太陽の女

脚本/キム・イニョン
演出/ペ・ギョンス
制作総指揮/チョン・ソンヒョ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/taiyo/index.html


第13話 人生を狂わせた嘘

--------------------------------------------------------
ドヨンはジョンヒによって妹の件で責められる。ソウル駅に
妹が失踪の日に二人が一緒に歩いている姿が写真として残って
いたのである。そんな写真は嘘、私は知らないとして母親の手
を振り払ったときに階段から母親は転げ落ちてしまう。そこに
ちょうどサウォルもやってきて一緒に救急車で病院に行くことに
なる。
サウォルは母親の手を握りながら私が娘のジヨンであると必死
に訴える。その姿を苦々しい眼差しで見つめるドヨン。
ドヨンはサウォルに帰ってと告げる。サウォルは私が妹のジヨン
である事を告げるがそんな事は今話すべき事ではないとして
立ち去らせようとする。言い張るあなたとは一緒にいたくないと。
ドンウやジュンセも病院に駆けつける。

ドンウはドヨンが元気のない姿を見てまた韓薬を買ってみようか?
という。妹の居なくなったときの事を覚えていないのか?と問う
ドンウに対して彼女は嫌気が差してここで話さなければならない
事なのかと激怒。
ドヨンは母親には目を覚まして欲しくないと心の中で思う。

そんな中病室の前には警備が付いてサウォルが容易に母親に
逢わせないようにするドヨン。サウォルは逢いたい旨をドヨンに
告げるが、ドヨンは遠慮するよう告げる。再び自分が妹である
事を訴え母親もその事を認知していた事を告げるが、ドヨンは
サウォルが妹ならば嬉しいが、最近まで母はサウォルを嫌って
いた事を理由に、確認が取れるまでは逢わせるわけにはいかない
という構え。まるで私を遠ざけているようだと呟くサウォル。
母のことを思うならば言うとおりにしてと言うもサウォルは一歩
も引く気はなかった。

ウンソプはジュンセの元に行く。約束の金をジョンヒから受け
取ろうとしていたが倒れてしまったのでジュンセから受け取り
に来たという。受け取る約束をしていた証拠の小切手を見せる。
写真を持ってきて改めてジヨンとドヨンの写真だと示すが、
その写真が姉妹が行方不明になる日の写真とは限らないという
ジュンセ。ウンソプはその根拠となる話を詳細に語り始める。
仕方なくジュンセは金を払うが絶対に今後身内に接触するなと
約束させる。

ウンソプと入れ違いにサウォルが入ってくる。今の男性が写真
を持ってきた男性だとしり追い掛けるも見失ってしまう。
ジュンセにその写真を見せて貰おうとするが既にシュレッダー
にかけた後だった。

一方サウォルはお使いでチャン会長の邸宅に背広を届ける。
軽く雑談した後、お駄賃だとして金一封を貰うサウォル。
しかし家の外に出てそれを確認したときに1千万ウォンという
高額の小切手だと知り急いで返す為に邸宅に入っていく。
するとチャン会長は首を括って自殺を図ろうとしていた。すぐ
に邸宅にいたヨン室長を呼び事なきを得るのだった。

大企業を築き上げた一人なのに何故こんな事をするのかと問う
と、会長は若い頃に欲のために人を殺したという。口喧嘩で
思わず殺してしまったが、当時運転手にその罪を着せてしまっ
た事。その運転手の妻子は路頭に迷ってしまったのだという。
その後会社を引き継いで業績を上げるが、天は私を許すわけが
無く、妻が死亡したのを機に、息子夫婦が死に、孫まで死んで
しまったという。天涯孤独になった私に死ぬより重い罰を与え
たのだという。苦しみの中で生きろと。しかしサウォルは生き
残ったのには理由があるはずだとしてチャン会長を励ます。
--------------------------------------------------------

もうこの流れは食い止められそうにない。

サウォルがジヨンである事実は止められない事として展開して
いく。最後まで抵抗を続けるドヨンの醜さと、もう一秒も待て
ないとするサウォルの面白い鍔迫り合いが展開された。

階段から転げ落ちた母親の容体は?

まるで電化製品を落としたかのように、簡単に記憶が無くなっ
たり思い出したり。大した怪我も無さそうなのに、記憶だけが
都合良く吹き飛んでしまうのだからまた如何にもドラマって
感じだ。それでも絶体絶命のような感じていたドヨンに水を得た
魚のように生き返らせる展開はある意味面白いものかもしれない。

いよいよウンソプの目標は達成する。

本当にゲスな奴で二度と見たくないのだけど、ジュンセがジョ
ンヒの変わりに金を支払ったことで一応収まりがついたようだ。
ただ正直こういう人が一度味をしめればまた金が無くなったと
きにせびりに来るとは思うんだよね。
ウンソプが律儀に約束は守る主義だと言っている辺りには失笑
したけど、ジュンセがドヨンに言ったことは正しいと思う。
こんな奴に脅されていると思うと堪らないので正直に話した方が
良いというもの。

ドラマの中での意外性。

殆ど想定通りの展開だけど、チャン会長の役割というのが有る
意味予想が出来無かった。チャン会長が罪をなすりつけた
運転手の男はドヨンの父親っぽい所だね。
今回命を助けてくれたサウォンに対して、一度だけ何でも願い
を叶えると告げるわけだが、そんな願いが求められるときには、
それらの事実が明らかになってのことだろうか。

いよいよサウォルは姉が犯した顛末を知ってしまう。

ソウル駅で妹を捨てたという事実。
ドヨンも頭を使ってソウル駅で捨てたのではなく迷子になった
事を告げれば有る程度は罪の責任は回避できたのかも知れない。
ただ逆にあの時そう証言していれば、すぐにドヨンは見つかって
いたかもしれないものね。

サウォルの反撃。

この人の良さはとても丁寧に人と接することだったけれど、
自分を捨てたと知ったドヨンに対しては反撃に出る様子。
ウンソプもサウォルの力を後押ししたりしてね。
相手が有名人である事を勘案すれば、スキャンダルは死に繋がる
事もあり、ガチで対決になれば立場的にはドヨンが弱そうだね。

現金な母

記憶が無くなった途端に、突然ドヨンに優しくする母親。
全ての元凶は性格悪なこの人なのでホント腹が立つけれど、
ジヨンの存在自体を忘れてしまったという事なのだろうか?

性格的には母はドヨンと似ている。

血の繋がりはないけれど、ジョンヒの意地汚さを受け継いでい
るのはジヨンではなくドヨン。髪型を似せた感じにしているのも
心理学上、母親を求める気持ちが強いのだろうね。


シン・ドヨン …… キム・ジス (アナウンサー)
キム・ジュンセ …… ハン・ジェソク (M&A専門家、ドヨンの彼)
ユン・サウォル …… イ・ハナ (デパート高級ブランド館・孤児)
チャ・ドンウ …… チョン・ギョウン (香港テコンドーの師範)
ホン・ウンソプ …… カン・ジソプ (ドヨンと同じ孤児院出身)
シン・スホ …… カン・インドク (ドヨンを養子に貰った父)
チェ・ジョンヒ …… チョン・エリ (ドヨンの母。美大の彫刻科教
授)
パク・ヨンジャ …… ハ・ジェスク (サウォルの女高時代の同級生)
コ・フン …… アン・ジョンフン (番組プロデューサ)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (ドヨンの入社同期)
ユン・イサベル …… キム・ヒョジン (施設院長)

イ・ウンビ …… チャン・ヨンナム (TV局・構成作家)
コ・フン …… アン・ジョンフン (TV局・プロデューサー)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (TV局)
サング …… チ・イルジュ (TV局)
イ・チーム長 …… ナ・ヨンソ (サウォルの上司)
チョ・ヒョンジュ …… イ・ユジョン (ニセ・ジヨン)
チャン会長 …… ユン・ジュサン (VIPの客)
ミミ …… キム・セイン (チャン会長の彼女)


キム・ジスさん関係のHP
http://www.kimjisoo.com/
http://www.namooactors.com/
http://blog.naver.com/cjk8497
ハン・ジェソクさん関係のHP
http://cafe.naver.com/hanjaeseok
イ・ハナさん関係のHP
http://www.wellmadestarm.com/starm/
http://cafe.daum.net/lhn82


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system