白い巨塔

脚本/イ・ギウォン 演出/アン・パンツク

http://www.bs4.jp/drama/kyotou/index.html
http://www.koretame.com/whitepower/


#20 判決


第4回目の口頭弁論はいよいよ原告と被告の本人尋問。

ただこの論争、幾ら訴えたところで病院側に有利な事は明らか
だし、何か彼を焦らせる展開になるのかと期待してみていた
のだが、展開が好転することもなく、ジュンヒョクペースの
まま結審まで進んだ感じ。

途中でドヨンが嘘を付いているジュンヒョクに声を荒げたり
遺族が感情を露わにするシーンなどは、気持ちは分かるけど、
どうにも出来ない憤りの裏返しであり、その後の判決はなんの
意外性もなかった。

でも裁判官も一応、医師としての落ち度を突いていたし、医師
としての基本である姿勢を欠いていたという前置きが有った
事からも損害賠償を請求すれば勝ち取れそうな案件だね。

全ての裁判の費用は敗訴した原告側に被ることになるけど、
一体どれだけの費用がかかったのかな。
弁護士・キムにも払わねばならないし、やっぱり損害賠償請求
はするべきだと思う。

ドヨンの辞職届けも自然の成り行き。
意外性と言えば、オ学会長経由でケネス病院の分院の外科科長
の座が回ってきた点か。ただミョンイン大学病院の外科科長と
ケネス病院の分院の外科科長とでは、どちらに旨味が有るのか
イマイチその規模の違いが描かれていない所が残念。
これまでの人脈を蹴ってまで進むべき道なのかどうかがイマイチ
伝わってこないんだよね。

回想シーンでは一応チャンとドヨンが研修医時代に一緒に
勉強し有っていた頃の映像が流れた。このまま二人が切磋琢磨
すればやがてはミョンイン大学病院を二分して支えていく存在
になったのに、チャンの野心が突然突出してしまった感じ。
一応はチャンにも罪悪感が有るのだろうか、ドヨンの居た
研究室を物寂しげに眺めている所がなんとも不思議な感じに
映る。

チャン・ジュンヒョク (キム・ミョンミン) 外科助教授
チェ・ドヨン (イ・ソンギュン) 消化器内科助教授
カン・ヒジェ (キム・ボギョン) ジュンヒョクの愛人
イ・ジュワン (イ・ジョンギル) 外科長/教授
ウ・ヨンギル (キム・チャンワン) 副院長 兼 消化器内科長/教授

ノ・ミングク (チャ・インピョ) ホプキンス病院国際派医師
オ・ギョンファン (ピョン・ヒボン) 解剖病理科・教授
ハ・ウネ (イ・スンミン) ドヨンの後輩
ヨム・ドンイル (キ・テヨン) 医局・めがね
パク・ゴナ (ハン・サンジン)
ユ・ミラ (チャン・ソヨン) ドヨンの娘

イ・ユンジン (ソン・ソンミ) ジュワンの娘
キム・ヨンア (ナム・ユンジョン) ジュワンの妻
ミン・スジョン (イム・ソンオン) ジュンヒョクの妻
ミン・チュンシク (チョン・ハニョン) スジョンの父
ホン・ソンヒ (ヤン・ヒギョン) ヨンギルの妻。婦人会会長

チェ・ドヨンの妻 (ユン・イェリ)
イ・ヨンスン (キム・ドヨン)
クォン・スンイル (チェ・ボモ) ヨンスンの夫
ジュンヒョクの母 (チョン・ヨンスク)
ユ・ジョンジン (ソン・ホギュン)
ハ・イキョン (チョ・ムニ) 産婦人科長
パク・チャンシク (パク・クァンジョン) 整形外科長
ユ・ピルサン (イ・ヒド) 医師会会長

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