太王四神記

脚本/シン・ジナ
演出/キム・ジョンハク

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/taioshijinki/

第13話 疾風のごとく

百済討伐に出発したホゲらにタムドクやヨン・ガリョから
伝令がいく。タムドクからは騎馬隊が到着するまで戦闘を
するなと言われ、ヨン・ガリョからは朱雀の守り主も同行し
士気を高めると報告が下る。
一方タムドクたちは、如何に西百済の軍勢の意識を引きつけ
られるかを考えていた。世界最大の造船場があるクァンミ城。
そこを手に入れれば世界一の海軍と造船技術を手に入れる
ことが出来る。ただ厄介なのはこの城は難攻不落の城として
も有名であり、攻撃できる箇所は唯一の通り道である一カ所
のみ。どんな大勢で攻め込もうとしても一カ所ならば一斉攻撃
は封じられる。更にこの城の城主は殺人鬼としても有名な
人物であるという事だった。

いよいよタムドクたちの軍勢も進撃を開始する話しだった。

昔の百済は現在の中国・上海地域辺りも勢力として押さえていたの
ですね。
百済の西と東を合流させずに戦うことが勝利への第一歩という
事で西はタムドクたちが引き受け、東の本体をホゲに叩かせる
という戦法だ。

タムドクの取った策は、5000人近い兵士を海上からこっそり
と上陸させること。陸路を通るとどうしても30以上の城を陥落
させねばならず、時間が掛かる。そこで海を南下し、クァンミ
城までは10の城を陥落させれば到達出来ると言うことで、
荷物運搬用の船で馬ごと乗船させ、一斉に不意をつく作戦だ。

船の映像はCGが使われていた。
韓国ドラマは映像自体が綺麗なものが多いので、背景とCGの
合成がとても自然だ。

この作戦にはスピードを要すること。そして少数精鋭で
完全に相手を叩くのではなく、占拠したと思わせて最後は
逃げる作戦。我々の武器は剣や弓ではなく恐怖だという
様に、この戦いは心理戦で挑む格好だ。

ちょっとエキストラの数が少ないかなと思ったけど、上陸
するときの映像はCGとの合成でかなり人数が増えていて
迫力があった。

ドラマとして対照的に映るのは、タムドクとキハの心理状況だ。
キハは大好きな人から冷めた視線で見られて自殺を決意する。
必要なときだけ傍にいる事を命じて、必要なくなると同時に
捨てたと思っている。
対するタムドクはスジニとラブラブモード(死語?)
あれだけお転婆だったスジニは完全にタムドクによって
染められている。

チュムチとタルビの関係もなかなか良い感じだし、戦場でも
やっぱり恋愛モードは続くのね。

でもスジニ役のイ・ジアって幼いんだか老けて居るんだか
分からないですね。1981年生まれの27歳。ドラマの中では
随分小さく見えるけど、一応168cmあるそうな。

ヨン夫人 - キム・ソンギョン
ヨン・ガリョ - パク・サンウォン
ヤン王 - トッコ・ヨンジェ
タムドク - ユ・スンホ (子役) / ペ・ヨンジュン
ヨン・ホゲ - キム・ホヨン (子役) / ユン・テヨン
キハ - パク・ウンビン (子役) / ムン・ソリ
スジニ - シム・ウンギョン (子役) / イ・ジア

カクタン - イ・ダヒ 近衛隊
コ・ウンチュン - パク・チョンハク 近衛隊
フッケ - チャン・ハンソン チョルロ部族
セドゥル - ミン・ジオ チョルロ部族
火天会長老 - チェ・ミンス
サリャン - パク・ソンミン 火天会
ヒョンミョン - ウ・ヒョン コムル村
パソン - キム・ミギョン 鍛冶屋の女主人

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