太王四神記

脚本/シン・ジナ
演出/キム・ジョンハク

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/taioshijinki/

第24話 二千年の時を越えて

言葉の先生を来るときに見かけたという言葉を頼りに、
タムドクは一人スジニの姿を追うと、車輪を壊して立ち往生
している彼女を見つける。
どうか見なかったことにしてくれと言うスジニに対して、
二度と放さないというタムドク。例えお前が黒朱雀であっても
守ってみせるという。
城では戦況によって柔軟な対応を見せていた。
5万人居る内の2万人を新羅の南端に上陸させ、3万人をカヤと
倭の連合軍への対応にあたらせる。
そんな時コムル村を火天会が襲撃する。目的はこの村が隠し
持つ白虎と玄武の神器。火天会の長老自ら襲撃に加わり、
村長が封印する扉を開けて神器を盗んでいく。
一方その頃城では、スジニが連れてきた子・アジラがカムドン
によって連れ去られる。残されていた書状には、王孫を助けた
ければチュシンの王自らが来いという。そこで初めてタムドク
はアジラが自分とキハの間に産まれたことを知るのだった。

最終回という事もあって長かった。
ドラマとしては面白かったのだが、なんだかよく分からない
事だらけで、韓国ドラマにありがちな張り巡らされた伏線が
一体何を意味するものなのかよく分からないところが有ったな。
最後の2話は急にバランスが悪くなったけど、このドラマって
当初から24話構成で作ろうとしていた話なのかな?

そもそもホゲがやろうとしていた戦略の意味が分からない。
高句麗の戦力を分散させて、タムドクを殺そうとしていたのか?
アブルランサにおびき出す為の陽動作戦だったのか?

更に最後は四つの神器を並べ立てていたけど、天の力を蘇らせる
には、王の心臓が必要だったのではないのか?
何故か王の血を引く王孫の血だけで、それらが蘇ることに
なってしまうのか。

王孫の血だけで天の力が蘇るのならば、タムドクをおびき
出さなくても良いのにな。あの場所にタムドクも立ち会わな
ければ蘇らないって設定だっけ?

そもそも天の力は誰にでも手に入れることが出来るのかも
よく分からなかったのだが、最後はキハが手に入れたって
事だよね。
キハが黒朱雀になったのかと思って見ていたのだが、
結局黒朱雀は心配する程のことでも無かったって事か。

スジニは長老から心臓に矢を受けていたようにも見えたけど、
やっぱり韓国ドラマらしく強靱な体力で生き返ってしまった。

で、結局キハのやろうとしていたことも分からない。
確かに彼女は自分の役割から逃れたそうな感じだったけど、
天の力を手に入れたからと言って、それをどういう風に使おう
としていたのだろうか。ホゲにその力を託すことで、自分は
その役割から降りようとするものだったのか?結局過去に
死のうとしても守り神として死ぬことが出来なかったわけ
だから、どうやれば自害する事が出来るのかもよく分からないが。
最後にちょっと胸チラのサービスショットが有った(^o^;
見ている大半は女性だろうから、あんまり気にならない所だろう。

タムドクもこれまでは大層立派な主張を繰り広げていたけど
最後はやっぱり人を殺し合う戦闘で終わるのね。
人は過ちを犯すもの。でも人間には学習能力が有るって事で。
こういう主張も多いよね。もっと未来に希望を持たせる
主張をして欲しいなぁ。

火天会の大長老様。
あなたくらいの力があれば、天の力など無くても十分地上を
制圧して、虎族の世界を作れますよ。

しかし最終回らしく、時代を主導していた人々の死の場面に
立ち会うことばかりでちょっと寂しい感じだね。
天の力を打ち壊す事で、それらを守っていた守り主たちも
亡くなってしまったのかな?体に異変を感じていたみたいだけ
ど。

ヨン夫人 - キム・ソンギョン
ヨン・ガリョ - パク・サンウォン
ヤン王 - トッコ・ヨンジェ
タムドク - ユ・スンホ (子役) / ペ・ヨンジュン
ヨン・ホゲ - キム・ホヨン (子役) / ユン・テヨン
キハ - パク・ウンビン (子役) / ムン・ソリ
スジニ - シム・ウンギョン (子役) / イ・ジア

コ・ウンチュン - パク・チョンハク 近衛隊
フッケ - チャン・ハンソン チョルロ部族
火天会長老 - チェ・ミンス
サリャン - パク・ソンミン 火天会
ヒョンミョン - ウ・ヒョン コムル村
パソン - キム・ミギョン 鍛冶屋の女主人
チョロ - イ・フィリップ 青龍の神器の守り主
タルビ - シン・ウンジョン 兵たん隊長

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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