太陽の女

脚本/キム・イニョン
演出/ペ・ギョンス
制作総指揮/チョン・ソンヒョ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hanryu/taiyo/index.html


第17話 落ち着く場所

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ドヨンが帰宅すると母・ジョンヒは涙を流して、サウォルが出演
する"ワンダーウーマンショウ"のテレビを見ていた。ジョンヒ
の記憶は戻っていたのである。ジョンヒは震える声で部屋に行
って休んでいなさいとドヨンに怒鳴りつける。
父親も同時に帰宅し、ジョンヒの異変に気がつく。
話しを聞くとジョンヒはジヨンを見つけたことを告げる。
すると意外にも父・スホは自分も既にジヨンの存在に気がついて
おり、敢えてジョンヒの記憶が戻るのを待っていたと告げる。
ジョンヒは今まで殺人者を育てていたとして激怒し、スホに
対して事実を知ってもドヨンを許せるのか?と尋ねる。
スホは自分もドヨンを許せないとしながらも、ジョンヒ自身が
口癖のようにドヨンの事を施設に戻すと言っていたこと、そして
あからさまにジヨンを贔屓していた事を、心の中で認めていた
自分たちにも問題はあるとして、僕らも罪人である事を告げる。

母はドヨンの部屋に行くと彼女に容赦なくボケツの水を浴びせる。
よく平然と暮らしていたわねと告げると、ドヨンは母の前で
決して捨てる意図は無かったことを告げる。この期に及んでまだ
嘘を付くのかと告げると、あの日ジヨンに強請られて外に出て
目を離した隙に居なくなった事を告げ、母が恐かったので言い
出せなかったと語る。殺人未遂で警察に付きだそうと告げるが
スホはそれを止める。早く家から出て行きなさいとして彼女を
追い出す。

ドヨンは濡れた服を着たままドンウの道場へと向かう。そこで
寝泊まりしていたドンウは翌朝彼女が道場に居ることに気がつく。
ドヨンはドンウに対してついに両親がサウォルの事をジヨンだ
と知ったことを語り、辛いけれど心は軽くなったと語る。
そんなドヨンの元にジュンセがやってくる。父親から話しを聞い
て探し回ったという彼。今帰らないと家に戻りづらくなると
いうジュンセに対して今は行きたくないと拒むドヨン。
無理強いは辞めてくれと止めるドンウ。先延ばしにしても戻り
づらくなる事、君のために話したことを告げるが、私が貴方の
事をどれだけ頼っていたのか分かるのかとしてジュンセを非難。
貴方は私を愛していないし、愛し方を知らない人だと告げると
ジュンセはドンウならば君への愛し方を分かっているのかと
語る。無理矢理引っ張っていくジュンセを止めるドンウ。
ジュンセは彼を殴りつける。

テレビ局でドヨンはサウォルと偶然に出会う。
ドヨンは貴方を見失った事に対してすぐには言えなかったことを
謝罪する。私は6歳で養子として貰われたがあの家では選択権が
無かったことを告げる。しかしサウォルは私を捨てる選択権は
有ったでしょうと嫌みを告げ、これまで自宅にさえ戻れれば
良いと思ったが、こんな暖かい日々を20年間も奪われたかと
思うとより悔しくなった事を告げる。

ドンウはドヨンの元にアウトレットで購入してきたという服を
持って行く。ドヨンは彼の優しさに感謝し、貴方に引き合わせて
くれたのは死んだ母親かも知れないと語る。そんな二人が仲睦
まじく話している姿を見て、サウォルは複雑な心情を持つ。
ドンウは彼女に今晩泊まるホテルまで連れていき、クスリや栄養
を取るための果物など全て用意する。立ち去ろうとするドンウ
に対して今晩は一緒にいて欲しいと頼む。
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いよいよ両親にサウォルの存在が明らかになる。

ドヨンがいたぶられていく様は視聴者として微妙な心情が存在
する。ただこのジョンヒにだけは責められることへの違和感が
有ることは確か。

ジュンセとドンウの役割。

ジュンセがドヨンの持つ負の連鎖を断ち切ろうとしたこと。
勝手にした行動とはいえ、正しい行動であるとは思う。
ただドヨンにしてみれば怒りの矛先をジュンセに向けるしか
無いわけで、なんとも複雑なものが有った。
対するドンウはドヨンとは同じ視線に立つものとして、一番近い
所で支えていた感じの展開だ。
ホテルのベッドまで共にするのだから凄い。

貴方ならばあの家に戻るのか?

ドヨンがあの家に戻るという行動には説得力があるのかどうか。
ドヨンが戻らないと言うことは、ある意味沈黙の答えを以て
サウォルの言い分の全てを認めたことになってしまう。
正直戻りたくはないけど、戻らざるを得ないのか。

ジョンヒはジヨンが戻ったことで優しくなれる。

もっと発狂するかと思ったけど、ドヨンが自宅に戻っても
思った以上に攻撃的には接してこなかった。
ドヨンはここまで嫌な思いをしてもこの家族に執着したいの
だろうか?

失踪時の一つの疑問が浮かび上がる。

ジヨンが20年間見つからなかった理由の一つとして、彼女は
何故か電車に乗ってしまったことにある。あのままソウル駅に
居ればドヨンが例え黙っていても実家には戻れたのではないか
というもの。ドヨンを擁護する事実として、彼女は確かに
一度はジヨンを捨てようとしたが、その時間は僅かなもので
確かにその後はソウル駅に戻っている事。

ドヨンの主張もある意味では嘘を付いていないのか。

上述する流れでもあるように、電車にさえ乗っていなければ
こんな事には成らなかった。ジヨンが2ヶ月間居た木浦(もっぽ)
の施設。そこまで連れていった人物は一体誰なのだろうか。
話に寄ればソウルと木浦の直通の電車はないとの事。

チャン・テムン会長のエピソードも着々と進行中。

サウォルの支援者として絶対的な存在であるテムン会長。
会長が罪を着せた家族は父はミョンハン、母はミョンスクである。
両親の名前をとって子供の名前はハンスク。ウンソプがドヨン
を呼ぶときの名前だ。
恐らく今後の展開を読み解けば、サウォルが真っ先にハンスク
とはドヨンの事で有ることを知って、その事実を隠し通すことに
するのかどうかというシチョエーションが用意されるのでは
無いか。そこで事実を告げなければ結果的にサウォルはドヨン
と同じ事をする事になる。

サウォルはジュンセとドヨンの関係に嫉妬。

一つ手に入れればまた別のものを手に入れたくなる。
サウォルの欲深さがどんどん表れ、今度はジュンセを取り戻す
為にドヨンに当たることになる事は必至だ。

元々ジュンセは自分と結ばれる"ハズ"だった為に、ドヨンに悪さ
する事への免罪符と考えているのだろう。この辺の心情に韓国人
の持つ本質が伺える。


シン・ドヨン …… キム・ジス (アナウンサー)
キム・ジュンセ …… ハン・ジェソク (M&A専門家、ドヨンの彼)
ユン・サウォル …… イ・ハナ (デパート高級ブランド館・孤児)
チャ・ドンウ …… チョン・ギョウン (香港テコンドーの師範)
ホン・ウンソプ …… カン・ジソプ (ドヨンと同じ孤児院出身)
シン・スホ …… カン・インドク (ドヨンを養子に貰った父)
チェ・ジョンヒ …… チョン・エリ (ドヨンの母。美大の彫刻科教
授)
パク・ヨンジャ …… ハ・ジェスク (サウォルの女高時代の同級生)
コ・フン …… アン・ジョンフン (番組プロデューサ)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (ドヨンの入社同期)
ユン・イサベル …… キム・ヒョジン (施設院長)

イ・ウンビ …… チャン・ヨンナム (TV局・構成作家)
コ・フン …… アン・ジョンフン (TV局・プロデューサー)
チャン・シウン …… キム・ヘウン (TV局)
サング …… チ・イルジュ (TV局)
イ・チーム長 …… ナ・ヨンソ (サウォルの上司)
チョ・ヒョンジュ …… イ・ユジョン (ニセ・ジヨン)
チャン会長 …… ユン・ジュサン (VIPの客)
ミミ …… キム・セイン (チャン会長の彼女)


キム・ジスさん関係のHP
http://www.kimjisoo.com/
http://www.namooactors.com/
http://blog.naver.com/cjk8497
ハン・ジェソクさん関係のHP
http://cafe.naver.com/hanjaeseok
イ・ハナさん関係のHP
http://www.wellmadestarm.com/starm/
http://cafe.daum.net/lhn82


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