青春の罠
(1999年SBS (1978年リメイク版))

演出:チョン・セホ
脚本:キム・スヒョン

http://www.teletama.jp/drama/seisyunnowana/index.html


第10話 復讐の始まり
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ヘリムが亡くなったことにより、無気力なジスクに対して、
叔母はせめて罪滅ぼしの為にも家事くらいはしなさいと告げる。

そんな中、ドンウが家にやってくる。
対応に出た叔母は子供が死んでもお構いなしの癖にと激怒。
天罰が下れば良いと吐き捨てる。ジスクも対応に出ると、ヘリ
ムに何か用か?と問い逢いたくても死んだことを告げる。
ドンウは既にユニから話は聞いたと告げ、彼女に逢いたい旨を
伝える。ジスクは姉は逢いたくないはずだとしながら、ユニに
どうすべきか尋ねる。ユニは彼を家に上げてくれと頼み、負い
目は無いので彼が何を言うか聞いてみたいという。

ドンウはユニに逢う。ユニはヘリムは父に逢いたがっていた事
を告げる。外で話そうというドンウに、嫌だと断る彼女。
何故ヘリムが亡くなったのか尋ねるドンウに対して、知って
どうするのか?としながらも、滑り台から落ちたことを話す。
ドンウは彼女にヘリムは渡さないと言っていたのは誰かと告げ、
一体何をして居るんだと告げる。そんな彼にユニは、事実を
バラされるのが恐くて来たのか?と問い、詫びれば罪が軽くなる
とでも思っているのかと告げる。ドンウは酷いことをしたと
告げ、まさかこうなるとは思わなかったと語る。自分は貧しくて
金もコネも無く、貧乏な生活を抜け出したかったこと。しかし
あくまで女性を利用して抜けだそうとは考えたこともなく、
とてつもない誘惑によって勝てなかったと告げる。誰もが富
を得たいハズだと告げるが、他の人は真っ直ぐに生きている
と告げる。大切なものは大切にするという生き方の事だと語る。
ドンウはいつもユニが庇ってくれた事を口にし、本当だと知って
いたら必ず来ていた事を語る。しかしユニは確認の電話さえ
無かった事を指摘し、伝言を読んでも確認もせず完全に無視した
事を告げる。私はヘリムを口実にヨリを戻そうとは考えて
いなかったと告げ、最後はヘリムに逢わせたかったと語る。
涙するユニに対してドンウは抱きしめると、軽々しく抱きつくな
と拒絶感を示して家から出て行くよう語る。

ドンウは帰宅すると、妹のドンスクと食事をしながらヘリムが
亡くなった事を告げる。するとドンスクは兄さんが悪いことを
したせいだと告げ、これは天罰だとして涙する。

翌日出社するユニ。ヨングクはお悔やみに行こうかと思って
いたと話しかけていると、会長はヨングクに対して、今度は
秘書に手を出すのか?と問う。口説いても恥をかくだけだと忠告
するも、既に恥は書き通しであることを語る。
会長は、ヨングクに対して母さんの弟に会社の経営権を取られる
かもしれない事を告げる。イ女史の野望なのか?と問うヨングク。

ドンスクは職場のユニに電話する。姉さんに逢いたいとして
慰めようとするが、彼女は自分たちは赤の他人なのでその必要
は無いことを告げる。しかしそれでも気遣ってくれた事に感謝
を示す。

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ドンウはユニに会いに実家まで訪れる。

当然ながら彼が来た行動の意図の中に、ユニが全てを暴露して
彼が幸せになるのをこのまま黙ってみていないと言われた事を
受けての行動だろう。
今回の子供の死に関して、気遣いを見せなかったからユニが
彼に対して怒っているというものではなく、積み重ねて来た
ドンウの非情な行動によって引き起こされたものだろうね。

ドンウの言い分

危篤したと言われて、ユニが子供をダシにしてヨリを戻そうと
しているのではないかと疑う気持ちも分からないでもない。
ユニはそんな気持ちが無かった事を告げるが、その気持ちは
本人だけにしか分からないものね。

死なせてしまった事に関して、誰に責任が有るという訳でも
無いけど、ユニが育てていた分、彼女にも全く責任が無いという
訳でもないと思う。

ドンウの妹・ドンスクも兄を非難

元々ユニに対する扱いに対して非難していたからね。

今回はドンウの元に母からも電話が鳴り、あの子を連れてこら
れないか?とした事から、それはヘリムの事を言っているのか、
婚約者の事を言っているのか、どちらの事だったのだろうか。

ドンウはヨンジュとの結婚に焦る

ヨンジュの母は来年の5月までは結婚させない様なことを言って
いる。5月まで待てば彼の全てが分かるのかとするヨンジュの
切り返しもなかなかのもの。
この母親有っての子供という感じで、どっちもどっちという感じ
がする。

突然現れた会社の相続問題

母方の息子が後継者として浮上した。
イ女史による野望だという。
それよりもハン女史の母であり祖母が、あの女よりも先に死ね
ないとして、イ女史の事を相当キツイ目で見ている事が
気になる展開だった。

ユニは許す気はない

こんな卑怯な男がのさばる世の中に対して、同じ事をするよう
な人間は必ず出てくるものであり、そんな世の中には絶対に
したくないとして敵意をむき出しにする。

どうすれば気が済むのか?という問いかけに、死んでヘリムに
詫びてくれという彼女。又は婚約者に事実を告げて破談にする
のねという事で、まさに彼が幸せになることを許さないユニ。

ユニに声をかけ続けるヨングク

あまり二人の関係が成就しそうな感じにも見えないけど、
金持ちの中にあってあまり金に執着していないユングクの不思議
な性格が、案外ユニの心を開いていくのかも知れないね。

ジスクは電話してきたヨングクとは誰なのか?と問い詰めて
いたけれど、ジスクにしてみるとあんまり歓迎しない相手なの
かな。

ジスクの父

10話目にして初めて見た気がする。
久しぶりに帰宅したと思えば、妻にHを求める辺り、なんか生々しい。
ヘリムが亡くなったというのに、所詮は他人か。


ソ・ユニ …… シム・ウナ (会長・秘書。未婚子持ち)
カン・ドンウ …… イ・ジョンウォン (ユニの恋人)
ノ・ヨンジュ …… ユ・ホジョン (会長の孫、ドンウが好き)
ノ・ヨングク …… チョン・グァンリョル (ヨンジュの兄)
ヘリム …… ハ・スンニ (ユニとドンウの子供)
ジスク …… ノ・ヒョン (ユニの従妹)
ノ・テソプ …… キム・ムセン (イルジン社の会長)
アン・スヨン …… キム・ナウン (ユニの友人)
--- …… ヨ・ウンゲ (ユニの祖母)
--- …… チョン・ジェスン (ジスクの母、ユニの叔母)
ノ・ヨンウン …… アン・ヨノン (ヨンジュの妹)
イ女史 …… チョン・ヨンスク (ヨンジュの義母)
ハン女史 …… キム・ヨンリム (ヨンジュの戸籍上の母)
ペ部長 …… ユン・スンホン (ユニの上司・秘書室長)


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