太陽の女

脚本/キム・イニョン
演出/ペ・ギョンス
制作総指揮/チョン・ソンヒョ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/taiyo/index.html


第11話 ドヨンの支え

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サウォルはジュンセのオフィスへと足を運ぶと机の上に置かれ
た昔のソウル駅の写真が目に入る。過去に自分もそこに居た
のではないかという記憶が蘇る。
そこにジュンセがやってくる。写真は何者かから送られてきた
ものだという。サウォルは演劇に行こうとメールに誘ったのに
無視された事を彼に告げる。近い内に見に行こうと約束する。
そんなジュンセの元にウンソプと名乗る男性から電話が有る。
自ら写真を送ってきた事を名乗る彼は、施設でドヨンと一緒だ
った事を告げる。写真に映るのはドヨンとその妹だという彼。
詳細に関してはドヨンから直接聞いてくれと言う。

その頃、ドヨンは韓国広報大使として選ばれマスコミの対応に
負われていた。

ドヨンはジュンセと逢う。彼は先程、変な電話があったことを
告げ、施設で一緒だったというウンソプからのものだと語ると、
ドヨンはジュンセが自分のことを養女だった事を知ってこれまで
隠していたことにショックを受ける。貴方も運良く良い家に引
き取られたと思っているのでしょうと語ると、ジュンセはドヨン
が養女でもなんでも関係ない事を訴える。ウンソプは写真を送
って来たとしてその写真を見せると彼女は衝撃を受ける。
元々は彼が今の家に養子に来る予定だった事を告げ、写真は
保管しておいて痛い目に合わせると語る。

一方サウォルはドンウと話す。急いで香港に帰ろうとしている
のはドヨンのせいか?という彼女。貴方の目を見ればドヨンの事
が好きだと言うことは分かるという。ドンウはそれを認め、
いつの間にか俺の心の中に別の人が居ることに気がついたという。
今晩、ドヨンの広報大使決定に対する祝賀パーティーがあるので
香港に帰る前に顔を見せて行きなさいと告げられる。

ドヨンはヒョンジュの元にメールし、高級な服なども有るから
取りに来なさいと連絡を取る。勿論母親には内緒にしてあげる
というドヨン。しかし約束の場に来たのはヒョンジュだけでなく
ウンソプもやってくる。自分からメールを送ってきたという事は
写真の件が相当気になっているなというウンソプ。お前の親に
写真を送ってやっても良いというウンソプに勝手にすれば良い
というドヨン。ウンソプはあの写真に映る88年2月の日の事を
ハッキリと覚えているという。ソウル駅でぶつかったこと。
オレの推理だと里親に実の子が出来た事で、また施設に戻される
のを不安視したドヨンが妹を連れて電車に乗り、そこから突き
落としたか、田舎に置き去りにしたのだろうという。一人娘の
ポジションを保つ為だというウンソプにドヨンは失笑する。
私達は全く同じ立場の人間で、妹が居なくなったからと言って
愛される訳でなく、守ってくれる人も居ない独りぼっちの身で
有ることを告げる。家の中でも肩身の狭い思いをしてきた事を
告げ、金が欲しいならば仕事を紹介するので真っ当に働くべき
事を訴える。ヒョンジュの好意を利用するなと告げ、今度逢う
時は友達として会いましょうと語る。
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ウンソプがしつこく食い下がる。

ウンソプの外見像を見ているとチョンマゲの様に後で髪の毛を
縛っている。韓国人に言わすと悪人像としては日本のサムライ
の姿が真っ先に思い浮かぶのだという。最近の韓国ドラマは
日本に輸出される事を念頭に置いているために必ずしも日本と
いう国を悪くは描けないのだが、チョンマゲ姿の悪人像を通し
て暗に日本人を否定している姿がある。

サウォンの性格

とても真っ直ぐな性格でで、悪い事は悪いというものだ。
そんな性格が災いすることもあるが、結果的には上手く行くとい
うのがドラマとしての定石だ。
チャン会長の件で今回は二人はとても親密なものになった感じ。
恋人はダメだが友人にはなれると告げる。
残すところはジョンヒとの関係がどんな形で祝福されるのか
だね。

ドヨンvsウンソプ

ウンソプの粘着性には辟易するものがあるが、ドヨンの説得の
仕方は流石にアナウンサーだと思った。ウンソプに対して自分
は同じ立場の人間である事を説いたり、最大限援助するような
事を告げ、次に合うときは友達としてだという。
ウンソプは宝石も盗んでかなりの金を得ているはずなのに、
引き際が分からないところが、貧乏人ってところなのだろうか。

ドヨンはドンウにテレビ局に招待する。

アナウンサーのシウンを見て、ドヨンよりも綺麗な女性が
居るとして笑いのネタにしていた。
テレビカメラの前でアナウンサーを演じている二人のシーンは
二人の関係性を描いているようで微笑ましい物だったね。
その後ホールで二人で抱き合いダンスする辺りのコミュニケー
ションの取り方が良かったな。
ドンウは結構手を握ったりしてきてアプローチはしているけど
ドヨンにとっては当然友達みたいな感じにしか思っていない
所が泣ける。

サウォルの記憶が戻りつつある。

ジョンヒの自宅に届け物があるとして家を訪れる際に、見た
事のある扉や部屋の装飾品を見て次々と記憶が蘇っていく。
ただそれが本当の記憶なのかどうかはまだ実感がない様子。
実母ジョンヒに追い出されてしまう所は寂しいけれど、一言
言いさえすれば展開が劇的に変わるのにそれを口にしない所が
ドラマだねと思わせる。このヤキモキさせる所がドラマの
楽しさなんだけどね。


シン・ドヨン …… キム・ジス (アナウンサー)
キム・ジュンセ …… ハン・ジェソク (M&A専門家、ドヨンの彼)
ユン・サウォル …… イ・ハナ (デパート高級ブランド館・孤児)
チャ・ドンウ …… チョン・ギョウン (香港テコンドーの師範)
ホン・ウンソプ …… カン・ジソプ (ドヨンと同じ孤児院出身)
シン・スホ …… カン・インドク (ドヨンを養子に貰った父)
チェ・ジョンヒ …… チョン・エリ (ドヨンの母。美大の彫刻科教
授)
パク・ヨンジャ …… ハ・ジェスク (サウォルの女高時代の同級生)
コ・フン …… アン・ジョンフン (番組プロデューサ)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (ドヨンの入社同期)
ユン・イサベル …… キム・ヒョジン (施設院長)

イ・ウンビ …… チャン・ヨンナム (TV局・構成作家)
コ・フン …… アン・ジョンフン (TV局・プロデューサー)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (TV局)
サング …… チ・イルジュ (TV局)
イ・チーム長 …… ナ・ヨンソ (サウォルの上司)
チョ・ヒョンジュ …… イ・ユジョン (ニセ・ジヨン)
チャン会長 …… ユン・ジュサン (VIPの客)
ミミ …… キム・セイン (チャン会長の彼女)


キム・ジスさん関係のHP
http://www.kimjisoo.com/
http://www.namooactors.com/
http://blog.naver.com/cjk8497
ハン・ジェソクさん関係のHP
http://cafe.naver.com/hanjaeseok
イ・ハナさん関係のHP
http://www.wellmadestarm.com/starm/
http://cafe.daum.net/lhn82


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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