スターの恋人

演出/ブ・ソンチョル
脚本/オ・スヨン

http://www.tv-tokyo.co.jp/star/


第17話 失われた時間

--------------------------------------------------------
チョルスは夜の湖の畔を歩く。マリはチョルスを探して湖まで
来てチョルスの名を叫ぶが彼には届かなかった。

ウジンは記者会見の場でマリと結婚することを報告しようと
彼女に告げていたこともあり、後は彼女の心一つだった。
チョルスに逢えなかった彼女はウジンの元へと戻り記者会見の
場へと赴くことになる。マリの行動に対して正しいことをした
事を告げ、これで彼も助かるだろうと語る。

記者会見でマリとウジンは結婚する仲である事を正式に発表す
る。マスコミはチョルスがマリを利用してチョルスが出版しよ
うと試みていたのではないかとの疑惑が流れていたが、スキャ
ンダルが起こる前からウジンとは付き合っていた事を語ること
で一気にその疑惑は払拭される。
テレビで放映されていた記者会見をチョルスはたまたま電気店
のモニタで見掛ける。

翌日の新聞では、"チョルスはマスコミの犠牲者か?"という記
事が掲載。そして契約を結ばせるために工作していたテソク
社長がアメリカ支社に飛ばされたこと、そしてチョルスが執筆
していた小説"夢の夜"が出版されることが正式に決定する。

一年の時が経過する・・・
マリはその間殆ど女優活動をせず、マスコミの前でも沈黙を
貫く。カメラの前ではもう少し軟らかい表情を見せた方が良い
のではないか?とウジン。ウジンの祖父で会長が心配している
という。ウジンはマリが隙を見せた時に彼女の指に婚約指輪を
はめる。彼は女優で居て欲しいが、それをしないのであれば
結婚しないかと告げる。
一方マリの口座には毎月チョルスからの返済の金が入金されて
いた。
マリはマネージャーから復帰する際の脚本を選んで欲しいと
言われ気に入った三冊の脚本を指定する。しかしどの脚本も
別の女優に決まっていたり、資金難で映画化が難しいモノ、
そして最後の一冊は原作者自らがマリが演じることに難色を
示しているという。マリはそんな事を言う原作者のことが気に
なり逢うことにする。
--------------------------------------------------------

ドラマは一気に一年後の世界が描かれた。

取りあえず代筆騒動の件を終息させるために時間を経過させた
のかな。
一年後の世界では互いにどんな状況にあるのか。

驚いたのはマリとウジンが結婚するする言ってまだしていなか
ったという点。
マスコミの前で公言していたのでてっきり結婚しているものか
と思っていた。
またチョルスもスタッフたちとの会話の中で結婚を臭わせてい
たので既に結婚しているものかと思っていた。

待たされているウジンが今回苛立ちを見せ始めていたけど、
彼の協力は確かに有りがたいだろうけど、恋愛に於いては完全に
蚊帳の外の存在だからね。何を期待して待っているのかという
気もするが、ハッキリと断り切れないマリにもその責任の一端
は存在するのかな。

マリと別れただけで一気に脚本家としても認められているという
チョルス側の設定には少々無理がありそうだが、それだけ話題性
を集めたことで小説も売れたという事なのだろうか。

彼が執筆した"夢の夜"には、ダイレクトにチョルスのマリに
対する気持ちが描かれている。
当時は互いに辛い時期であり錯覚したが、今ならば間違いは
侵さないとするチョルスのセリフには全く説得力がない。
今回はマリが執拗にチョルスを追い掛けていた感じだけど、
チョルスは感情の表現や態度に示すのが下手だから彼女側の
一方的なアプローチもやむなしなのかな。

映画出演を拒んでいるマリが居ることを知って、ウニョンが
チョルスに対してマリに電話してと言った辺りには少々納得が
いかないところだが、チョルスにチャンスを与えたのかな。
あの状況の中で素直に電話した所を見ると、関係が復活するのを
密かに待ち望んでいたのかも知れないね。

イ・マリ …… チェ・ジウ (アジアで人気のトップ女優)
キム・チョルス …… ユ・ジテ (大学の講師、小説家志望)
チェ・ウニョン …… チャ・イェリョン (チョルスの初恋相手)
チョン・ウジン …… イ・ギウ (国内屈指の財閥の後継者)

ソ・ウジン …… チェ・フィリップ (マリの元恋人、カメラマン)
ソ・テソク …… ソン・ジル (芸能事務所社長)
チョン・ビョンジュン …… チョン・ウンテク (チョルスの友人、記
者)

イ・スンヨン …… ヤン・ヒギョン (ヘアメイク)
キム・ユリ …… シン・ミニ (チョルスの妹)
幼い頃のマリ …… チョン・ダビン
幼い頃のチョルス …… カン・イソク
イ・ボヨン …… キム・ジスク (チョルスの母)
??? …… ペ・ギボム (チョルスの父)
チョン・ウジン …… イ・ギウ (企業家)

ミン・ジャンス …… イ・ジュニョク (マリ、ボディガード)
ソ・イェリン …… シム・ウンジン (マリのマネージャー)
イ・スンヨン …… ヤン・ヒギョン (マリのメイク)
ソン・ハヨン …… キ・テヨン (財閥、ウジンの従兄)
キム・オクチャ …… キム・ジヨン (叔母さん)
チェ・リョニ …… イ・ジョンナム
イ・ジスン …… キム・イェリョン
アン教授 …… ユン・ジュサン (大学の教授、チョルス恩師)
ソ・イェリン …… シム・ウンジン (社長の妹)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system