白い巨塔

脚本/イ・ギウォン 演出/アン・パンツク

http://www.bs4.jp/drama/kyotou/index.html
http://www.koretame.com/whitepower/


#21 風向きの行方


裁判はチャン医師側の勝訴で終わった。
しかし遺族は控訴を決意する。

ドラマとしては一回目の裁判と二度目の裁判ではどう違って
くるのかがポイントといった所か。
一度目と二度目の違いを拾い上げていくとドラマとしては
興味深く見守ることが出来そうだ。

何と言っても最も違いが現れている点は、チャン医師に付く
弁護士が一度目の人とは違うと言うこと。義父のミン院長が
探しだしてきたチョ弁護士なる人物。
こうなった経緯は何と言ってもチャン科長が副院長を出し
抜いてケネス病院へと移籍しようとしている現実が有るため
であり、副院長からの援護がどの程度期待できるのか不確定
要素として存在している。

更に今回新たな証人として、ユ・ミラ元看護師が原告側に付い
た事。そしてここに来てドンイルの気持ちの中に良心がうずき
出している点が興味深いところだと思う。
もう一押しドンイルに対して証言させたくなるような現実が
出てくるとドラマとして面白くなっていくと思う。

副院長はイ・元科長に接触を試みて、マクレーン医師に対して
チャンを移籍させないよう訴えて欲しい旨を伝えて欲しいと
言いに来る。副院長もチャンに隠れてこそこそせず堂々と
移植を阻もうとする所が潔い。まぁ病院側としたら当然の
行動だとは思うけどね。

そして何と言っても今回は、回診に於いてガン患者に対する
対応の違いが現れた。すい臓ガン手術の患者に対して、肺への
転移がないのか、チャンはきちんと生検する様になった所が
皮肉と言うが小狡い所というか。患者のクォンの時も素直に
生検していれば良かったのにね。チャン自身には全く手間が
かかっていないのだし。日本版だとスケジュールが立て込んで
いた関係で手間を省かざるを得なかったのではなかったか。
こういう理由が無い限り、ちょっとチャンの行動の意図が分か
りづらいと思う。

チャン・ジュンヒョク (キム・ミョンミン) 外科助教授
チェ・ドヨン (イ・ソンギュン) 消化器内科助教授
カン・ヒジェ (キム・ボギョン) ジュンヒョクの愛人
イ・ジュワン (イ・ジョンギル) 外科長/教授
ウ・ヨンギル (キム・チャンワン) 副院長 兼 消化器内科長/教授

ノ・ミングク (チャ・インピョ) ホプキンス病院国際派医師
オ・ギョンファン (ピョン・ヒボン) 解剖病理科・教授
ハ・ウネ (イ・スンミン) ドヨンの後輩
ヨム・ドンイル (キ・テヨン) 医局・めがね
パク・ゴナ (ハン・サンジン)
ユ・ミラ (チャン・ソヨン) ドヨンの娘

イ・ユンジン (ソン・ソンミ) ジュワンの娘
キム・ヨンア (ナム・ユンジョン) ジュワンの妻
ミン・スジョン (イム・ソンオン) ジュンヒョクの妻
+ミン・チュンシク (チョン・ハニョン) スジョンの父
ホン・ソンヒ (ヤン・ヒギョン) ヨンギルの妻。婦人会会長

チェ・ドヨンの妻 (ユン・イェリ)
イ・ヨンスン (キム・ドヨン)
クォン・スンイル (チェ・ボモ) ヨンスンの夫
ジュンヒョクの母 (チョン・ヨンスク)
ユ・ジョンジン (ソン・ホギュン)
ハ・イキョン (チョ・ムニ) 産婦人科長
パク・チャンシク (パク・クァンジョン) 整形外科長
ユ・ピルサン (イ・ヒド) 医師会会長

チョ弁護士 (チャン・ヒョンソン)
ユ・ミラ 元看護師
キム・フン弁護士

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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