オンエアー
(2007年 SBS) one sided Love Affair

脚本/キム・ウンスク
プロデューサー/シン・ウチョル


第17話 決別

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ソウンの誕生日の日、彼女の遺骨が有る墓の前でギジュンは
チン社長と出会う。憎しみが少しは和らいだというギジュン。
チン社長は彼女に向かって俺はどんどん悪者になっていくと
告げる。

一方ギジュンは事務所でタレント事務所を集めて合併を提案
する。集結させてSWよりも大きくすること。ここに来ている人
たちが集結すれば傘下にいるA級俳優が20名以上になり、融資
を容易に受けやすく出来るという。

ドラマの最新視聴率が発表され、視聴率が低下していること
が判明する。ヨンウンは9話の脚本を修正して初めて見る人に
も分かりやすくしようと考える。
翌日ヨンウンと共にするギョンミンはハイテンションな彼女の
姿を見て、視聴率が悪くても決して一人では悩まないよう告げ
る。

ヨンウンはマスコミからのインタビューを受ける。
ストーリーが浮かばないときには必ずこの美術館で絵を見る
という彼女。今回の一件で彼女は視聴率でドラマの評価が
決まらないことをつくづく感じたという。全てはスタッフたち
の影の力だという。
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なんかようやくドラマが面白くなってきた感じ。

悪役チン社長の横暴を巡って、事務所集結で包囲網を作り、
テレビ局も総スカンを食らわせ、SWの出入りを禁止するという
措置を取る。

チン社長が墓の前で、俺はどんどん悪者になると告げている
けど、一応は自覚して居るんだね。何かの信念の元で悪者を
演じているだけならば良いのだけど、この人の場合、本当に
単なる横暴な感じがする。
っていうか契約がどうなっているのか分からないのだけど、
途中で資金回収したり、契約破棄など出来るものなのだろうか。
この辺は契約の文化が未成熟な韓国らしい顛末なのかも知れ
ない。信用の置けない社会って寂しいものがあるな。

しかし資金を回収されたからと言って脚本家の抱える事務所
が潰れるというのは実に変な話だ。ドリームハウスのヘギョン
先輩は自らの資産を投げ打とうという勢いだが、彼女がそこ
までする意味が分からない。

涙するヨンウンの前にギョンミンが現れ、無理に慰めようと
するのではなく、涙を出し切るまで外で待っている辺りが
とても印象的なシーンだった。
企画を制作側や俳優の我が儘で変えられないというセリフは
実に納得のする所で、日本のジャニーズ事務所にも是非聞か
せてやりたいところだね。

今回良かったのは、スンアがチェリーの元を訪れ説得する
シーンだと思う。スンアは決して低姿勢になるわけではなく
彼女らしく高慢ちきで有りながらも、彼女のことを面倒見る
とばかりに声を掛ける所は面白い場面だった。
チェリーってスンアを目標にしていたのね。
私みたいになるのではなくチェリーみたいになりたいと思わ
せる女優になりなさいという。ごもっともな感じでした。

そして何より影の主役は、カン・ホサン局長。
チン社長を呼びつけ、今後一切SWの関係者をSBCには入れない
という大胆な決断。テレビ局がジャニーズ事務所と縁を切る
ようなものだから大変な事は分かるけれど、テレビ局と大手
芸能事務所、ガチンコ対決ならばどちらが強いのかな。
正直テレビ局の方が話にならないくらい強い気がするんだけど
ね。

さて最後に明らかになるのは、なんとスンアの怪しいビデオ。
スンアがビデオで脱ぐなんて有り得ない気がするんだけどな。
売れるために脱いだか?

イ・ギョンミン (パク・ヨンハ) (36) PD
チャン・ギジュン (イ・ボムス) (36) 社長
ソ・ヨンウン (ソン・ユナ) 脚本家
オ・スンア (キム・ハヌル) (26) 女優

イ・ヘギョン (ホン・ジミン) ドリームハウス代表。ヨンウン先輩
チン・サンウ (イ・ヒョンチョル) SWエンターテインメント社長。
チェリー (ハン・イェウォン) SWの女優。
ソン・スチョル (イ・ソンミン) 監督
カン・ホサン (チェ・サンフン) SBC局長
ジュニ (シン・ドンウ) ヨンウンの息子
オソク (イ・ウォン:クォン) スタッフ
イ・ウォン (チンソン) ギジュンの事務所の俳優
キム・ボムネ (ユン・ウォンソク) ギジュンの事務所の俳優
エイドン (リッキー・キム) ハーフの俳優
ポンシク (イ・ダリョン) 元照明監督。現在チキン料理店
ダジョン (カン・ジュヒョン) ヨンウンのアシスタント
クァク・オクシム (イ・ギョンジン) ギョンミンの母
ヤン・ソウン(ミン・ソヒョン)

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