白い巨塔

脚本/イ・ギウォン 演出/アン・パンツク


#02 緊急手術


今回は消化器内科で見解の分かれた膵臓ガン患者について
の処置を巡り難しい対応に迫られる話だった。

頭の固い先輩を持つとホント疲れるね。
教授としてのプライドに固執する余り患者のことが疎かになる
ヨンギル。でも副院長という役職柄、一人の患者に対して
多くの時間を割けないという計算の元でこんな仕打ちをする
のだろうか。

ジュワン教授の手術を見守り、勉強になりましたとジュンヒョク。
これは流石に白々しい。ジュンヒョクの意図を見抜かれている
中でも、こんな低姿勢を見せることが得点稼ぎになると思って
いるのだろうか。

ジュンヒョクは教授の居ない時を見計らい手術を行うが
ヨンギルには筒抜け。これってドヨン自らが報告したのか?
こんなジュンヒョクの行動がジュワン教授のカンに触るの
だろうけどね。でも韓国版はこの手術、何故引き受けたのか
全く描かれていないのでイマイチドラマとして弱い。
確か日本版では珍しい形の症例なので手術してみたいとする
外科医としての好奇心が有るんだよね。

今回はジュンヒョクが実家の母親と電話で会話するシーンが
有った。お母さんに活躍を知らせるために1話で雑誌に掲載
されるような派手な行動を起こしたのだろうけど、お金を
送られても使うときがないわと息子の好意を無にする母。
いや間違っては居ないのだけど、こういう時は少しは融通を
利かせて喜んであげればいいのにねと。

偶然を装いなんとかヨンギルのメンツを守ろうとして、
彼が膵臓ガンを診断したことにするジュンヒョク。とても上手い
やり方かなと思ったけど、バレるとなると話は別。
あんな深夜に予定外の手術が何を物語っているのか、意図は
バレバレだものね。

ジュワンは外科学会長オ・ナムギに、科長になるべき人材が
居ないか相談する。こういう行動もちょっと嫌らしいけどね。

仕舞いにはジュンヒョクは地方に飛ばされそうになる。
君は私の後釜だと告げるジュワン。この辺の腹の探り合いが
笑えるところ。副院長の意図だと言うけれど、ジュワンも
ざまあみろとか思っているんだろうな。


チャン・ジュンヒョク (キム・ミョンミン) 外科助教授
チェ・ドヨン (イ・ソンギュン) 消化器内科助教授
カン・ヒジェ (キム・ボギョン) ジュンヒョクの愛人
イ・ジュワン (イ・ジョンギル) 外科長/教授
ウ・ヨンギル (キム・チャンワン) 副院長 兼 消化器内科長/教授

ノ・ミングク (チャ・インピョ) ホプキンス病院国際派医師
オ・ギョンファン (ピョン・ヒボン) 解剖病理科・教授
ハ・ウネ (イ・スンミン)
ヨム・ドンイル (キ・テヨン)
パク・ゴナ (ハン・サンジン)
ユ・ミラ (チャン・ソヨン)

イ・ユンジン (ソン・ソンミ) ジュワンの娘
キム・ヨンア (ナム・ユンジョン) ジュワンの妻
ミン・スジョン (イム・ソンオン) ジュンヒョクの妻
ミン・チュンシク (チョン・ハニョン) スジョンの父
ホン・ソンヒ (ヤン・ヒギョン) ヨンギルの妻。婦人会会長

チェ・ドヨンの妻 (ユン・イェリ)
イ・ヨンスン (キム・ドヨン)
クォン・スンイル (チェ・ボモ) ヨンスンの夫
ジュンヒョクの母 (チョン・ヨンスク)
ユ・ジョンジン (ソン・ホギュン)
ハ・イキョン (チョ・ムニ) 産婦人科長
パク・チャンシク (パク・クァンジョン) 整形外科長
ユ・ビルサン (イ・ヒド) 医師会会長

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