白い巨塔

脚本/イ・ギウォン 演出/アン・パンツク

http://www.bs4.jp/drama/kyotou/index.html
http://www.koretame.com/whitepower/


#12 慢心


イ科長が勇退し、いよいよジュンヒョクの天下が訪れるかに
思えた。しかし学会長がジュンヒョクを嫌っていることに
変わりはなく、学会に於いて特別講演を初日から最終日の
時間制限の枠に押しやられたり、副院長やピルサンからは
外科で使う医薬品や医療器具の選定に於いて、自分たちの
都合を押しつけてくる始末。

医局のジュワンの頃の慣習も気に入らないようで、それに
つけ込みジュンヒョクが不満を発散させるのは部下たち。
もの凄く厳格さを兼ね備えた上司の顔色を伺うような職場に
一気に変わり果ててしまった感じだ。

ドラマでは二つの流れが有る。
一つは世界外科学会のマクレーン会長の奥さんの件。
末期癌どの事なのでジュンヒョクが執刀し延命させる事で
一つの功績にしたい様子。
しかしいざ手術計画を送った段階で、相手からは断りのメール
を受けてしまう。最後にイ科長の知人である事を知り、彼に
口添えしてもらいなんとか手術にこぎ着けようとする。

もう一つの流れは、クォンさんの癌の件。
肺に写る影は結核の跡なのか、それとも癌の転移の跡なのか。
担当医はドンイルだが、ジュンヒョクには何も意見できない
様で、生検しろとのドヨンの訴えも虚しく、自分の了見だけ
で即手術を決めてしまう。一人だけで何でも正しいと判断して
行ってしまう彼の悪い一面が出てきたね。イ科長も散々この
事を告げていたが、科長の前では影を潜めていたのに、ここに
来て爆発し始めた。

ジュワンに頂き物の酒を回すという無礼。
更に部下達には軍隊式の罰し方のような筋トレによって精神を
鍛えようとするチャンの姿に誰も付いてくるモノが居なくなり
そうな感じ。
ドヨンに対しても、オレは科長だと発言する辺りのシーンを見て
いると、母親の為に出世したい親思いの良い奴だという感情
が一気に吹っ飛ぶね。

チャン・ジュンヒョク (キム・ミョンミン) 外科助教授
チェ・ドヨン (イ・ソンギュン) 消化器内科助教授
カン・ヒジェ (キム・ボギョン) ジュンヒョクの愛人
イ・ジュワン (イ・ジョンギル) 外科長/教授
ウ・ヨンギル (キム・チャンワン) 副院長 兼 消化器内科長/教授

ノ・ミングク (チャ・インピョ) ホプキンス病院国際派医師
オ・ギョンファン (ピョン・ヒボン) 解剖病理科・教授
ハ・ウネ (イ・スンミン) ドヨンの後輩
ヨム・ドンイル (キ・テヨン) 医局・めがね
パク・ゴナ (ハン・サンジン)
ユ・ミラ (チャン・ソヨン) ドヨンの娘

イ・ユンジン (ソン・ソンミ) ジュワンの娘
キム・ヨンア (ナム・ユンジョン) ジュワンの妻
ミン・スジョン (イム・ソンオン) ジュンヒョクの妻
ミン・チュンシク (チョン・ハニョン) スジョンの父
ホン・ソンヒ (ヤン・ヒギョン) ヨンギルの妻。婦人会会長

チェ・ドヨンの妻 (ユン・イェリ)
イ・ヨンスン (キム・ドヨン)
クォン・スンイル (チェ・ボモ) ヨンスンの夫
ジュンヒョクの母 (チョン・ヨンスク)
ユ・ジョンジン (ソン・ホギュン)
ハ・イキョン (チョ・ムニ) 産婦人科長
パク・チャンシク (パク・クァンジョン) 整形外科長
ユ・ピルサン (イ・ヒド) 医師会会長

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