太王四神記

脚本/シン・ジナ
演出/キム・ジョンハク

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第10話 雨に流された絆

タムドクはコムル村で目が覚める。
王と呼ばれることに違和感を感じる彼。自分のせいで多くの
人を犠牲にしてきたのに、その資格が有るとはとても思えずに
いた。コムルの村を出ようとする彼を引き留めようとする。
国内城では現在、タムドクが近衛兵を使って王様殺害を依頼し
王座を奪い取ろうとしたことが噂されているというのである。
しかしタムドクはここにいると村人の命が危なく、また
国王が本当に亡くなったのかを知るために遺体が有る天地神堂
へと向かうことにする。その後をスジンは着いていく。

今回はタムドクが居ないところで、色々と物語が作られて
しまう話しだった。
王様殺害の犯人を上手くタムドクの責任に押しつけた。
何と言っても霊廟での顛末を見ている証人はキハ以外には
居ない訳で、ヨン・ガリョの思いのままのストーリーが作られて
しまう。

またタムドクも真相を知りたがっていた。
本当にキハが王様に剣を突き刺したのか。
生き残っていた近衛兵の証言により、その証言の信憑性が高い
ことを聞かされ、キハに複雑な心情を抱くことになる。
雨の中でタムドクがキハを見つめる視線がその辺の事情を
上手く物語っている。

それにしてもあの忍者部隊。
城内に侵入し王様を倒すときの迫力は影を潜め、タムドクに
やられ放題。スジンにも剣でなぎ倒されていくし、ドラマとは
いえ一貫性がない。

現在火天会の長老が一連の事件に関わっている理由が語られた。
火の巫女であるキハが二度とチュシンの王に心を奪われない
様に、色々と工作しているのだそうな。
人の心なんて操れるものではないから、外郭から二人を結び
付けさせないようにしている。でも二人が結ばれて都合の悪い
事って何なのだろうね。

いよいよ月末、審判が下る。
"カウリ剣"と呼ばれる、天地神堂の大神官が天の代わりに
罪人を見分けるための方法。疑わしき者の心臓に剣を突き刺す
のだという。結果が見えているこの方法は見せかけだけの
制度だというが、そんな場面にタムドクが現れた時の凛々しさ
がなんとも言えないね。

ヨン夫人 - キム・ソンギョン
ヨン・ガリョ - パク・サンウォン
ヤン王 - トッコ・ヨンジェ
タムドク - ユ・スンホ (子役) / ペ・ヨンジュン
ヨン・ホゲ - キム・ホヨン (子役) / ユン・テヨン
キハ - パク・ウンビン (子役) / ムン・ソリ
スジニ - シム・ウンギョン (子役) / イ・ジア

カクタン - イ・ダヒ 近衛隊
コ・ウンチュン - パク・チョンハク 近衛隊
フッケ - チャン・ハンソン チョルロ部族
セドゥル - ミン・ジオ チョルロ部族
火天会長老 - チェ・ミンス
サリャン - パク・ソンミン 火天会
ヒョンミョン - ウ・ヒョン コムル村
パソン - キム・ミギョン 鍛冶屋の女主人

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