太陽の女

脚本/キム・イニョン
演出/ペ・ギョンス
制作総指揮/チョン・ソンヒョ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/taiyo/index.html


第2話 運命の引き金

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1988年2月13日・旧正月の4日前。
ソウル駅前では人々がごった返していた。そこにはウンソプら
孤児院の子供達が募金を求めてやってきていた。
ウンソプはそこでかつて一緒に孤児院にいたハンスク(ドヨン)
が妹のジヨンを引き連れてやってきたのを目撃する。
ソウル駅にはヤクザが子供を連れ去り物乞いをさせて金を儲け
ているという噂が有った。ドヨンはジヨンにネックレスを与えて
暫くここで待っているよう命じる。すると彼女はバスに乗って
ソウル駅から立ち去っていく。これで前のように幸せに暮らせる
という。しかし突然後悔の念を感じた彼女はすぐにソウル駅に
戻りジヨンの姿を探すが、そこには居なかった。一連の行動を
ドヨンの産みの母親は見ていた。

ヤクルトの叔母さんとして働いていたドヨンの母親は、次女が
居なくなった事で婦人・ジョンヒが上の娘に辛く当たっている
事を聞いて、母は誘拐したとする手紙を送る。ちゃんと育てる
のでもしも探せば殺害するというものだった。守りたい一心で
その手紙を送ったことを死ぬ間際の母親から聞いたことをドヨン
は思い出していた。

中国にいたサウォルはデパートで店に陳列する商品のディスプ
レイを写真に撮っているとデパートの従業員から捕まえられる。
陳列方法を盗む事例が増えているという。しかしサウォルは
店の写真を取っていただけだと告げる。押し問答の末に綺麗に
陳列されていた商品を倒してしまい従業員は頭を抱える。
するとサウォルは自分が覚えている限りの綺麗な陳列方法で
商品を並べる。いざ完成すると従業員達は拍手で称えるが、
これではダサイとしてサウォルは自らの手で綺麗に並べ替える。
責任者は大満足。ワン社長はサウォルに推薦状を書いてあげる
事になる。

サウォンの一緒の小売店で働いていたヨンジャは空港で彼女の
帰りを待つ。同じ飛行機にはドヨンも乗っており、ジュンセも
空港に迎えに来ていた。

〜〜〜
スホはジョンヒとの間に子供が産まれず10年間苦しんできた妻
の為に養子を取ることを口にする。取りあえず見るだけでも
見てみようと告げると、ジョンヒは一人の女性ハンスクが涙
しているのを目にする。優しく声を掛けるとハンスクはジョンヒ
にしっかりと掴まり哀しみを癒す。そんなハンスクを見て
ジョンヒは気に入り養子として迎えることになる。子の名前を
ドヨンと命名する。ドヨンはとても礼儀正しく、朝食の際には
突然涙するが、理由を聞くとあまりにも幸せすぎて何だか恐い
という。その姿に夫婦はイジらしく感じる。
しかしそんなジョンヒにも突然妊娠し、ジヨンが生まれると
途端にジョンヒの愛情は血の繋がりのある次女にだけ向かうこと
になる。
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1話で描いた話をフィードバックした様な展開

ドヨンとジヨンとジョンヒの関係が描かれた。
母親からの愛情に飢えているドヨンはジヨンの存在が疎ましく
なってソウル駅に捨ててきたこと。かつて優しくして貰った
時の環境に戻りたいと考えた様子。

辛く当たるジョンヒの功罪

当初は良くしたが、突然態度を変えたジョンヒ。
恐らく子供の存在をペットか何かと思っているのだろう。
都合良く利用される子供は親からの愛情を受けようと、その牙は
妹へと向かう。

妹のジヨンも実に憎たらしいキャラクター

姉のドヨンが母親から虐待に近い事をされているのを知って、
もしも私の言うことを聞かねば母親に言いつけると言う。
それが引き金となってソウル駅に捨てていく展開にはなるんだ
けど、この事が当然免罪符になる事は決して無い。

悪魔の様なジョンヒに対して父親・スホはとても良い人。

意外と韓国のドラマを見ると男親の方が厄介な存在に描かれる
事が多いが、ここでは完全にジョンヒが悪役となっている。
スホはジョンヒに対してお前は子供を育ててはいけない人だと
告げるように、確かにこういう親は放置しておくのが危険な
感じ。

名前が替わる為にややこしいことになっている。

ドヨンは元々ハンスクという名前。
サウォンは元々ジヨンの様だ。
しかしサウォンがジヨンだとすると、ドヨンの名前は聞いた
だけでピンと来るものがあるのではないか??

ワンダーウーマンショウへ

親友のヨンジャが番組観覧に当選した様子。
二人で見に行くがサウォンは勝手にドヨンの楽屋に入り込んで
しまう。
直前にイミテーションを購入していたためにドヨンは楽屋に入り
込んでいたサウォンを泥棒だと勘違いする。
サウォンは芸能人ならばむやみに人を疑っても良いのか?として
ドヨンを殴るが、こんな行動をしていれば当然疑われるのは
当たり前。韓国人の主張は何処かズレているものがある。

テレビ局で出会うスペシャルゲスト。

時代劇の衣装を着ている人がサウォルの近くを通り過ぎる。
KBSドラマ「明成皇后」で明成皇后を演じたチェ・ミョンギルさん。
似たような時期にKBSドラマ「大王世宗」にも出演していたので
その関係でゲスト出演したのか。

猫になりたいジヨン。ジヨンになりたいドヨン。

子供の時に姉妹で語り合ったこと。
韓国人は猫が不気味だとして嫌わう人が多いのに、猫が可愛い
という珍しい人物かも。
ジヨン役を演じているのはイ・ミニちゃん。
ドラマ「魔王」でソラ役を演じたり、「タルジャの春」では
スネの娘役を演じていた。とても可愛らしい子。
ドヨン役を演じているのは、シム・ウンギョン。
「太王四神記」なんかに出演しているみたいだね。

シン・ドヨン …… キム・ジス (アナウンサー)
キム・ジュンセ …… ハン・ジェソク (M&A専門家、ドヨンの彼)
ユン・サウォル …… イ・ハナ (デパート高級ブランド館・孤児)
チャ・ドンウ …… チョン・ギョウン (香港テコンドーの師範)
ホン・ウンソプ …… カン・ジソプ (ドヨンと同じ孤児院出身)
シン・スホ …… カン・インドク (ドヨンを養子に貰った父)
チェ・ジョンヒ …… チョン・エリ (ドヨンの母。美大の彫刻科教授)
パク・ヨンジャ …… ハ・ジェスク (サウォルの女高時代の同級生)
コ・フン …… アン・ジョンフン (番組プロデューサ)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (ドヨンの入社同期)

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