宮 (クン) -Love in Palace-

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第16話 悲しみの新婚旅行

日の出を見るために二人っきりで海岸に出掛けるシンとチェ
ギョン。新婚気分を味わうように楽しい時を過ごし、夏の間
使用されている宮殿で一泊する。
そこでシンはこのままずっと一緒に居ようとチェギョンに
語る。

前半はシンとチェギョンの楽しい一時を描き、後半はシンが
皇太子としての資質を問われる事件が発生してしまう。

韓国ドラマは気持ちの移り変わりが丁寧に描かれるものが多い
けれど、このドラマに関しては意外とそれが当てはまらない。
前回の展開の中では別れようという言葉まで飛び出していたのに
今回は一緒に居ようという。

今回はヒョリンが重要なところで絡んでくる話しだ。
シンの態度を見るとヒョリンとの関係はもう過去の話かとも
思えるけれど、そう簡単には関係を終わることができないのが
人間の心なのか。
ヒョリンはロミオとジュリエットの物語を口にしていたが、
韓国のドラマはこういう例えを乱用する。特に「宮」に関して
は、何かの話しを引用したり、誰かの話を用いてその場を説明
する事が多い。

あなたの恋は簡単に変わるのねと自殺したヒョリンからチクリ
と言われていたが、元々縁談を断ったのは彼女の方ではないか
と小一時間。今更離れていく彼のことが惜しくなるなんて、
それは都合の良い考えではないか。

タイの旅行の事を彼女はまた口にする。
いつも影の恋人だったが、この時だけは本当の恋人になれたと
いう。しかしシンの同意のないまま勝手に付いてきただけなのに
恋人気取りなのはどういうことなのか。

かつての恋人が自殺未遂をしたからといって、都合良く資質の
問題に絡めてみたり、廃位の可能性が有るなどという展開になる
が、一方で伝統を重んじるような展開を描きつつ、まるで感情論
のように廃位をそんなに簡単に論じられるモノだろうかと
疑問の多い展開ではある。

恵政宮とマスコミの関係が明らかになりそうな感じで、ようやく
皇太后側からも調査の手が入り始めた。
恵政宮と皇太后の争いも熱くなりそうな感じだね。

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