するのかが
分かってくる。
しかしジンサンは格好良く夢を諦めるなと説教を垂れるわけ
だが、これまでの彼の態度を見ていると何の説得力も無い
のが悲しい。しかもミナの発狂の仕方はトーンが高くて
やたらと喧しい。

キム・チョルス (キム・ミンジュン) 29歳。TV局AD
イ・ジョンウン (ソ・イヒョン) 27歳。TV局アルバイトの女
チェ・ジンサン (ユン・ダフン) 34歳。売れないポルノ作家
チェ・ジンボム (オ・マンソク) 29歳。TV局プロデューサー。
イ・ソクジン (ジン・ソンロク) 29歳。フードコンサルタント
ソミ (パク・シヨン) チョルスの婚約者

チュ・スヒョク () ソクジンのゲイ恋人
ホ・ソヨン () AV-女優。ジンサンが関係を持つ
チョ・ハンナ () 医者。ジンボムが美術展で出会う
ヨンファ () スヒョクの妻。流産したようだ
ヨンサン () ジンサンの小説家仲間
スヒョン () バーのオーナー。ジンボムらの先輩

ヒソン () ジョンウンの従姉
デロル () 国際弁護士。ゲイ
スミ () webに日記を公開
スナ () レズの女性
カンイン () ゲイ。ソクジンの先輩。スナの夫
ミナ () 高校生

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)