宮 (クン) -Love in Palace-

http://www.kun-official.jp/kun/index.html

第24話 宇宙征服の日まで!

シンの元に放火犯が捕まったという報が届く。
しかし放火犯はシンに指示されたと供述しており、シンに
とっては絶体絶命。警察もいよいよシン検挙へと動き出す。
シンは隠し持っていた父親から恵政宮に宛てられたラブレター
をユルに渡す。そこにはユルにとっても衝撃的な事実が綴られて
いた。

ドラマとしての興味は二つに集約されている。
一つ目はシンが犯人ではなく、恵政宮が本当の犯人であることが
どんな形で判明するのか。
もう一つはシンとチェギョンの関係はどうなるのかという点。

シンとユル。
互いにいがみ合ってはいるけれど、チェギョンの事を除いては
互いに信頼し有っている間柄である。
例えシンが何者かに貶められても、シンはユルを疑ったりは
しないし、ユルはシンが決して放火する犯人だとは思わない。
こういう根底にある強固な繋がりみたいなのは韓国ドラマの
上手い点だ。

ユルは母親が犯人だと確信している。
悪縁は悪縁を招くという言葉通り、先代から続いている悪縁を
なんとか終わらせたいとしてユルは暴挙に近い行動に出る。
これまでの母親の行動は、父親の願いから来るものではなく
彼女自身の汚い野心の為だけに動いていたという事実に失望
した結果だけど、インタビューを受けた後のユルや交通事故に
有った恵政宮のその後はTV埼玉の放送枠のせいなのか、随分と
展開が省略されており、流れとしてはかなり不自然だった。

しかし傷つき全てを失った後でそんな母親を暖かく支える情
に溢れた演出はなかなか良くできている。

チェギョンは騒動の中、海外へと飛ばされた。
行き着く先はマカオだという。
何故マカオが選ばれたのかというのは、完全に東南アジアへ
の販売促進用だろうけど、東洋と西洋が混在する街の風景は
確かに美しい。

皇太子という権力を失ったシンの事をチェギョンは愛すること
が出来るのか。答えは分かり切っている事だけれど、最後の最後
まで引っ張り倒した。

何故かマカオにまでおばあちゃん(皇太后)が来た。
このドラマに出てくる登場人物はどの人物も嫌な奴ばかりで
正直あまり情が沸かないのだが、このおばあちゃんだけは
とても懐の暖かい人物である。
軽いめまいが訪れた時は最後まで何か有るのかと心配したが
流石に何もなくホッとした。

4人だけの結婚式。
最後のエンドロールの時にヘミョン姫が権力を継いだことが
分かる演出。
韓国ドラマにしては薄味な気もするけど、韓国や東南アジアでは
結構人気の高いドラマだったようだ。

そういえば弟が、姉の事をブタとは呼ばなくなったのが良かったね。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system