青春の罠
(1999年SBS (1978年リメイク版))

演出:チョン・セホ
脚本:キム・スヒョン

http://www.teletama.jp/drama/seisyunnowana/index.html


第13話 プロポーズ
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ドンウの母は田舎から出てくる。
嫁となるヨンジュに逢いたいとするが、ドンウはそれを止める。
朝食の際に母はドンウに愚痴を告げる。嫁なのに顔を見ること
も出来ず、嫁は仕事もせず近くに住んでいるのに逢うことさえ
できないと呟く。ヘリムは元気なのか?という問いかけに、返答
を誤魔化す。

ユニは帰宅すると叔母から、誰と一緒だったのかと詮索される。
そして飲んで帰ってきた彼女に酒に溺れないか心配だと語る。

ヨングクはユニに話があるとしてオフィスに呼び出す。
そろそろ昼寝と囲碁の日々から卒業するという彼は、心を入れ
替えるとしてユニに図書館で指定した書籍を取ってきてくれる
よう頼む。昼寝するにも本は丁度が良いという彼に、本気で
勉強してみたらどうかと告げる。ヨングクはユニに捨てた男の
事など忘れろとし、バラを一輪プレゼントする。

ユニは昼食の時間になるとヨングクのオフィスの戸を叩く。
ヨングクは熱心に勉強していたが、ユニが来るのが分かると
寝たふりをする。ヨングクはユニにお茶を持ってくるよう頼む
と、それを飲みながら彼は自分がバツイチであることを語る。
そしてユニに対して君を泣かせた相手は何処にいるのか?と
尋ねる。此処にいるというジェスチャーを示すと、ソウルに
いるのかと呟く。彼は婚約した事を告げる、別れた理由を尋ね
飽きたそうだと語る。
ヨングクは昼食を取りにユニと社外に出掛けようとすると、
偶然ドンウと逢う。軽く挨拶を交わした後、ヨングクはユニに
ドンウのことをどう思うかと尋ねる。ヨンジュと結婚する男だ
と告げ、女性社員の間ではどう噂されているか?と尋ねる。
男の間では嫌な奴だとし、格好良いので僻んでいる事を告げる。

ドンウは母が帰郷する前にヨンジュと対面させる。
ヨンジュは嬉しくて義母の為に色々と買い物したり一緒の時を
過ごす。今度は週末、義父の元に会いに行こうと告げるヨンジュ。
ドンウは彼女にヨングクと逢ったことを告げると、ユニとヨン
グクの関係には母も心配しているという。先日ユニを呼び出した
のも、ヨングクに騙されるなと警告するためのものだった事を
告げる。

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気持ちは分かるがウザイ母親

田舎から出てきたドンウの母。
朝からグチグチとねちっこいつぶやきをし始める辺りが、なん
とも嫌ったらしい。このドラマの母親はどの人も、何処か好か
ない感じばかりする。
真剣に子供のことを考えているのか。それとも他の意図がある
のか。その辺が微妙だからそう感じるのだろうね。

ヨングクとユニの関係が発展

イマイチ二人のやりとりが面白い感じがしてこないのがアレ
だけど、その辺はこのドラマ全体に言えるものかも。
話がネチネチしすぎて一向に展開が進む感じがしない。

ユニが子供を産んでいた事に対して、ヨングクが悪い女だとか
不埒な女だと語る辺りが笑えるけど、ようやくユニは子供の
事を相手に語ることが出来た。

ヨングクは洞察力が鋭い

まだ好きでもない相手と結婚という大博打を打つのは男に対する
復讐だろうとし、それは逆に相手に未練が有ることを指摘する。
更に自分のことを利用しようとしている事実にも言及して、
それを知りつつも力になるとする辺り、なかなかヨングクも
賢い部分がある。復讐のために利用されている事は、結婚後に
知られると思っていただけにこの辺は意外かも。

ユニに忠告するスヨン

目的のために相手を利用するのならばドンウとしている事は
同じだという。しかもヨングクが女性に対して酷い男である事
は、噂でしか耳にしていないし、ユニ自身に酷いことをした
訳でもない。スヨンが彼女に堕ちるところまで堕ちたとする
発言がなんとなく滑稽に映る。

ヨングクはバツイチ

このドラマ、ヨングクとユニのシーンは、殆ど食事をして
いるか、オフィスで話をしているかのシーンだけ。
制作費がかかっていないドラマだなと思う。

食事の際に9ヶ月で別れたという結婚相手とのことが語られる。
相手は政治家の娘で、生け贄になったようで好きにはなれなか
ったという。しかも結婚生活の中一度も性交渉せず、8ヶ月後
に妻の兄に呼び出されてボコボコにされたというのだから、
凄まじい内容だ。

ヨングクの自虐

自らのことを怠け者、放蕩癖、偏屈、責任感がない、サイテー
男だという。そんな彼に対してユニは欠点が分かっているの
ならば直せるのではないか?と告げる。ごもっともだがなかなか
性格は直せないから厄介。浮き草人生には疲れたので、誰かに
掴んでいてほしいとして、その役目をユニに頼む。

ドンウはユニの事を心配する?

ヨングクと関係を進めていることに対して、ドンウはユニに
色々と忠告をする。もの凄く身勝手な奴だと本人は気がついて
いるんでしょうか?ユニが指摘したように、ドンウは彼女が
ノ家に入ってくると居づらくなると考えているのだろうね。


ソ・ユニ …… シム・ウナ (会長の秘書。未婚子持ち)
カン・ドンウ …… イ・ジョンウォン (ユニの恋人)
ノ・ヨンジュ …… ユ・ホジョン (会長の孫、ドンウが好き)
ノ・ヨングク …… チョン・グァンリョル (ヨンジュの兄)
ヘリム …… ハ・スンニ (ユニとドンウの子供)
ジスク …… ノ・ヒョン (ユニの従妹)
ノ・テソプ …… キム・ムセン (イルジン社の会長)
アン・スヨン …… キム・ナウン (ユニの友人)
--- …… ヨ・ウンゲ (ユニの祖母)
--- …… パン・ヨンテ (ユニの叔父)
--- …… チョン・ジェスン (ジスクの母、ユニの叔母)
--- …… チョン・エラン (ハン女史の母、痴呆症)
ノ・ヨンウン …… アン・ヨノン (ヨンジュの妹)
イ女史 …… チョン・ヨンスク (ヨンジュの義母・旧基洞)
ハン女史 …… キム・ヨンリム (ヨンジュの戸籍上の母・城北洞)
ペ部長 …… ユン・スンホン (ユニの上司・秘書室長)
カン・ドンチョル …… キム・ソックン (ドンウの弟、二男)
カン・ドンスク …… ホ・ヨンラン (ドンウの妹)


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