太陽の女

脚本/キム・イニョン
演出/ペ・ギョンス
制作総指揮/チョン・ソンヒョ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/taiyo/index.html


第10話 破れた恋心

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ドヨンはジュンセを連れてサウォルの職場へと足を運ぶと、
彼がフィアンセだとして紹介する。サウォルは大好きなジュン
セに結婚相手が居たこと、それがドヨンだった事にショックを
受ける。
ジュンセとサウォルはそのままドヨンが司会をする公開番組の
グランド音楽会を聞きに行く。そこでサウォルは番組構成作家
のウンビに逢い、先日の事を謝罪される。サウォルの両親捜し
の件で見つからずに失望させてしまった事。是非友達になりたい
ので今度食事に行こうと誘う。
ジュンセは先程何故謝罪を受けたのかサウォルに尋ねる。親探
しをしてもらい母だと思った人が違った人だったことを告げる。
ドヨンとジュンセは車でサウォンを自宅まで送っていく。
するとヨンジャやドンウと対面する。
ヨンジャはジュンセの事を何処かで見た気がしていたが、よう
やくあの時サウォンを迎えに行った空港でドヨンと一緒に抱き
合っていた男性であることを思い出す。

帰りの車の中でドヨンとジュンセは話し合う。
ドンウの事を尋ねるジュンセ。一緒に施設で育った人で現在も
一緒に住んでいることを告げると、ジュンセは彼がテコンドー
少年だった事を思い出す。
ドヨンがサウォルの親探しをしていた件でジュンセは、人の
傷に触れるのは良くないとし、あんな紹介の仕方も不本意だと
告げる。正式に紹介したい相手だったとしてサウォルの事を
大切に思っていることを語る。

ドヨンは翌日サウォルの職場に仕事で使った洋服を返しに行く。
綺麗にドレスアップしていたサウォル。今度ジュンセも含めて
食事をしようと誘う。

一方母・ジョンヒとニセ・ジヨンのヒョンジュは大学構内を
一緒に会話しながら歩く。大学入学の為に準備しないといけない
という母親に対して、ヒョンジュはこれまでアルバイトをして
渡り歩いてきたが、努力の甲斐無く事業に失敗し多額の借金が
有ることを吐露する。借金は5千万で現金も必要だという。
ジョンヒは全て私が払うので借用証書を持ってきなさいと語る。
その姿を後からウンソプが監視していて微笑む。

ドヨンはジョンヒとヒョンジュの遺伝子検査結果を偽装した
ものを作成する。

ドヨン、ジュンセ、サウォルで食事をするが、なかなか互いに
食が進まない。ジュンセを巡って互いにイニシアチブを取ろう
と会話の中でジュンセと自分の繋がりを強調し合う二人。
最近のドンウの様子を聞くとうわの空でメールばかり見ている
事を聞かされる。
そんな中、ジュンセは仕事の件で途中で帰宅してしまう。
サウォルはドヨンとジュンセがどのように出会ったのかを尋ねる
と彼から強引なアプローチが有ったことに改めてショックを
受ける。

ドヨンは帰宅するとちょうどヒョンジュが帰宅する所だった。
ヒョンジュが送ってもらったのはなんとウンソプだった事に
衝撃を受ける。
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ドヨンはサウォルの影に怯える。

ドヨンがジュンセを使って優位性を保とうとする裏には、血の
繋がったサウォルの存在感が有るためだ。
サウォルが本来の自分の位置に戻った際には、ドヨンの持つ全て
のものが彼女の方に流れていくという事が予想されるだけに
ドヨンが固執するだけの理由付けが上手くできている。
まぁ本来ある物を無理矢理ねじ曲げようとしても元の位置に
戻るというのが、自然の摂理だよね。

心が乱れるドンウ。

ドンウはドヨンの事が心配なようだ。
全ての事実が発覚した後にドヨンを支える存在として上手く
ドンウの存在を際立たせておく辺りの人物配置が良くできて
いる。

ドヨンはジョンジュとウンソプの関係を知る

ドヨンの策士っぷりが上手く描かれている。
正直ジョンジュって頭が悪そうだし、簡単に尻尾を掴まれそうな
役だものね。何故彼女がウンソプに固執しているのかイマイチ
説得力がないのが残念だけど、女性の自立というのが日本以上
に難しい韓国は男性に頼らざるを得ない心理的状況が描かれて
いるのかもしれない。
ただ昔と違って最近の韓国のアンケートでは子供は男よりも女
の方が良いとする親が多いみたいだね。

サウォルが母・ジョンヒに殴られる日。

サウォルの一本芯の通った性格っていうのがとてもドラマを
面白くさせている。今まで会長と愛人ミミの関係に違和感を感
じて楯突いていたけど、今度はジョンヒとジョンジュに関係に
違和感を覚えている。
間違いを認めない国として有名な韓国だけど、偽物バッグを
巡って面白い葛藤が有った。

ジョンジュは家を出て行く。

それでも随分ジョンヒから金を奪い宝石を持ち逃げした感じだね。
ジョンヒが泣き崩れている姿を見ても一切同情の余地が無く、
悲しいとも思わない。何故DNA検査もせず人をそんなに信じるのか。
金を要求された時点で嘘だと気づくべきものだけど、オレオレ
詐欺の流行る日本でも気づかない人は多いからね。

ドンウは香港に帰る?

逢うのが最後かと行っていたけど、展開上もう用済みって事に
なるのかな。まだまだドヨンの事を支えていかねばならない
立場なんだけどね。

シン・ドヨン …… キム・ジス (アナウンサー)
キム・ジュンセ …… ハン・ジェソク (M&A専門家、ドヨンの彼)
ユン・サウォル …… イ・ハナ (デパート高級ブランド館・孤児)
チャ・ドンウ …… チョン・ギョウン (香港テコンドーの師範)
ホン・ウンソプ …… カン・ジソプ (ドヨンと同じ孤児院出身)
シン・スホ …… カン・インドク (ドヨンを養子に貰った父)
チェ・ジョンヒ …… チョン・エリ (ドヨンの母。美大の彫刻科教
授)
パク・ヨンジャ …… ハ・ジェスク (サウォルの女高時代の同級生)
コ・フン …… アン・ジョンフン (番組プロデューサ)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (ドヨンの入社同期)
ユン・イサベル …… キム・ヒョジン (施設院長)

イ・ウンビ …… チャン・ヨンナム (TV局・構成作家)
コ・フン …… アン・ジョンフン (TV局・プロデューサー)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (TV局)
サング …… チ・イルジュ (TV局)
イ・チーム長 …… ナ・ヨンソ (サウォルの上司)
チョ・ヒョンジュ …… イ・ユジョン (ニセ・ジヨン)
チャン会長 …… ユン・ジュサン (VIPの客)
ミミ …… キム・セイン (チャン会長の彼女)


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