オンエアー (2007年 SBS) one sided Love Affair 脚本／キム・ウンスク プロデューサー／シン・ウチョル

第21話 旅立ち
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ギョンミンは母親の前で、自分が好きな人ならば気に入るか?
と尋ねてみる。離婚した女性で子供も居る女性だというと、
母は私は古い人間だから、バツイチ子持ちの人は絶対に嫌だと
いう。逢いもせずに否定されたギョンミンは、家もお荷物の
家庭を抱えていると暗に兄の事を引き合いに出すと、母親は
その言葉に傷ついたとしてギョンミンに失望する。
自立した女性はダメで妻になる人は従順でないといけない。
何故なら自立した女性は子供や家庭を顧みずに金に執着する
ものだという。

スンアは事務所を処分し出て行ったギジュンの行方を捜す。
何度も電話をかけるが通じず。キム室長に面会し、口止めされ
ていたギジュンの行方を聞く。空港に向かうまでの間、スンア
は必死になって呼びかける。私を置いていくなんて許さないと。

その頃ギジュンはサンウと共に空港にいた。
スンアを頼むと告げると搭乗口へと向かう。一歩遅れてやって
きたスンアは、ギジュンの行動に大バカ野郎と泣き叫ぶ。
壁一枚隔てた場所にいたギジュンはスンアの叫びの一部始終
聞いていたが涙をこらえて出国することになる。

スンアはヨンウンに行き先を聞いていないか尋ねるも知らない
という。以前失業したときにも彼は何も言わずに立ち去り
一切連絡が無かったことを聞かされる。何処かで頑張っている
ハズだから待っていてあげて欲しいというが、スンアはあんな
奴を待つつもりはないとして気丈に振る舞う。
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さていよいよ最終回。
ドラマの中で描かれたドラマ関連の話は殆ど無く、恋愛関係を
描いたものだった。

スンアとギシュンの関係は?
ギョンミンとヨンウンの関係はどうなるのか。

ギジュンは海外に行くわけだが何処に行くのかが興味の示す点。
空港でサンウがさり気なく語る言葉・・スンアは大きくなりす
ぎた、手放すのが業界だと言う辺り、ギジュンがハリウッドへ
売り込みに行った事を示唆するものだったのかなという気がする。

ギョンミンとヨンウン。
相変わらず韓国ドラマは母親の了承無しには恋愛を進めること
が出来ない様子。ギョンミンの家系も決して女性を選べる様な
立場ではないと思うし、息子の気持ちなど一切お構いなしの
母親の態度を見ているともの凄く憤りを感じる。

ヨンウンとギョンミン母が語り合っているところを目撃してし
まうギョンミン。私はてっきり母親はギョンミンとヨンウンの
関係を察していると思っていたのだが、知らなかったのね。

自分がペコペコしていた相手と息子が結婚するのは嫌だって
この母親の身勝手さに笑えた。
親を働かせたことにギョンミンは頭が上がらない感じだけど、
そんなに働くことって恥ずかしいものなのか。

ギョンミンはヨンウンの子ジュニと密かに逢う。
どうやって連れてきたのだろうか。
なんとかジュニに了承を得ようと、彼の気持ちに配慮しつつ
語るギョンミン。

肝心のヨンウンは何処かの駅で一人線路の上を歩いていたけど
撮影した場所だっけ?素朴な場所だけど綺麗に撮られていた。
こういうロケーションを見つけるのも韓国ドラマは上手いね。
まさか線路は日帝時代の忘れ形見では無いよな。

良く解らないのは、本物のウニョンの存在。
これって設定上実在モデルが居たのか。ロンドンに在住みたい
だけど。

さて時は流れて一年後の世界。
アシスタントのダジョンが結婚。そして妊娠三ヶ月。
あのキノコ的髪型が良かったのに、随分髪型が変わっていて
驚いた。ブーケトスは当然ながらヨンウンがゲッツ。
ギョンミンとヨンウンの関係が気になっていたが、未だに
母親に許しを請うような状態。それにしてもヨンウンのレモン色
のコートは凄いな。こんな派手で眩しい色を着こなすなんて。

最後は母親からの許しを得るように指輪を手渡す。
ユン先生というN.Y出身の脚本家の存在がちょっぴりヨンウンの
心に火を付けたようだけど。

そしてギジュンは帰国。
彼が行っていたのはハリウッドだったらしい。色んなエージェ
ントに売り込みをかけていたとか。スンアがまた捻くれて
ギジュンとは逢わないとか言い出すかと思ったけど、流石に
時間の関係でそれは無かった。凄い形相でギジュンの話を
聞いている所が彼女らしくて良かった。

最後に韓国ドラマとしては珍しく恋愛以上にドラマ製作現場の
実情を上手く描き出したものだと思う。どこまで忠実に現場の
事を描いているのか分からないが、失礼ながら韓国なら有り
得そうとか思えるシーンも多かった。
若干ソン・ユナの演技がキーキーしすぎたり、キム・ハヌルには
無いような感じのブラックさが加味されていたが、その辺も徐々に
体制が付いてきて見慣れてくると結構味としては良い感じに
見えてきたような気がした。

イ・ギョンミン (パク・ヨンハ) (36) PD
チャン・ギジュン (イ・ボムス) (36) 社長
ソ・ヨンウン (ソン・ユナ) 脚本家
オ・スンア (キム・ハヌル) (26) 女優

イ・ヘギョン (ホン・ジミン) ドリームハウス代表。ヨンウン先輩
ユン・ヒョンス (ユ・ソジン) ドリームハウス代表。連絡係
チン・サンウ (イ・ヒョンチョル) SWエンターテインメント社長。
チェリー (ハン・イェウォン) SWの女優。
ソン・スチョル (イ・ソンミン) 監督
カン・ホサン (チェ・サンフン) SBC局長
ジュニ (シン・ドンウ) ヨンウンの息子
オソク (イ・ウォン：クォン) スタッフ
イ・ウォン (チンソン) ギジュンの事務所の俳優
キム・ボムネ (ユン・ウォンソク) ギジュンの事務所の俳優
エイドン (リッキー・キム) ハーフの俳優
ポンシク (イ・ダリョン) 元照明監督。現在チキン料理店
ダジョン (カン・ジュヒョン) ヨンウンのアシスタント
クァク・オクシム (イ・ギョンジン) ギョンミンの母
ヤン・ソウン(ミン・ソヒョン) サンウが好き
キム・ハクソン (イ・チョルミン) ビデオ流出の噂を流す。
ユン先生 (ユン・セア) 脚本家。ギョンミンが復帰を促した。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)