スターの恋人

演出/ブ・ソンチョル
脚本/オ・スヨン

http://www.tv-tokyo.co.jp/star/


第1話 運命の矢

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チョルスは幼い頃、ろくでなしの父親の事を妻が捨て、やがて
母親もまた出て行ってしまう。チョルスは良い子にしていれば
出て行かないと思い必死に良い振る舞いをするも無駄だった。
別れの時母親から本代だとしてお金を手渡され、これ以上は
付いてくるなとして一線を引かれてしまう。母親はチョルスが
大人になれば分かることだが私には常に愛がないと生きていら
れ無いと言われる。渡されたお金で本を買い、母親が帰るのを
ひたすら待つも帰っては来なかった。

イ・マリは両親からの寵愛を受け幸せに育つ。しかしある時
両親が共に海に出たとき嵐に遭い、船は難破して帰らぬ人と
なる。孤児院で育つ彼女は一瞬にして他人からの愛は失われて
いじめの対象になる。学校に通う時になってもクラスメイト
からいじめられる日々だったが、ある時彼女は偶然にメガネが
外れて素顔を覗かせたとき、周りの男子生徒からいじめられる
事が無くなる。人の愛を手に入れると楽に生きられる事を
覚えた彼女は愛を求めるようになる。

チョルスは国文科を卒業しソウル大で講師として立つことにな
る。女子生徒からチョルスという"平凡な名前"の意味を問われ
て困り果てる彼。大学院の博士課程に進もうとする彼は、登録
料の振込を迫られるが教務課から既に振り込みされている事を
聞く。元彼女であるチェ・ウニョンが払った物だと知り、彼は
大阪に留学中のウニョンに電話を掛けて激怒する。

一方マリは美しさを認められ芸能事務所にスカウトされる。
多彩な表現力でアクションから尼の役までこなす彼女はやがて
アジアでも大人気の女性に成長する。更なる飛躍を目指し、
事務所社長のソ・テソクは彼女に奈良の紀行文を出版させる。
しかしライターはインターネットのホームページで印象的な
文章を書いていたチョルスが選出される。

書き物で人を騙す行為である代筆のアルバイトは、チョルスに
とって耐え難い物が有ったが、登録料を返済しなければならな
い彼は仕事を受ける為に依頼してきたテソクの元を訪れる。
奈良に家に一ヶ月滞在し執筆して欲しいと言われる。チョルス
は誰の代筆をするのか知らず、せめて本人に逢わせて欲しいと
要求する。
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いよいよ始まったチェ・ジウ主演のドラマ。
このドラマの前年度2007年に主演したMBCの「エア・シティ」は
相当つまらなかっただけに、このドラマには期待したいところ。
何と言っても日本向けに作られたように、撮影地は日本だから
ね。

相変わらず両親が居ない子供たちの物語。
その内チョルスは別に亡くなっている訳でもないのに、捨てら
れてしまう子供の役。どんだけ無責任な親なんだという設定を
用意した訳だが、そのお陰で幼い頃本ばかり読んでいた設定が
そのまま大人になっても活かされ、国文学の講師を行う。

共に愛情に飢えているであろう役柄。
マリは芸能人でありそれもアジアで人気が有るという役柄故に
表面的にはチヤホヤされているが、彼女の中でどれ程愛情に
関して満たされている物があるのか。
初回にしていきなりカメラマンの元彼の存在が明らかになるが
未だに一つの愛に固執している感じにも受ける。

二人の出会いはパーティーの席だった。
華やかな彼女を目にした途端に引きつけられた彼。
しかも酒を飲みながら陽気にステップを踏む彼女の魅力。
変に人気を鼻に掛けていないし、自らが口を付けて飲んでいた
酒を飲めと手渡してくるようなワイルドさも有る。

奈良に渡った後にもまた不思議な出会いで二人を引きつける。
如何にもくっつけと言わんばかりの展開の中、二人が結ばれる
までにどんな困難が待ち受けているのか。

チョルスの元彼女役は先日まで見ていた「BAD LOVE」のチェヨン
役のチャ・イェリョンさんだった。宝生舞に目元が似ているん
だよなぁ。

イ・マリ …… チェ・ジウ (アジアで人気のトップ女優)
キム・チョルス …… ユ・ジテ (大学の講師、小説家志望)
チェ・ウニョン …… チャ・イェリョン (チョルスの初恋相手)
チョン・ウジン …… イ・ギウ (国内屈指の財閥の後継者)

ソ・ウジン …… チェ・フィリップ (マリの元恋人、カメラマン)
ソ・テソク …… ソン・ジル (芸能事務所社長)
チョン・ビョンジュン …… チョン・ウンテク (チョルスの友人、記者)

イ・スンヨン …… ヤン・ヒギョン (ヘアメイク)
キム・ユリ …… シン・ミニ (チョルスの妹)
幼い頃のマリ …… チョン・ダビン
幼い頃のチョルス …… カン・イソク
イ・ボヨン …… キム・ジスク (チョルスの母)
??? …… ペ・ギボム (チョルスの父)

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