太王四神記

脚本/シン・ジナ
演出/キム・ジョンハク

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/taioshijinki/

第9話 玄武の目覚め

スジニや絶奴部族のセドゥルに助けられたタムドクは、
デジャ城に赴き精鋭軍の力を借りようと考える。
その頃城内ではタムドクに息子を殺害されたと信じる3部族長
たちがヤン王に詰め寄り城を包囲していた。
均衡を破るように火天会の軍が城内に侵入し、次々と近衛兵
たちをなぎ倒していく。第3近衛隊長カクタンはヤン王を霊廟
に非難させようとするが、火天会の軍に囲まれる。そこに
キハがやってきて辺りの敵を一蹴する。カクタンはキハに王を
託し、霊廟の前で張り込む。キハは王を説得し、王と一緒に
タムドクの元に逃げようとするが、王は運命からは逃げることは
出来ないとして、自らの存在がタムドクの天命を妨害するのを
嫌い自害する。キハはそれを止められなかったことに涙するが
その時入ってきたカクタンはキハが王様を殺したと勘違いし
襲ってくるのだった。

絶体絶命の連続。

ヤン王はそんな時に自害する選択を選んだ。

タムドクはデジャ城に助けを求めるが、既に城主も族長・
チュ・ジュドも洗脳され、助けを得られない。

そんな中タムドクと決着を付けるために追ってきたホゲと
一対一の対決になる。

それにしても高句麗という国。王様周りが弱すぎ。
スケールの大きい話しの割りに、エキストラの人員が少ないし、
簡単に城内に攻め込まれすぎて展開が入れ替わるのが早い。
王を守る近衛兵たちが女性だけで構成されているという事に
リアリティの無さを感じると共に、あまりの弱さに拍子抜け
してしまう。身の回りの世話をするだけならばまだしも
一番重要な警備に女性を配置させるというのは、如何に
王様の危機感が無いのかが分かる瞬間だ。

さてようやくタムドクが覚醒した。
覚醒する前に死んだらどうするんでしょうか。
やっぱり火天会の長老はアホじゃないかと小一時間。

タムドクとホゲのシーンは見物でもあるのだけど、常に前線
で実戦を重ねて戦ってきたホゲと本を見て勉強していた
タムドクとでは、相手にならない気がするのだが、タムドク
の方が何故か強い。やっぱり脇役は脇役でしかないのねと
思いつつ、やっぱりここでもトドメを刺さず帰ってしまう
ホゲは何のために来たのだか。

生き延びてきたタルビを元気づける鍛冶屋のおばさんパソン。
生きて復讐するためにもご飯を食べろという。
夫を亡くして傷心の彼女に掛ける言葉としては最高ではないか。

ヨン夫人 - キム・ソンギョン
ヨン・ガリョ - パク・サンウォン
ヤン王 - トッコ・ヨンジェ
タムドク - ユ・スンホ (子役) / ペ・ヨンジュン
ヨン・ホゲ - キム・ホヨン (子役) / ユン・テヨン
キハ - パク・ウンビン (子役) / ムン・ソリ
スジニ - シム・ウンギョン (子役) / イ・ジア

カクタン - イ・ダヒ 近衛隊
コ・ウンチュン - パク・チョンハク 近衛隊
フッケ - チャン・ハンソン チョルロ部族
セドゥル - ミン・ジオ チョルロ部族
火天会長老 - チェ・ミンス
サリャン - パク・ソンミン 火天会
ヒョンミョン - ウ・ヒョン コムル村
パソン - キム・ミギョン 鍛冶屋の女主人

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