スターの恋人

演出/ブ・ソンチョル
脚本/オ・スヨン

http://www.tv-tokyo.co.jp/star/


第6話 ひとりぼっちのクリスマス

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マリはチョルスの屋根部屋へとやってくる。
一ヶ月間、共に暮らして文学に対する事を教えて欲しいという
のである。当面は三日後にあるトークショウの対策をして欲し
いというマリ。
部屋にあるチョルスとウニョンの写った写真を見て、恋人が居
るのならば好きになるような展開にもならないでしょうという。
チョルスはそんな彼女に本を楽しむ秘訣を教える。それは好き
な時、好きな場所で、好きなものに囲まれて見ることだという。
チョルスは戸棚から3冊の本を取り出し、この3冊の本を読めば
申し出を受け入れるという。あまりにも冷たい態度に、私のこ
とが嫌いなのか?というマリ。それならば最初からお願いはしな
いという。

一方マリに振られたウジンは酒に酔い自暴自棄になる。
いっそマリを拉致するかとまで言う始末。ウジンの従兄で財閥
のテヨンは自分ならばマリを手に入れることが出来るとして、
ウジンと賭けをする。彼女の手に指輪をしてウジンの前に連れ
てくるという。

マリは一度は帰宅したかと思えば再びチョルスの家にやって
くる。本を読むにはここが最適の場所だという。そんなマリの
不躾な行動にチョルスは彼女を部屋から追い出し入り口に鍵を
かけてしまう。暫くしてマリが帰ったのか確かめるために外を
覗くと彼女は震えながら外で縮こまっていた。チョルスは仕方
なく部屋に入れると彼女はチョルスのベッドを占領し、更には
部屋着を借りるとしてチョルスの服をあさり始める。
マリは三冊の本が読み終わるまではこの部屋に滞在するという。
ただの貧しい新婚夫婦だと思ってくれれば良いとするマリに
手を焼くチョルス。就寝する時間になってもマリは一人本を
読んでいた。チョルスは先に寝ようとするが気になって眠る
事が出来ない。そうしている内に夜中の三時になり、マリは
本を開いたまま寝てしまう。チョルスは彼女に布団を掛けて
挙げるのだった。
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取りあえず第一段階でもあるトークショウに於いては無難に
やり過ごすことが出来た。社長が用意した台本ではなく、
チョルスから学んだこと、そして自分の考えの下で発言をする
彼女。

そんな中時はクリスマス。
日本にいるウニョンは帰国できずにいる事が分かり、マリは
チョルスに二人で過ごそうと告げる。

マリほどの人物ならばすり寄ってくる人は多そうだけど、家族
や友人、恋人が居ないとする彼女の中に孤独を見る展開だった。

チョルスはマリの事が気になる存在であることは間違いないが、
芸能人とイチ貧乏人というシチュエーション柄、ドラマを引っ
張るのは当然マリ。しかし単純に彼女がイニシアチブを握って
いるかというとそうでもなく、常に彼女側が彼を振り回しつつ
も、チョルス側に金銭以外により多くのものが持ち合わせている
という設定が存在する。

警戒心もなくズカズカとチョルスの中に踏み込んでくるマリの
行動は目に余るが、圧倒的な容姿と魅力によって、付きまとわ
れる事が嫌ではないとするところがこのドラマのポイントだ。

今回はマリとチョルスの関係が色んな人に見られてしまう。
チョルスの三人の叔母さんたちに知られるのは良いとしても、
ビョンジュンに知られたのは不味かったね。
友達を売るのかという編集長のセリフで一時はカメラを収めた
ものの、置き忘れているのを見られてしまった。しかしこの
カメラチョルスの家から拝借してきたのだから早く返しなさい
って感じ。

クリスマスの思い出を語り合う二人。
チョルスは妹に本を読んだ記憶しかない。マリもお祖母さん
と一緒に居た記憶。

強引だがマリはチョルスを自宅に招き入れた。
勿論三冊の本を読んだ事によって約束を履行する形だが、
クリスマスを楽しもうとするところでタイミング悪くウニョン
から電話が鳴る。この辺は如何にもドラマっぽい意地悪な
タイミングだけど、チェ・ジウに行かないでといわれたら
流石に断れないぞ。

それにしてもウジンとかテヨンとか金持ちはろくな人物じゃないな。
ウジンに至ってはマリの事を強引に拉致するかとか言ってるし、
テヨンにしても涼しい顔して、その気もないのにマリの気を
引こうとしている。
これら人物が果たしてドラマをどうかき乱していくのか。

イ・マリ …… チェ・ジウ (アジアで人気のトップ女優)
キム・チョルス …… ユ・ジテ (大学の講師、小説家志望)
チェ・ウニョン …… チャ・イェリョン (チョルスの初恋相手)
チョン・ウジン …… イ・ギウ (国内屈指の財閥の後継者)

ソ・ウジン …… チェ・フィリップ (マリの元恋人、カメラマン)
ソ・テソク …… ソン・ジル (芸能事務所社長)
チョン・ビョンジュン …… チョン・ウンテク (チョルスの友人、記
者)

イ・スンヨン …… ヤン・ヒギョン (ヘアメイク)
キム・ユリ …… シン・ミニ (チョルスの妹)
幼い頃のマリ …… チョン・ダビン
幼い頃のチョルス …… カン・イソク
イ・ボヨン …… キム・ジスク (チョルスの母)
??? …… ペ・ギボム (チョルスの父)
チョン・ウジン …… イ・ギウ (TV局)
ミン・ジャンス …… イ・ジュニョク (マリ、ボディガード)
ソ・イェリン …… シム・ウンジン (マリのマネージャー)
イ・スンヨン …… ヤン・ヒギョン (マリのメイク)

キム・オクチャ …… キム・ジヨン (叔母さん)
チェ・リョニ …… イ・ジョンナム
イ・ジスン …… キム・イェリョン
アン教授 …… ユン・ジュサン (大学の教授、チョルス恩師)

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