太王四神記

脚本/シン・ジナ
演出/キム・ジョンハク

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/taioshijinki/

第11話 天の裁き

ヤン王殺害犯調査の為に各部族の長が集まる中、神殿で
犯人捜しが始まる。ヨン・ガリョが音頭を執り、犯人を
タムドクに仕立て上げようとするが、そこにタムドクがやって
くる。周りのものの意見を無視し、タムドクはヤン王を殺した
理由をキハに尋ねてくれと大神官に頼むが、天に仕える身で
朱雀の守り主に聞くことはできないという。キハは自ら
尋ねればお答えするという。真相を明かされるのを嫌った
ホゲは突然"カウリ剣"によって罪を問うべきだと要求する。

相変わらず舌足らずな人たちによって、ドラマが複雑な
方向へと導かれる展開だった。
何故キハは自分が殺害したわけではないことを言わないの
だろうか。火天会の長老が恐いか?それともここで説明する
のは言い訳がましく聞こえるのを嫌うのか。
タムドクが自分の事を信じてくれていると思ったというのは
ちょっと自分勝手過ぎる。

大抵の韓国ドラマだと、何も言わずとも愛する者同士信じ合う
展開が続くけど、男性が女性の行動を疑いの目で見るなんて
珍しいね。

いざ"カウリ剣"の儀式が始まる。
なんと剣を刺すのはキハ。自暴自棄になったのか。
しかし天が授けた国の王が天の剣で死ぬはずがないとする
言葉通り、タムドクに刺さった剣は神器となってこぼれ落ちた。

このドラマで凄いのはここまで奇蹟を見せられても開き直って
しまうヨン・ガリョだろうか。あのチュモの剣が怪しいとして
部族長の心を上手く掴んでいく。
ホゲにしてもあれほどの事を目の前でされても、未だに自分が
王だと信じて疑わない厚かましさが凄い。

しかも民衆もヨン家によってこれまでニセの情報によって
洗脳され続けた結果、ホゲが王だと信じる人も多い。
ヨン家の上手いところは民衆の心を掴む術を知っていること。
武術大会を開いたりして、民衆に希望を持たたり、武術大会に
よって人材を集めたりするところは、なんともソツが無い。

タムドクについたのは、兼ねてから彼を慕っていた近衛兵長の
コ・ウチェンとチョルロ部族のものたち。そして今回チュムチ
率いる鍛冶屋の弟に接触する。ただやっぱり兵力の総数が
少ないね。

キハの心が火天会の長老によって吸い取られていたけど、
タムドクとの事を忘れてしまうのか?

ヨン夫人 - キム・ソンギョン
ヨン・ガリョ - パク・サンウォン
ヤン王 - トッコ・ヨンジェ
タムドク - ユ・スンホ (子役) / ペ・ヨンジュン
ヨン・ホゲ - キム・ホヨン (子役) / ユン・テヨン
キハ - パク・ウンビン (子役) / ムン・ソリ
スジニ - シム・ウンギョン (子役) / イ・ジア

カクタン - イ・ダヒ 近衛隊
コ・ウンチュン - パク・チョンハク 近衛隊
フッケ - チャン・ハンソン チョルロ部族
セドゥル - ミン・ジオ チョルロ部族
火天会長老 - チェ・ミンス
サリャン - パク・ソンミン 火天会
ヒョンミョン - ウ・ヒョン コムル村
パソン - キム・ミギョン 鍛冶屋の女主人

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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