太王四神記

脚本/シン・ジナ
演出/キム・ジョンハク

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/taioshijinki/

第15話 青龍の呪い

ホゲは国境から撤収し、北へと進軍する。
大神官となったキハが北に白虎の神器が有ることを告げ、
奪いにいくことを命じたのである。
戦場の将軍に撤収と移動を命じるとは、国を掌握しようと
しているのと同じ事だというキハに対する不満の声も聞かれ
始める中、ホゲに対する部下達の不信感も募っていた。
そんな中、タムドクはホゲらが来ないことを悟ると、4000の
兵だけでクァンミ城を襲撃することを決意する。

いよいよ神器の一つ・青龍との対面。
何と言っても痛快なのは、火天会の長老の思惑を見事に打ち
砕くようなタムドクたちの功績だと思う。

全てはホゲに手柄を立てさせようとしていたタムドクだが、
逆にタムドクばかりが手柄を立て、評判が上がってきている
現実が、民衆の間でも風刺として描かれ始めた。

クァンミ城への侵攻。
高句麗の優れた弓のお陰で、城内への侵入も時間の問題かと
思われたときに現れたクァンミ城主・チョロ。
高句麗一の斧の使い手であるチュムチの攻撃も軽くかわして
負傷を負わせ、一気に形成を逆転してしまった。
しかしタムドクやスジニと対面するとチョロの心臓が苦しく
なり始め、スジニを人質にして逃げてしまう。

タムドクはこの窮地に於いてどういった打開策をとるのか。
兵士達には国内城に戻させ、自分一人で乗り込むという
大胆な行動。この行動には驚かされたが、ある意味では
説得力があった。タムドクたちの行動の真意の中に、制圧
する事を目的としていなかった事と、兵士の命を一人でも
失わせてはならないという使命感が有ったためだろうか。

神器が蘇るのは、チュシンの王と朱雀の守り主が居るという
条件。偶然なのか必然なのか上手く揃い、青龍の神器を見つ
けた。
チョロ自身も神器によって苦しんでいたという設定が絶妙
だったね。

しかしチュムチは重症を負っていたのに、あっさりと治ったな。
韓国ドラマって負傷はあんまり重要じゃないんだよなぁ。

さてキハもホゲの元に会いに行く。
ホゲがここまで酒に溺れている理由に説得力が皆無な訳で、
正直意味不明なのだが、キハの発言は更に衝撃的だ。
タムドクが来たら殺せと言う。そしてホゲの魂をくれという。
自分の都合のためにここまで他人を踏み台に出来るように
なったキハ。子供のためとはいえ、ちょっと変わりすぎだろう
と小一時間。

神器を持ち帰った事を知ったときの火天会長老のリアクション
が楽しみだぞ。

ヨン夫人 - キム・ソンギョン
ヨン・ガリョ - パク・サンウォン
ヤン王 - トッコ・ヨンジェ
タムドク - ユ・スンホ (子役) / ペ・ヨンジュン
ヨン・ホゲ - キム・ホヨン (子役) / ユン・テヨン
キハ - パク・ウンビン (子役) / ムン・ソリ
スジニ - シム・ウンギョン (子役) / イ・ジア

コ・ウンチュン - パク・チョンハク 近衛隊
フッケ - チャン・ハンソン チョルロ部族
火天会長老 - チェ・ミンス
サリャン - パク・ソンミン 火天会
ヒョンミョン - ウ・ヒョン コムル村
パソン - キム・ミギョン 鍛冶屋の女主人
チョロ - イ・フィリップ 青龍の神器の守り主
タルビ - シン・ウンジョン 兵たん隊長

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system