白い巨塔

脚本/イ・ギウォン 演出/アン・パンツク

http://www.bs4.jp/drama/kyotou/index.html
http://www.koretame.com/whitepower/


#28 最期に見た夢


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手術後、一週間以上が経過しても一向に痛みの引かないチャン
は自らの病気を悟り始める。
次第に病状は悪化し、やがて部下達の顔さえ判別できなくなっ
てしまう。
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いよいよ最終回。
日本編集版は28話構成だったけど、一話当たりの放送時間が
やや短い感じでとても見やすいドラマだった。
日本版は唐沢版しか見たことがないんだけど、当時衝撃を
与えてくれた作品だけに、流石にそれを見た後の韓国版は
インパクトが低かった。好みは分かれると思うのだが特に
後半部の盛り上がりとかは日本版の方が自分の中では面白か
った。

さて最終回は衰え行く姿を静かに見守るばかりの展開だった。
可愛そうなのは、妻であり母親であり。
この人達死の直前まで本当の事を教えてもらえなかった訳で
実の母親に至っては、最期の時を見守ることが出来なかった。
患者への告知の遅さが、色んな面に於いて不便であり、結果
的に隠し通したことに何の意味も無かったように見える。

チャン自身がどの段階で病気の事実が分かったかについても
イマイチ分かりづらい展開だ。気がついては居たけれど、
違うことを確かめたくて検査に拘ろうとしていたのだろうか。
額面通りに受け取ると、最終回までガンだと分かっていない
様な感じにも見えた。

しかし途中の展開の中で副院長が、チャンが執刀しない為に
患者が減っているというけれど、チャンが居るだけで患者数
が増減することなんて有るのだろうか? VIP客は確かに減る
かも知れないけど、普通医者を選んでくるかな。

遺書が二通残されていた。
一通は上告理由書。未だに裁判に執着しているところはチャン
らしいところなのか。
二通目はオ科長宛ての物。最後まで医師としての義務を全う
した形になったのか、そんな拘りを見せるのならばやはり、
クォン氏もぞんざいに扱わねば良かったのにね。
あの頃は若かったのか・・・ってまだそんなに時は経って居な
いよね。

チャン・ジュンヒョク (キム・ミョンミン) 外科助教授
チェ・ドヨン (イ・ソンギュン) 消化器内科助教授
カン・ヒジェ (キム・ボギョン) ジュンヒョクの愛人
イ・ジュワン (イ・ジョンギル) 外科長/教授
ウ・ヨンギル (キム・チャンワン) 副院長 兼 消化器内科長/教授

ノ・ミングク (チャ・インピョ) ホプキンス病院国際派医師
オ・ギョンファン (ピョン・ヒボン) 解剖病理科・教授
ハ・ウネ (イ・スンミン) ドヨンの後輩
ヨム・ドンイル (キ・テヨン) 医局・めがね
パク・ゴナ (ハン・サンジン)
ユ・ミラ (チャン・ソヨン) ドヨンの娘

イ・ユンジン (ソン・ソンミ) ジュワンの娘
キム・ヨンア (ナム・ユンジョン) ジュワンの妻
ミン・スジョン (イム・ソンオン) ジュンヒョクの妻
ミン・チュンシク (チョン・ハニョン) スジョンの父
ホン・ソンヒ (ヤン・ヒギョン) ヨンギルの妻。婦人会会長

チェ・ドヨンの妻 (ユン・イェリ)
イ・ヨンスン (キム・ドヨン)
クォン・スンイル (チェ・ボモ) ヨンスンの夫
ジュンヒョクの母 (チョン・ヨンスク)
ユ・ジョンジン (ソン・ホギュン)
ハ・イキョン (チョ・ムニ) 産婦人科長
パク・チャンシク (パク・クァンジョン) 整形外科長
ユ・ピルサン (イ・ヒド) 医師会会長

チョ・ミョンジュン弁護士 (チャン・ヒョンソン)
ユ・ミラ 元看護師
キム・フン弁護士
クォン・スンイル () 被害者の患者

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