太陽の女

脚本/キム・イニョン
演出/ペ・ギョンス
制作総指揮/チョン・ソンヒョ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/taiyo/index.html


第9話 ニセの妹

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ジュンセのオフィスに居たドヨンの元に父親から電話。
ジヨンが見つかったのですぐに帰宅せよというものだった。
サウォルから電話が鳴るも運転中の彼女は出ることはなかった。
ドヨンはあの時のことは思い出さないでと祈りながら帰宅する。
しかし実際にジヨンと逢うとサウォンではなかった。
自らチョ・ヒュンジュと名乗る女性は、色々と話をする。
腰の火傷は三度の手術で治したこと。なんとなくこの家のこと
は覚えている事を告げる。スホは警察から電話があり、居なく
なったジヨンと特徴が全て一致していたという。ヒョンジュは
自分の記憶に自信がなかったこと。そして最近自分が養女であ
ることを聞いたのだと告げる。育ての親は亡くなったと言い、
死ぬ間際に産みの親を捜せと言われたという。ジヨンを誘拐し
た時に送った手紙については話は聞いたことがないという。

ヒョンジュはウンソプの事を好きで付きまとっていた女性だっ
た。彼女はウンソプに言われてこの家に潜り込み、金を奪うと
いう作戦を立てる。

そんな中サウォルからの電話にドヨンは出る。
するとチェ教授に合う服が入荷した事を聞かされるが、彼女が
母親に電話しようとしていた事を怒る。

ヒョンジュを部屋に案内する。すると豪華な部屋、そして物質
的に豊かな環境に感激する。ドヨンは彼女に近づき、何故
火傷の跡を消したのか尋ね、私ならば親と唯一接点のある火傷
の跡は消さないことを告げる。

一方ドンウとサウォルとヨンジャ。ヨンジャはアルバイトで
雇った女性が白いブラウスを盗んで行ったことを聞かされる。

ドンウはドヨンにメールしようとするもなかなかその言葉が
見つからない。おやすみと一言だけメールする事になる。

翌日、VIPルームではチェ教授が25歳の女性を連れてくるので
その準備をするようサウォルは聞かされる。ジョンヒは娘が
帰ってきたとして色々と服や時計、バッグなどを購入する。
その後服のサイズを仕立てる間、みんなで昼食をする。
ジョンヒは長年の夢だったことを告げ、車を買ってあげる事を
約束する。サウォルはその間仕立て上げた服を持ってやってくる。
ジョンヒはタクシー代だとして気前よくお小遣いを与えた。

サウォルが戻ろうとしてバス亭にいるとそこにドヨンがやって
くる。再びサウォルと食事をしながら色々と話をする。
サウォルは初恋の人に再会できた事を告げ、個人的にはもうすぐ
つきあえたら良いなと思っていることを語る。しかし相手は
指輪コソしていなかったがフリーかどうか分からず、ヨンジャ
からは例え相手が居ても奪えと言われていることを告げる。
ドンウはあくまで友達であることを語る。
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なんとニセ・ジヨンが登場。

何処か井上和香似の彼女・ヒョンジュ。ウンソプなんて何処が
良いんでしょうか。結婚詐欺みたいに使われているな。

ドヨンは当然彼女が偽物だと知っているわけだけど、自分が
結婚する為に容認しておくのだろうか?

ジュンセとドヨンが仲違い。

ドヨンは秋にでも結婚したいという。しかしジュンセは結婚は
来春になると見越して仕事のスケジュールを入れてしまった。
その事で仲違いし、貴方は私のことを本気で愛してくれていない
様なことを口走る。今まで良い関係で居たのに、突然乱れ出す
ドヨン。口先だけの関係だと思っているのだろうか?

本当に心から心配してくれるドンウ。

相変わらずリトル・チェホンマンはドヨンの事を心配する。
元々サウォルの事が好きだったのではないのか?
ドラマではサウォルに告白していたけど、これでドヨンにも
告白する流れになると、この男性が軽く見えてしまうな。
でも韓国ドラマは美男子でなくても、女性に好まれるような
男性像を作るのが上手いね。韓国ドラマが日本の女性にばかり
受ける理由はこの辺に有るんだろうな。

近代科学がドラマをダメにする。

DNA鑑定などというものが可能になってからというもの、
この手の財産目当てでニセの子供を装って潜入するシナリオ
ってなかなか成り立たないと思う。このドラマもかなり強引で
普通は真っ先に子供だという人物に対してはDNA鑑定をするもの
だろうと小一時間問いたくなる様なシナリオだった。

ドヨンが恐れるのは本当の血の繋がりが有るサウォル。

ヒョンジュに関しては何時でも立場が逆転させられるという
事で安心したものが有るのかも知れない。サウォルを徹底的に
叩きのめそうとするドヨンの心理的負担が面白い様に描かれて
いる。

展開の妙

ドラマとして上手いのは、すぐに真相を明かさない所にある。
ジュンセとサウォルの関係がドヨンに伝わるタイムラグや、
ジュンセとドヨンの関係がセウォンに伝わるタイムラグが
とても興味深さを生んでいる。こういう所は日本のドラマでも
大いに参考にし取り入れるべき要素だ。

成金はすぐに行動で分かる

ヒョンジュは金を得た瞬間に本来の性格が表れたかのように
タカビーな態度に出てしまう。もっとしおらしくしていれば
良いのに、如何にも金欲しさの態度が表面的に現れてしまう
所がこれまでの教育の程が分かるというモノ。

韓医学

今回ドヨンが"(心が)寒い"とドンウにメールした事で、彼は
韓医のジュースを持ってくる。
翻訳・吹き替えでは漢方と言っていたが、字幕では韓医学に
なっていた。元々は中国から伝わってきた漢方が元になったもの
だけど、韓国ではやはり独自の医学を取り入れたモノであり
数年前より二つは違うモノだとして大キャンペーンが展開されて
いる。
面白いことだが韓国では必ず独自の文化だと主張して住み分け
しようとする事が多い。

シン・ドヨン …… キム・ジス (アナウンサー)
キム・ジュンセ …… ハン・ジェソク (M&A専門家、ドヨンの彼)
ユン・サウォル …… イ・ハナ (デパート高級ブランド館・孤児)
チャ・ドンウ …… チョン・ギョウン (香港テコンドーの師範)
ホン・ウンソプ …… カン・ジソプ (ドヨンと同じ孤児院出身)
シン・スホ …… カン・インドク (ドヨンを養子に貰った父)
チェ・ジョンヒ …… チョン・エリ (ドヨンの母。美大の彫刻科教
授)
パク・ヨンジャ …… ハ・ジェスク (サウォルの女高時代の同級生)
コ・フン …… アン・ジョンフン (番組プロデューサ)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (ドヨンの入社同期)
ユン・イサベル …… キム・ヒョジン (施設院長)

イ・ウンビ …… チャン・ヨンナム (TV局・構成作家)
コ・フン …… アン・ジョンフン (TV局・プロデューサー)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (TV局)
サング …… チ・イルジュ (TV局)
イ・チーム長 …… ナ・ヨンソ (サウォルの上司)
チョ・ヒョンジュ …… イ・ユジョン (ニセ・ジヨン)
チャン会長 …… ユン・ジュサン (VIPの客)
ミミ …… キム・セイン (チャン会長の彼女)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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